吉良屋珈琲物語②
〜店名に自分の名前をつけるということ〜
こんにちはマスター吉良です。
今回は「吉良屋珈琲」という名前をつけた想いをお話したいと思います。
私の名字は吉良(キラ)と読みます。
愛知県の方や歴史好きの方は読める方は多いのですが、
東海地方を出るとあまり読んでもらえません。
「ヨシラ」とか「ヨシヨシ」なんて言われたこともあります笑
ちなみに下の名前は剛(ツヨシ)と読みます。
今でこそ長渕 剛さん、堂本 剛さんなどの影響で「ツヨシ」と
読んでもらえることが増えましたが、高校ぐらいまでは
「タケシ」とか「ゴウ」と読まれることが多かったです。
「ヨシヨシ ゴウ」くんって呼ばれたときは自分でも笑いましたね!
それとよく「芸名ですか?」って聞かれることもあります。
そんなことあるわけ無いですよね笑
でもメールのやりとりなどで字面だけ見て、はじめてお会いする方
にはよく言われます!
この吉良って名前、ほとんどの方は一発で覚えてくれます。
また吉に良いと書いて吉良なんでなんだかめでたいですよね?
まさに店名などにはぴったりなのですが、ずっと自分の名前をつけるのを
拒んでました。
理由は色んな所で「キラ、キラ」言われるのがこっ恥ずかしく、
もし「珈琲飲みにキラでも行く?」
「いや、キラよりスタバがいいなあ〜」
みたいな会話が聞こえてきたら嫌じゃないですか?
ちょっと凹みますよね・・・
「キラの珈琲美味いよね〜」みたいな会話なら嬉しいんですが
世の中そんなに甘くないですから、厳しい声もあるんですよ・・・。
そんなに私、メンタル強くないんです。
だから店名に自分の名前をつけているお店は本当に尊敬してました!
更にお店は生まれ故郷の桑名にあります。
両親も住んでいれば、弟もいとこの兄ちゃんも住んでます。
そこで「吉良」の名前で色々言われるのは責任を感じてたんですよね。
そんな私もコーヒー業界に入りもうすぐ30年、自分のお店を持ってからも
12年たち、これまで積み上げてきたものが自信となり、受け止める覚悟と
責任感がしっかりと持てるようになったので新店舗に「吉良屋珈琲」と
名付けることを決めました。
「吉良珈琲」ではなく「吉良屋」としたのは私の中学からの友人が
うちの店のことをいつも「吉良屋、吉良屋」って呼んでくれていて、
いつも響きいいなぁ〜って思ってたのでそこからいただきました。
「吉良屋珈琲」いい響きじゃないでですかね?
これからは桑名の珈琲屋さんに「吉良屋珈琲」が仲間入りさせてもらいます。みなさんに珈琲のことなら「吉良屋に聞きに行こう」っと言われる
お店に成長させていただきますのでご期待ください。
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