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美容院の受付が「やりがい」について考えてみる

こんにちは。名古屋市の美容室で受付とメイクのお仕事をしております、かずねと申します。自己紹介などはこちらの記事にありますので、よろしければご覧ください。



やりがいってなんだよ、と時々思ったりします。「大変なお仕事だけどやりがいがあります」「お給料はよくないけどやりがいがあります」よく聞きませんか?

その度にやりがいの押し売りのような気がして、どうしてもモヤモヤしてしまうのです。やりがいを全否定したいわけではないので、怒らずに読んでいただけると助かります。

もちろん楽な仕事などないと思っています。楽して稼げている方は、楽できるシステムを構築されるまで、自覚のない場合も含めて努力されていることが多いし、そうでなければ何かしらの法に触れている可能性が高いです。
ですが【大変さ<やりがい】【給料<やりがい】って本当に?と思わずにはいられません。誰かに押し付けられた「やりがい」に旨みを感じられないのです。

そんなことを考えていると、軽い気持ちで誰かに仕事を勧めたりする気持ちになれなかったりします。自分はやりがいを感じていても、ほかの誰かは感じないかもしれない。逆も然り。ほかの誰かのやりがいは私にとってのやりがいとは違うかもしれない。


ごちゃごちゃと考えているうちに、結局は自分にとってのメリットがないとやりがいを感じられないのではないかと思い始めました。
以前に美容室で働くことのメリット・デメリットに関して私なりにまとめたので、今回は私個人が感じる「レセプション(美容院の受付)をするメリット」について、言い換えれば「レセプションのやりがい」についてもう少し深堀したいと思います。


こちらの記事でも書いた、美容の知識が身についていくことなどは、分かりやすく私のメリットです。好きな分野の仕事をすることで自然と意欲的に学んでいくことができます。

ですが、私がどんな時にレセプションをしていて良かったと思ったかを考えて浮かんだのは、誰かに喜んでもらえた時・必要としてもらえた時でした。

綺麗事みたいに聞こえてしまっていたら嫌なので、念のため色々と付け加えさせてください。

私は基本的に自分を差し置いてまで困っている方に手を差し伸ばせるような善人ではありません。そんなマザーテレサのような心は持ち合わせていません。
そのうえで、なぜ私が人に喜んでもらえた時・必要としてもらえた時にやりがいを感じるのかというと、ただ純粋に嬉しいんですよね。仕事を通してこの喜びを感じられることが私のやりがい、即ちレセプションをすることのメリットなんだという結論に至りました。

そうです。約1000文字を使ってまで回りくどく書くことでもなかったのです。喜んでもらえるのが嬉しいからやりがいになるのです。

好きなことを学ぶ、好きなことする→喜んでくれる人がいる、必要としてくれる人がいる→嬉しい→もっと好きなことを学ぶ、好きなことをする

こういったサイクルが出来上がっていて、好きなことをして喜んでもらえることで、私自身が喜びを得ていたのです。

人ってなかなか漠然と誰かのために頑張るって難しいのではないかと思います。家族のためだったり、具体的な対象がある場合は別です。じゃあ、なんの為に頑張るかと言えば結局は自分の為です。もしかしたら家族のためだという方も同じかもしれません。家族を守りたいと思っている自分の為に頑張るのです。
「ありがとう」と言ってもらえた。「居てくれて良かった」と言ってもらえた。それが嬉しいから頑張れるのです。


どのお仕事でも本来やりがいのないお仕事など存在しておらず、自分がやりがいを感じられる分野なのかどうかの違いなのではないかと思いました。だからこそ、どこかの誰かの「やりがい」を押し付けられることに違和感を覚えます。結局は、好きな分野は何かということも含めて自分で見つけていくものなんですよね。

すごく回りくどい言い方をしながら当たり前のこと言っているだけの内容になってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございます。

自分なりのレセプションのやりがいについて考えることで、初心を思い出す良い機会となった気がします。

今後も美容院の受付目線で思うあれこれや、レセプションに活かせるスキルのお話などをしていきたいと思いますので、またご覧いただけると嬉しいです。

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