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『ますかれーど』の1周年を迎えて

 日頃より『ますかれーど』をご指名・ご来店頂き誠にありがとうございます。7月25日をもって無事に当店は1周年を迎えることが出来ました。これも一重に応援をしてくださる皆様、そしてキャストやスタッフのおかげです。皆様へ「いやし」と「いやらし」をご提供すべく 『ますかれーど』をオープンしてから早1年。今回は、これまでの活動の中で感じた課題を振り返ると共に、今後の展望についてお伝えしたいと思います。

■実感した大きな壁
 私は『ますかれーど』にて初めて「アダルト」というジャンルに携わったのですが、このジャンルには、一般的なコンテンツと違った多くの困難がありました。それは、アダルトジャンルが持つ「一般社会から忌避されがちな性質」から来るものです。

 例えば、ご一緒するクリエイターさまやスタッフ、そして企業を探す際にも、アダルトジャンルであることで、どうしても人や企業を選ぶ形になってしまいます。お仕事をご相談した際にアダルトジャンルであることを理由にお断りされることや、距離を取られてしまう事は多々あります。また、ご依頼する案件において直接的なアダルト表現がない取り組みをお願いした際に「あなたたち”アダルト”やってますよね?」とお断りされることもあり、アダルトジャンルを取り扱うハードルの高さを感じました。
 さらに、ユーザー様からはアダルトジャンルを扱っているというだけで、ネット上で謂れのない誹謗中傷を書かれる事もありました。

このような経験を経て、人が持つ「アダルト」に対する偏見と嫌悪感を強く肌で感じると共に、このジャンルで人々を巻き込んでいく事の難しさを痛感する1年でした。

■見えてきた課題
 昔、これに似た空気を感じたことがあります。私が中学生だった頃、アニメやゲーム、漫画といったオタクコンテンツはまだまだ日陰者の文化でした。良質なコンテンツが多く作られていたにもかかわらず、なんとなくの印象で「気持ち悪い」という視線が社会全体から向けられていたことを覚えています。今現在「アダルト」を発信する者として、当時のオタクコンテンツに対する社会一般からの印象と、今のアダルトに対するそれが非常に近しいと私は感じております。

 しかし、これは悲観することではなく、むしろポジティブに捉えるべきことだと考えています。なぜなら、当時は日陰者の文化だったオタクコンテンツも、今となっては老若男女が楽しめる一大ジャンルに成長したからです。今私たちが発信するアダルトジャンルも、いつの日か老若男女が偏見なくポップに楽しんでもらえる日が来てくれると私は信じています。


■1年を通して得られた代え難いもの。
 こうした困難な状況の中、『ますかれーど』がこうして活動を続け、大きく成長ができたのは、「手伝うよ」「気にしない」「むしろ好き」と言ってくださる方々が居てくれたからです。逆境であればあるほど、力を貸してくれる方が居ることは非常に喜ばしく、皆様にご協力頂くことで、今の『ますかれーど』が存在しています。

 これは、日頃から応援をしてくださっているご主人様方も同様です。数多のコンテンツがある中で、当店やキャストの魅力を見出して頂き、熱量を注いてくださっていることで、こうして一周年という節目を迎えることが出来ました。

 そんな皆様に支えられながら活動してきたこの1年は、実務面で言えば、『ますかれーど』としての基盤を作る1年だったかと思います。コンテンツの中心となるキャストやスタッフを集め、お給仕に必要となる機材やスペース、プラットフォーム選定などインフラの整備に注力し、改善点はまだまだあるものの、一定の安定したサービス提供を行える"基盤"は整ったのではないかと感じております。

 現在は、週次の定例ミーティングに参加するスタッフの数も6名になりました。キャストも8月から新しい仲間が増え、より大きな組織になっていきます。今まで以上に、スピードや規模が大きくなってくる活動に振り回されぬよう、しっかりと皆様に「いやし」と「いやらし」をお届けしていきます。

これからの展望
さて、そんな基礎工事が完了した『ますかれーど』では、次の1年で下記のような展開を予定しております。

①新たなメディア展開で複数の楽しみ方の提供と、ポップなブランディング
 より『ますかれーど』を多くの方に知って頂き、ご帰宅を頂きたく、新たなプラットフォーム、新しいコンテンツの展開を検討しております。詳細をまだ伝えできませんが、「お給仕」だけでない、キャストや『ますかれーど』の新しい一面をお愉しみ頂きたいと考えております。
②自由にセンシティブお給仕が出来る独自配信システム「Utopia」
 センシティブの制約なく自由な配信が出来る配信環境を構築します。
現在は「実写お給仕」のみで利用している独自の配信システムを「アフタートーク」「通常お給仕」と拡大していきたいと考えております。また、センシティブ配信をする上で、「こんな機能があったらいいな」というアイデアを具現化し、よりキャストとご主人様の距離感を縮めたユーザー体験が出来る環境をご用意致します。
③キャストを"より身近に"感じて頂くバーチャル体験
 皆さまVRコンテンツを体験したことはございますか?VRコンテンツは、まさに目の前にキャストがいるような感覚を体験できるはずです。3D化を生かして、VRコンテンツの開発を進めていきます。こちらも、よりキャストとご主人様の距離感を縮めることができるツールの一つだと考えております。
まさにキャストとの「夢のひと時」をご堪能ください。

■新しいユーザー体験を皆様に。
 やりたい事、アイデアは無数にあれど、本質はそれを実現する実行力が大切です。おそらく失敗することもありますし、想定できない問題が起こることもあるでしょう。100%完璧にこなすことを約束することは出来ませんが、チャンレジを止めず、常に進化しつづけることはお約束させていただきます。

 我々のチャレンジは、皆様に新しい体験や価値観を提供し「いやされた」「いやらしかった」と言って頂くことを目的としております。そして、その積み重ねで、新しい価値観、新しい文化、新しい時代を作っていきたいです。

 Vtuberという業界で、「いやし」と「いやらし」を出発点とした新しいセカイを見せるグループとして認知頂けるよう、新たな1年も邁進してまいります。これからもぜひ、バーチャルメイド喫茶『ますかれーど』へご帰宅を頂けますと幸いです。

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