【自由詩】春風
灰色の天を仰ぐ
粉雪は静寂
手の中で
音もなく溶ける
遠い冬の記憶
桜舞う春の日
花弁は
頬をなでる
春風が吹いた
陽彩は眩しくて
瞼を閉じる
奏でる音は
鼓膜を振るわす
ことはない
幻影
私の背中を
春風が通り過ぎた
—————————————
ただ逢いたかったんです
2023.Spring
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灰色の天を仰ぐ
粉雪は静寂
手の中で
音もなく溶ける
遠い冬の記憶
桜舞う春の日
花弁は
頬をなでる
春風が吹いた
陽彩は眩しくて
瞼を閉じる
奏でる音は
鼓膜を振るわす
ことはない
幻影
私の背中を
春風が通り過ぎた
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ただ逢いたかったんです
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