「不在」の存在証明、永遠の三重奏
― いまこそ話しておくが、ヨハネス、
わしは君の心の中を深く見通していて、その中にある危険な ―
恐ろしい秘密をみとめていたんだよ。
すなわち、いつなんどき危険な火炎をあげて爆発し、容赦なく周囲のありとあらゆるものを舐めつくす、沸騰している火山をだ。
― おお、先生、この僕をあつかましくも愚弄し、おもちゃにする権利が、あなたに与えられているのでしょうか。僕の心を理解することが出来るなんて、あなたは運命ででもあるのですか。
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上の会話は、ロベルト・シュ