失われた時を 見出すとき - J.ブラームス
ブラームスが若き日に書いたピアノ三重奏曲について、ずっと不思議に思っていたことが、少しずつ明らかになってきた。
ブラームスは1889年、56歳の時にひとつのピアノ三重奏曲を書いた。
その作品は、21歳という若き日に書いたピアノ三重奏曲に手を加えたものだということで、作品番号がそのままop.8として出版されたために『ピアノ三重奏曲 第1番 op.8』(1889) としてのちの世に残されることとなった。
『ピアノ三重奏曲 第2番 op.87』(1882) と『ピアノ三重奏曲