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オシャレキラー

ずいぶん前のことですが、IKEAでオシャレなフックを購入しました。
壁に取り付けるタイプのもので、シンプルなキューブ状。

普段は畳んでおいて、使う時にフック部分を開きます。
とってもスタイリッシュ!

こういうシュっとして角ッとしたデザイン、わたしは大好きなのです。

自宅用にいくつか購入して取り付けて余ったので、夫が「店でもどこかに付ける?」と聞いてくれました。
そこで、「そういえば、トイレ内に上着とかバッグとか掛けるところ無いから、フックあるといいかも!」ということになり、さっそく店のトイレにて二人で設置場所を検討しました。

ただ、このデザインのシンプルさゆえ、畳んだままだとフックに見えないんです。
だから、取付場所を検討していた時にフックを眺めながら、「パッと見た感じ、コートハンガーってわからないかもね~」と、確かにわたしは言いました。
言ったんだけれども……。
その時は場所だけ確認して夫に取り付けを任せ、しばらくその存在をすっかり忘れていました。

それから数日後のこと。
店のトイレにてふと思い出して取付場所に目をやったわたしは、変わり果てた姿のフックを発見。


ええええええ?!

夫の字で、思いっきり「コートハンガー」と書かれています……。
しかも赤の油性ペンで。
自らの役割を堂々主張するフックには、もはやオシャレ感まったく漂わず。
オシャレデザイン、当店トイレにて抹殺されました。

夫に文句を言うのも消すのも面倒くさいし、それに何よりちょっと面白いので引き続きこのまま設置中。
どんなにイケてる商品も、その使い道を商品そのものに表示されると見事にダサくなるという例のご紹介でした。

ご来店の際は、トイレのコートハンガーもどうぞご利用ください。




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