珈琲と私 〜36〜

Cafe de UN Daniels のモデルはシアトルにあった!

こんばんは、マスター吉良です。

「珈琲と私」第36回です。

今日は「Cafe de UN Daniels」のモデル店となったお店のお話です!

まずは・・・時を戻そう!(ぺこぱ風に 笑)

2011年4月にOPENしたCafe de UN Danielsですが、その半年ほど前だったかな?
2010年にシアトルを再度訪れる機会を頂きました。
この時は、カフェ巡りを中心に、沢山のロースターを見てまわることができました。
私の目的は、
 ・自家焙煎珈琲店の配置、オペレーション、陳列や販売方法
 ・シアトルにおけるカフェの存在とは?、カフェ文化とは?
 ・老舗、人気店から良いところを学ぶ
 ・美味しいエスプレッソとは?
 ・うまいもんを食べ、うまいお酒を呑み、シアトルを満喫する!
でした。

FBCインターナショナルの上野社長のおかげで、一般の人では入れない焙煎工場の中も
見せていただくことができ、本当に勉強になりました。
ロースターカフェを中心に、何軒もまわりそして中心地から外れた住宅街の中に
入ったところにそのお店はありました。
「Lighthouse Roasters」というお店でした。(https://lighthouseroasters.com/)
入り口を入った瞬間、私の頭の中にあった、ロースターカフェのパズルのピースのようなイメージが一気にババババっと組み立てられました。
入り口を入ってすぐにあるカウンター席、その横にはテーブル席、そしてお店のど真ん中の1段上がった場所に焙煎機が鎮座していました。まるでステージでした。
それまでに周ったお店も素敵でしたが、どこも焙煎室のようになっていてどちらかと言うとLaboという感じでした。
しかしLighthouse Roastersはお店の一部というか一体感がすごかったんです。
客席の隣に焙煎機があり、焙煎機から漂う珈琲の香りが店内に漂い、その横の席で珈琲を飲んでいるお客様の姿は、なんとも言えない光景でした。
ガレージで自分の愛車を眺めながら、珈琲を飲むみたいな感じです(伝わるかな?)
そしてお客さんの様子も、新聞を読んでいる人や、買い物帰りの人、カウンターで定員さんと他愛もない話をしていたりと何だか喫茶店のような空気感が流れていたんですよね。
たしか入り口ところで犬も昼寝してたんじゃないかな?
とにかく地域密着というと堅苦しい表現になりますが、まったりとした時間がながれていたんですよね。
まさしく、私の考えていたイメージでした。
桑名の片田舎でのんびり美味しい珈琲の飲めるお店。
「いらっしゃいませ!」でなく「おはよ!こんにちは!毎度!」の挨拶のできるお店。
でもゆるいだけでなく、珈琲は本気で淹れる。ゆるさと無骨さを併せ持ったお店にしたかったんです。
焙煎の様子も間近で見てもらいたかったし、珈琲豆ってこういう麻袋に入って送られてきて、青みがかった生豆は焙煎機で焼くことでみんなが知っている色になるんだよ〜って事を知ってほしかったんですよね。

お店の方にお願いして、めっちゃ写真撮らせてもらいました。
今度自分のお店を持つんだけど、この店のようにしたいんだ!っと
片言の英語で想いを伝えて許可をもらいました笑

私のお店も客席の真横に相棒ディードリッヒが鎮座してます!
機会があれば是非見に来てあげてください。

ず〜っと頭の中にイメージしていて中々形にならないものが、まさかシアトルにあるとは
思いもしなかったので、ほんとこのツアーを企画していただいた上野社長には感謝しかありません。

このシアトルという街は、私のいろいろな疑問を解決してくれた街でした。
このお話の続きはまた明日!

Coffee is Power !!

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