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つむぐりという名前

早いもので、もう5月です。
GW中(後半戦)は
毎日何かしら書きたいと思います。

店名について。
お店に立っていてもよく、
どういう意味なのかを聞かれます。
サイトでもご紹介していますが、
簡潔に言えば
「どんぐり」の語源
です。

店名を決めるにあたっては
時間がかかりました。
正確に言えば、
決めるのに時間がかかったというよりも
閃くのに時間がかかったのですが。

名は体を表すものですから、
空間や提供するものに合う名前、
その名の中に複数の意味合いを持つ、
ネット検索で引っかかりやすい、
自身の行動原理を反映させたい、
といった観点からボロ家を直しながら
ずっと考えていました。

そのうち頭に降りてくると思いきや、
なかなか浮かびやしません。
いい名前かもと思っても、
既にどこかで使われている。

言葉を並び替える、
アルファベットにして並び替える、
同じ発音の言葉を別言語の辞書で探す、同義語辞書で探す、
時には反義語で探すなど
色々やりました。
それでも出てきません。

そこから
大切にしたいことに立ち戻ってみると
「循環型経済」
という言葉が出てきました。

使い捨てていくのではなく
身近にある資源や材料を効率的に
次に繋がるように使いながら
うまく機能させていく社会で
生きていきたいということ、
それを育むような何かをしていたい
ということ、
何事か固執するのではなく
しなやかに適合/順応していくこと、
など大切にしていきたい
と常々考えていたからだと思います。

それらしい言葉として
更に浮かんできたのが
「どんぐり」
でした。

木の実が落ち芽吹けば
生命を育む森になります。
その木の実を蓄えて、
辛き冬を乗り越えることもできます。
時には周囲を活かし、
時には自身を育む、
落ちている木の実を拾うも拾わないも
自由ですが、
そこに強かさも感じます。

お店を飲食店としてのカフェではなく、
何かを遊びながら行動していく、
感じていく、考えていく場にしたい
という思いがありましたので、
どんぐりのその役割や立ち位置の感じと
自身の目指したい方向性に
奇妙な近しさを感じました

そして気づけば
「紡ぐ」という言葉が
入っているではありませんか。
あんなに浮かばなかったのに
出るときは出るものです。
考え始めてからたどり着くのに
4ヶ月ほどかかりましたが、
「つむぐり」という言葉に
たどり着いてからは
あっという間に繋がっていった気がします。

こうして生み出た名前ではありますが、
今になってこの名前に対して
お店が体を表せているかというと、
全然できてないと思っています。

ということで
今後は毎月2回、
名は体を表すべくのイベントを
行っていきたいと思っています。
そのためにお店を始めたわけですから。
イベントの名前は
「紡ぐ理」とか。
日々本質的ではありたいと思うので、
理(ことわり)を紡いでいきたい
と思います。

その内容は
考えてお話をするイベント、
体験して感じるイベント
で考えていますが
じょうろに関連するイベントも含めて
3本立てになるかもしれません。

近日お知らせしていきますので、
ピンときた方は是非ご参加ください。

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