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制作部として駆け抜けた一年。 | 制作 水口綾花

こんにちは。映画「カフネ」広報です。
今回は映画「カフネ」制作部の水口綾花にメンバーインタビューを行いました。

これまで担ってきた役割。


ー担当している役割を教えてください。
ロケ地を考えて場所を探したり、スタッフ・キャスト陣が撮影をしやすいように環境を整える制作部という役割を担当しています。


水口 綾花(みずぐち あやか)
映画「カフネ」制作
制作部として、ロケ地交渉をはじめ、プロデューサーの吉田光歩と共に撮影のための環境作りなどを担当している。

ー今までの活動の中で印象に残っていることを教えてください。
色々あるんですけど一つ選ぶなら、初めて熊野市にロケハンに行った日かもしれないです。当時はロケ地も決まってないし、脚本も完成には至っていないのに、何故だかわからないですけど、熊野の場所に立った時に「この場所で撮影するならいける気がする!」と思ったんです。実際の撮影では上手くいかないことも幾つかあったんですけど、あそこで思った自分の気持ちは間違ってなかったと今も感じているので、あの日が一番心に残っています。

ーその経験を経て、昨年夏に三重県熊野市で行われた撮影はどう感じましたか。
今となっては楽しかったっていう気持ちが大きいですけど、当時は辛すぎて毎日消えてなくなりたかったです(笑)。

ー今回の撮影では撮影クルーのほとんどが学校で寝泊まりしていました。そこでの感想を教えてください。
2週間みんなで暮らして撮影するということが初めてだったので、「映画作ってるなー」という感覚は強かったです。みんなで暮らしてるからこそ、一人じゃないんだって感じることができて、助けられた部分が大きかったです。

ー原動力や活力となっていることはなんですか。
杵村組というチームが原動力になっている部分が大きいですね。今までの経験上、大学の自主映画の制作部って中心には入れないような感覚がなんとなくあったんですけど、杵村組にいると制作部もこの組の一員としてやれているんだなと思えるんです。監督の杵村くんがそういう雰囲気のチームを作ってくれているということもすごく伝わってくるので、"杵村組だから"制作部を続けたいと思えています。

撮影が終わってから感じた制作部としての心境。


ー撮影が終わり、編集の期間に入った時の心境を教えてください。
私には技術的にやれることがなくて、監督や編集スタッフが心身を削りながら作業しているのを見守ることしかできなかったので、自分が無力に感じてしまうことはありました。でも、試写を重ねて「カフネ」がどんどん良くなっていく過程を観ることができたのは楽しかったし、好きでした。

ー撮影や編集が終わり、「カフネ」が完成した今どう感じていますか。
これからだなと思います。完成したから終わりじゃなくて、色んな人に見てもらってこその「カフネ」であってほしいなと思っています。また、ここまで大きなプロジェクトに関わったのは今回が初めてだったので、それが一つの作品になって映画祭の短い期間だけど、映画館で上映されるところに到達できたことはすごくほっとしています。そして、もっともっと「カフネ」が羽ばたいていってほしいなと思います。

映画「カフネ」がようやく世界に広がり始める。


ー映画「カフネ」は3月10日に劇場が満席の状態でワールドプレミア公開を迎えますが、今の心境を教えてください。
緊張しますね(笑)。今までは「カフネ」の関係者や同じ大学の人たちに観てもらうことしかなかったので、それよりも広い範囲の人たちに観てもらうということに緊張しています。でも、楽しみです。

ー最後に、これまでの1年間で学んだことで、これから先も大切にしたいと思っていることを教えてください。
一番学んだのは”人との関わり方”の大事さです。熊野市でもいろんな人にご迷惑をおかけしながらではあったけど、いろんな人に助けていただいて、そういう人との繋がりがあったからこそ実現できたロケがたくさんあったし、撮影が終わってからのチームのみんなとの関わりもそうですし、「カフネ」の撮影から完成までを通して、いろんな人との関わりがあったからこそ出来たとすごく思っているので、”人との関わり方”の大事さはこの一年間で痛感しました。

ー以上です。ありがとうございました。



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