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Category Spaghetti - TradingViewインジケーター

Category SpaghettiというTradingViewインジケーターを作成しました。
同一チャート上に複数のアルトコインのカテゴリーを描画し、日次・週次・月次でのカテゴリ毎の価格騰落率やボラティリティを可視化するインジケーターになります。


設定画面や内部ロジックはほぼAltcoin Spaghettiと同一ですので、導入方法やアラート設定方法等は以下の記事をご確認下さい。

この記事では設定画面の差分のみ解説していきます。



インジケーターの用途

上図は週次のカテゴリー騰落率を表示したものです。
このように価格の騰落率を一覧表示し、どのカテゴリに資金が入っているか、または抜けているかを確認したりするのが主目的のインジケーターになります。

また、上図のようにボラティリティチャートに切り替えることもできます。



設定画面の説明

①表示・非表示のチェックボックス
②カテゴリー名設定
③カテゴリーの合成シンボル設定
④色の設定
⑤ラインの太さ設定

ここで設定した内容がチャート上にプロットされます。
この中で合成シンボルが分かりにくいと思いますので、以下で説明します。


合成シンボルの作成方法

合成シンボルとは、2つ以上の銘柄を足したり引いたり掛け算したりしながら作るシンボルのことです。

例としてBinanceのBTCUSDT現物とBTCUSDT無期限先物の価格乖離チャートを合成シンボルで作成してみましょう。

BINANCE:BTCUSDT - BINANCE:BTCUSDT.P

チャートにプロットすると上のような感じになります。


カテゴリーの合成シンボルは幾何平均で作成していきます。

(BINANCE:BTCUSDT.P*BINANCE:ETHUSDT.P)^(1/2)

このような記述になります。


インジケーター内で使用しているLayer-1カテゴリーの合成シンボルは以下のようになります。

(BINANCE:BNBUSDT.P*BINANCE:ADAUSDT.P*BINANCE:SOLUSDT.P*BINANCE:DOTUSDT.P*BINANCE:BCHUSDT.P*BINANCE:AVAXUSDT.P)^(1/6)

この合成シンボルを利用することで、本来1つのインジケーターあたり40銘柄までしか呼び出せないPineScriptの制限を回避しながらカテゴリーのスパゲッティチャートを実現しています。

合成シンボルもあまり多く組み合わせを増やすと表示できなくなったため、1カテゴリーあたり上位6銘柄でインデックスを作成しています。



インジケーターへのリンク

導入方法やアラートの設定方法は、上に貼ったAltcoin Spaghettiのnoteを参照して下さい。


無料ですので導入サポートはありません。
導入方法や使用方法等に関するDMは送ってきていただいても対応致しかねますのでご了承ください。
不具合報告や機能改善・追加の要望等は随時受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。

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