信念をもって頑張ったけどうまくいかなくてエネルギーを使い果たしてキレてしまった話(改稿しました)
※下の投稿をした翌日に直しています。
好きなことをするためには絶対にやらなきゃいけないことをしないといけない、というのが社会で生きていく上での原則だと思っていて、それをベースに息子との関わりを考えているんですが、息子にとってはこれまで大人たちから我慢させられていたことを我慢しなくていい環境になったことで境界が「怒られるからならない、怒られないからやる」で通用しなくなっている状況なんだろうなと思うのだけど、わたしにもリソースの限界はあるし、わたしは君のサポートだけじゃなく君の周りで君を支える他の大人たちへのフォローや調整や気遣いなどなどもしないといけなくって、ホントに、ちょっとエネルギーめっちゃ使ったぞ疲れた!
わたしが息子と接する上で軸になっているのが
「親としてわたしが息子にしてやれるのは、大人になって生きる長い年月を乗り切る力を子どものうちに身につけられるようサポートすること」
という信念です。
人間は社会的な生き物なので、社会生活を送るためのスキルは習得必須だと思っています。
社会的スキルは色々あると思うし、わたしも全部洗い出して分類して…ってしたわけではないのですが、「好きなことを自由にするためには、先に”絶対にやらなきゃいけないこと”を済ませておく、というのが社会で生きていく上での原則」という風に考えています。
たぶんそれは小さい頃に、親や周りの大人たちから「宿題は終わったの?」「明日の準備は終わったの?」「習い事の練習は終わったの?」と聞かれて、「終わったよ」「もう全部やってるよ」となればあとは好きにさせてくれる、という経験からきていると思います。
集中して本を読んでいるのに、横から邪魔をされる、というのは定型・非定型問わず嫌なものではないでしょうか(そして発達障害を持つ人の中には、そういう差し込みが本当に無理、という人もいるのだと思います)。
そしてこれはあながち的外れではないな、というのが34歳母の経験則です。
ということで、息子に対しても、学校や家庭でやりたいことを好きなだけ続けるためには、その前にやるべきことを把握して、持ち前の器用さでさっさと終わらせよう、という方針です。
ひとつひとつの作業は、息子にとっては5分程度で終わらせることができることである場合が多いです。
ただ、その作業に取り掛かるまでに時間がかかってしまったり、作業と作業の間にボーッとしてしまうことも多いです。
好きなこと、やりたいことをする時間をたくさん確保する方法を、身につけてほしい、と思っているのですが、上記のようなパターンから、サポートしてもうまくいかないことが多々あります。
昨日もそのパターンにハマってしまったのですが、それがどうも、息子にとってこれまでの物事の判断基準が「怒られるかどうか」だったからのようだ、と気付いたのです。
怒られるから、言われたらすぐやめよう。
怒られないから、まだやっていていい。
怒られるから、まだテレビを見ていたいけど宿題しよう。
怒られないから、テレビも見たいし宿題は後回しにしよう。
…みたいな。
わたし自身も子どもの頃は「怒られるからやらない」があったので分かるんです。
でも今、息子は二次障害につながらないように、と昨年度までと比べて格段に「怒られない」環境にいます(学校では支援級に所属して個別支援を受けていて、放課後は児童デイサービスを利用して個別支援を受けています)。
その変化に対して「怒られないから注意されてもやめない/やらないといけないことをやらない」という価値観でいるせいか、「うまくやっていくためにどうしようか」と相談して決めた約束も守らなくなってしまっています。
わたしが彼に身に着けてほしいのは、好きなことをのびのびとできる環境を自分で整えられる力です。
子どものうちはわたしがそれを用意したり、サポートすることができますが、わたしのもとを巣立つ時、彼が彼らしくいるために、自分で環境を整備できる必要があります。
そのための相談と約束なのに、怒られないから守らない、というのは違う。
…というようなことを、昨日はうまく言葉にできず、言葉にできないから息子にも噛み砕いて話すことができず、怒ってしまいました。叱ったんじゃなく。
わたし自身も年末から半年ほどずーっと忙しかったのもあって、GWで10日間ぽっかり与えられた時間で緊張の糸が切れてしまったようです。
よくわからないミスをしたり、忘れ物が増えたり、気持ちが落ち込むことが増えたり、もちろん息子に対して怒りを抑えられなくなることも増えました。
エネルギーやカロリーは、肉体だけでなく精神的にも使うし不足するし補充しないといけないですね。
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