珈琲と私〜47〜

サイフォンのレシピの作り方

こんばんは、マスター吉良です。

「珈琲と私」第47回です。

今日もサイフォンのお話です。

「サイフォンのお話〜3〜」

【レシピ】
お店やご家庭でサイフォンを淹れる時のレシピの作り方をお話しますね。
1人前 出来上がり150ml(カップ1杯)として
使用するお湯の量は160ml、豆の使用量は15gです。
2人前の場合は320mlに豆は25g使ってください。
それよりも多い場合は、お湯は160mlに人数をかけてください。
豆は15gに人数分をかけていただき更に0・8をかけた量を使ってください。
例えば3人前であれば、お湯は160×3で480ml、豆は15×3×0.8で36gという感じです。豆量が増えると抽出効率が上がるので、簡単に言うと濃くなりすぎるので、
2割減すると1杯のときと同じ濃度になります。

【挽目はどう決める】
このやり方は、浸漬法の抽出方法であれば、代用できると思いますので、活用してみてください。
浸漬法の味の出方の決め手は、挽目と浸漬時間(漬けている時間)です。
ですから、この2つを使ったマトリックス表を作ると良いです。
縦軸に浸漬時間、横軸に挽目で作ります。
浸漬時間は15秒、30秒、45秒くらいの幅をもたせると良いです。
挽目は細引き、中挽き、粗挽きぐらいで良いです。
お店でもっと細かく作りたい場合は、10秒刻みや、メッシュももっと増やして良いです。
でもまずスタートするには9マスくらいで十分です。
次に表通りに抽出を行い、9つそれぞれのコメントを書いていきます。
苦味、酸味、甘み、アフターなど ご家庭なら○、△、☓などでも良いです。
そして気に入ったものを微調整していきます。もう少し濃くしたいとか、気持ち軽くしたいなど。秒数を5秒調整したり、挽目を少しいじったりします。
浸漬法では、味わいを濃くするのなら、挽目を細かくするか、浸漬時間を長く取ります。
逆に味わいを軽くするなら、挽目を粗くするか、浸漬時間を短く取ります。
このようなことで自分なり、お店独自のレシピを作ってみてください。
マトリックスを完成させていくのが良いのですが、毎回毎回9個も作るの大変だ!
っという方は、まずは中挽きで30秒で抽出してみてください。
それを試してみて、挽目と浸漬時間をどうするかを決めていくと効率が良いです。
私も初めての豆はこのようにしてレシピを作っていてます。(毎回やるの大変なんで・・)

他にもレシピの作り方はあると思いますが、この方法だと浸漬法の原理原則がよく分かるし、15秒違うとこれだけ味が濃くなる(薄くなる)ということが体感できるので、
今後味の予測が立てやすくなります。

ぜひ試してみてください!

明日は撹拌についてお話しますね。
もし、質問、聞きたいことあればコメントくださいね。

Coffee is Power !!

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