人狼系ゲームで、丸々ができないという役職を作る時の注意点

今回は、人狼ゲームのルールをある程度知っている人向けの記事となります!

そして、マニアックな内容です。

2年ほど前にアディショナル人狼を制作している時に、いろんなアイデアをアウトプットしていて1つ気になったことが発生したのでチラシの裏に共有しておくための記事となります!

●役職作成

占い師であることを周りにバラしてしまってはいけない役職を作ってみます。
この占い師、自分が占えることや、占った内容などを話せない役職とします。

この役職名を「寡黙な占い師」としてみます。

とても面白そうな役職ですが、フリートークができる人狼系ゲームでは問題点も出てきます。

1つ目は、

「あなたは寡黙な占い師ですか?」

と全てのプレイヤーに尋ねることで、1人だけ質問に答えることができなければ、そのプレイヤーは、寡黙な占い師となります。

その方法で、寡黙な占い師をあぶり出すことが出来ます。

<1つ目を反省して、役職やその能力について直接yes or noを聞くことを禁止するというルールを作成します。>

2つ目は、

「あなたは、Aさんを占いましたか?と聞かれた時に、はいと答える可能性はありますか。」

今回は、条件に対して、Yes or Noの質問をぶつけています。
直接聞く表現ではなくなりました。と言えるかもしれません。

そして、もしこれを聞かれたプレイヤーが寡黙な占い師であれば、「いいえ」としか答えられません。

他のプレイヤーが結託して、この質問に対して「はい」と答えた場合、1人だけ「いいえ」を答えてしまうことになります。

●まとめ

このように、丸々が出来ないなどの制約を持った役職を作成すると、出来る人からあぶり出せたり、条件をつけて絞ることが出来てしまいます。

襲撃者という占い師を黙らせる役職を考えていた時に起こったことです。

以上となります!

ありがとうございました!

※ルールをガチガチに固めていくと、このような役職を作れますが、ルールブックが難しくなる上に、プレイヤー全員がそのルールを把握することが大変です。そのため、このような役職の採用は見送りました。

また、フリーで話し合いたいゲームであったため、話をできる内容を減らすことが、ゲームの楽しさを減らす可能性があったためです。

さらに、プレイヤーのプレイミスを誘ってしまうルールは、もし不意にミスをしたプレイヤーが可哀想なことになるためにやはり採用しにくくなります。

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