不妊ピア・カウンセラーにであうまで
不妊ピア・カウンセラーとは
私が学んだのはNPO法人Fineというところが主催する
不妊ピア・カウンセラー養成講座でした。
「ピア」とは「仲間・同じ経験をした同士」という意味があり、
カウンセリングの訓練を受けて認定された経験者が
ピア・カウンセラーです。
私がこのピア・カウンセラーにであったきっかけと
一歩を踏み出したときのお話です。
偶然?必然?の出会い
不妊治療を卒業して3年半が過ぎたころ
あるネット記事が目に飛び込んできました。
それは不妊ピア・カウンセラーの活動について書いてある記事でした。
「自身の不妊経験を活かして誰かの役に立つ」
そんな内容の記事でした。
当時の私は
のぞんだ子どもを授かって幸せ子育て!…の予定でした。
でも実際は何だか心に引っ掛かりがあり
未来への不安、自分への自信のなさ…
パッとしない感じで日々を過ごしていました。
「私が望んだ未来のはずなのに…」
このひっかかり、
自分の生殖にまつわる体験がきっかけであることは
自覚していました。
心にも体にも大きな傷や後遺症が残っていました。
私の心と体に何が起きたのか、
ここへ行けばそれを知ることができるかもしれない
そんな気がして受講に心が傾きました。
この受講料に見合うだけのものが得られるのか
3回東京で行われるスクーリングに行けるだろうか
(当時北陸地方に転居したてでした)資格とってそのあとは?何か収入につながるの?
いろんな迷いを抱えつつ運営する事務局に何度も問い合わせてみたり
夫に相談してみたり。
私の背中を押してくれたことば
そしてある友だちに相談したらこう返ってきました。
「このみちゃん、もう私たちシジュウよ!
やりたいことやっていかんと、
あっという間にばあさんになってしまうけん!」
この言葉も私の勇気を後押ししてくれて
受講を決めたのでした。
初めてのスクーリング
初めて東京へスクーリングに行った時のことは
忘れられません。
全国から集った受講生がそれぞれの体験を抱えて
この場に来ているんだな…となんとも言えない気持ちになりました。
年齢も住むところも職業も不妊体験も様々。
みんな多くを語るわけではないけれど
その場にいられるだけで何だかありがたいような
そんな気持ちになっていました。
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