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母、要介護1となる。

母の介護認定調査から4週間。
介護保険証が届いた。

要介護1。

要支援2ぐらいだろうか? と思っていたのだが、一段階上だった。
要支援2と要介護1の間は、案外行ったり来たりするらしい。
第一審査で要介護1とされても、第二審査で要支援2になることもあるとか。
要支援なら地域包括支援センターへ出向き、ケアマネージメントをお願いする事となるが、要介護だと、こちらがケアマネージャーをセレクトしなくてはならない。
弟が最初にお世話になったケアマネさんにお願いすることと決めていたので、早々連絡を取る。

実は介護認定調査の際に、母が週一しかお風呂に入っていない事実を知り、これではいけないと考え、まずは週一でもいいからディサービス的なものの利用を考えていた。

速攻動いてくださったケアマネさんと相談して、通所リハビリを週一、ホームヘルパーを週一(1時間)で組むことととなった。
お風呂とコミュニケーション、リハビリを通所リハビリで、住環境の整備をホームヘルパーでの算段である。
その後、ホームヘルパーで片付けをしてくださった責任者の方から、あと1日入れますよとの提案を受ける。
これは手強い!
と思ってくださったようだ。
提案通り、週二でお願いすることとする。
ただし、かなり手強い水廻り(キッチン、トイレ2箇所、洗面、お風呂)は、ホームヘルパーでお願いするに忍びないため、プロにお願いすることとした。

そして母が最も欲しがっていたSUZUKIのセニアカー。
当初は購入を予定していたが、介護認定調査の時に、介護認定が下りるまで待っててくださいと言われて、待っていた。
なぜ?
ネットで調べると、セニアカーは要介護2以上でないと介護保険のレンタル要件とはならないとの記述を見つける。
母は要介護1。
要件に合致しない。
ケアマネさんに尋ねると、自治体に申請して通れば介護保険のレンタル要件となるそうだ。
要介護2以上でのセニアカーっておかしくない? と福祉用具レンタル業者の人に尋ねると、電動車椅子と同じ扱いだからだとの返答だった。

介護保険制度は何を見て走っているのだろうか?

セニアカーはレンタルで良かった。
4月30日に納品されて、今日が5月7日。
使った様子はない。
ゴミ回収に訪れた5月2日には、福祉用具レンタル業者がかけていったセニアカーカバーがなく、セニアカーはむき出しとなっていた。
母に
「セニアカー使ったの? カバーどうしたの?」
と尋ねると、ひどく驚いた様子。
あ〜使ってないんだ。
と落胆。
カバーは行方不明となっていた。
実費で買い直さねばならないからボロボロになってもいいから持っててくださいとの説明を業者から受けていた。
何しとる!
で怒りが沸々。
家周辺に飛んでいってないかと探しながら
「乗らないんだったら、もう返品するよ」
と母に声を荒げる。
「カバーは実費で弁償することになるんだからね」
と言いながら、返品時に弁償すればいいかと腹を括って帰った。

風で飛ばされたらしく、1時間後にご近所さんから届いたそうだ。
ワタシの怒り声が、ご近所さんに聞こえていたのであろう。
後日、実家を訪れると、セニアカーは西側のカーポートから、東側の勝手口に移動していた。
母には聞かなかったが、これもご近所さんの手によるものかもしれない。
セニアカーは、ケアマネさんもパパも「危険」と言っていた代物である。
レンタル料は無駄金になるけれど、母が納得するのならばで契約した。
雨が降れば使えないし、暑くても寒くても使えそうにない。
充電しなくてはいけないし、ガソリン車とは勝手が違う。
母は充電するためのケーブルなどを心配する様子もない。
数日前に屋外用ケーブルは買ってあるが、まだ取り付けていない。
親戚の方が使っているから、チラシが入ってきたから、自分も使えると思い込んでの要求であろう。
果たして何度使えるやら。

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