見出し画像

【審判】サッカー4級新規取得Web講習会を受けてみた

2か月ほど前、サッカー4級審判の講習会をWeb上で受けた。そして昨日、諸々の物品が届いたので、これから受講したいと考えている方向けにまとめておく。失効して再取得のムーブをするつもりはないので、備忘録ではない。決して。

※このnoteで紹介するのは、千葉県サッカー協会が主催するWebでの講習会についてです。通常のオフラインでの講習会の内容とは異なります。ただ、申し込みの項は一緒です。


申し込み

まずは、JFA IDを取得する。「JFA IDとは何か」から「登録手順」までJFAのサイトに載っている。


続いて、新規認定講習会の申し込み。こちらもJFAの「KICKOFF 審判 利用者 ユーザーマニュアル」にすべて載っている。親切だ。わざわざまとめるまでもない。でも見てみると、9月以降は新規講習会はやってないのか全然予定が見当たらない。

※リンク先のPDFの日付が2015年12月22日になっていますが、2021年8月19日現在、JFAの審判登録制度のサイト(http://www.jfa.jp/referee/registration/)で申し込み方法として上記のPDFが紹介されているので操作方法は変わらないはずです。

※講習会は各都道府県のサッカー協会が主催しているので、審判活動をしたい都道府県で申し込むと楽だそうです。ただ、第二審判登録などもあるので、所属する都道府県サッカー協会以外で審判活動を行うこともできます。その辺は詳しくないので、調べてください。


自分は、事前研修はあるものの自宅で受講でき、当日の束縛時間が圧倒的に短い「県WEB開催の講習会」を選んだ。オフラインだと半日~1日かかるがWeb上では2時間で済む。その分人気があり、1か月先の講習会でもギリギリ予約できたほどであった。

ここからは事前研修講習会当日の流れをまとめる。


事前研修

講習会の11日前に事前研修についてのメールが送られてきた。申し込みフォームには10日前を目安に送信されると書いてあったので予定通り。

メールの内容はこんな感じ。

事前研修はグーグルフォームで作成されている
・URLから全部で約2時間の映像を視聴して、グーグルフォームの設問に答える事前研修を行うこと
・アプリケーションの設定やパケット通信料は受講者の負担
・当日のZoomに参加するURL、ID、パスコードは講習会の3日前にメールでお知らせする予定

事前研修用のグーグルフォームは4つあり、大きく20のテーマに沿って問題が構成されていた。各テーマについて1~6分程度の動画を見て設問に答える形式で、すべて選択式であった。テーマは以下の通り。

1. 試合前
2. キックオフ
3. 対角線式審判法
4. ボールインプレーおよびアウトオブプレー
5. スローイン
6. ゴールキック
7. コーナーキック
8. 得点
9. ドロップボール
10. 競技者の交代
11. 負傷
12. オフサイド
13. 直接フリーキックとなる反則
14. 間接フリーキックとなる反則
15. フリーキックの注意事項
16. アドバンテージ
17. ペナルティキック
18. 警告と退場
19. ベンチとテクニカルエリア
20. 試合結果の決定

親切にテーマごとに動画があるし、間違えたらフィードバックもあった。そして、各フォームの最後には質問欄もあるので、とてもよかった。でも、動画見ただけじゃ全然わからん。「正しいものをすべて選べ」問題なんかだと、動画で話されていないことも多いので競技規則を必死に検索した。

検索はフォームの選択肢をコピーして探すと結構見つかる。単語だと全然絞れなくて死にます。例えば選択肢に「交代要員は主審の合図をうけてから競技のフィールドに入ることができる。」とあったら、検索は「主審の合図を」なんかでするとヒットする。慣れです。

競技規則はここから。ファイルが重いので直のリンクじゃないよ。


※競技規則の検索ってどうやるの?って人向けに!

① 上記のリンクから競技規則のPDFを開く
②「Ctrl」+「F」を押す(Macは「Command」+「F」)
③ 探したいワードを入力

以上。動画見たり、競技規則見たり、フォームに入力したりと忙しいから、PCでやった方がいいけどスマホでもできるから念のため。

① 上記のリンクから競技規則のPDFを開く
② 下中央の共有ボタンから「ページを検索」を選択(Safari)
②′ 右下の「⋯」ボタンから「ページ内を検索…」を選択(Chrome)
③ 探したいワードを入力


講習会当日

事前研修時のメールや申し込みサイトでは、「3日前にメールでお知らせする」とあったが、メールが来たのは2日前。全然いいんだけどちょっと不安になったよね。

さて、当日。入室してみると、自分(22歳)より年下の方から年配の方まで様々な人がいた。男の方が多かったが女子中学生などもいて、幅広かった。内容としては、こんな感じで進んでいった。

・イントロ
・審判の歴史
・審判員制度
・競技規則(1~6条)
休憩
・競技規則(7~17条)
・質疑応答

細かい時間配分は覚えていないが、受付は開始の15分前から、休憩は10~15分だった気がする。名前は申込時のものに変更する必要があるので、Zoomに慣れていない人は1度調べておくとよいかも。

進め方としては、スライドを共有しながらインストラクターの方が説明してくださる形。最後の質疑応答はしたい人だけが残り、用事がある人などは早々に抜けていった。

2時間はオンラインだと集中できる限界の時間だったが、案外眠くはならなかった。


確認テスト

オフラインでもあるように、WEBでも確認テストがある。講習会当日の夜に確認テストのURLが送られてきた。事前研修と同様、こちらもグーグルフォーム。問題は全部で20問。1問は3択だが、他はすべて○×問題。

メールに「100点を目指してチャレンジしてください」とあったが、本当に正解するまでやり直しを促された気がする。1回間違えたので、やり直したことは確か。

問題に疑問点があったのでメールで問い合わせたところ、「2021/22競技規則では、〇〇さんが引用したとおり修正されておりますので、今回の確認テストもそのとおりに修正させていただきました」と返信が来た。

ここで間違えたので、まあ問題が悪かったってことで実質1発クリアでいいよね・・・

ちゃんと返信くれるので、わからないことがあって競技規則にも載っていない、または競技規則とフォームの解答が違う、なんてことがあったらしっかり聞いた方がいい。

講習会についてはこんな感じ。


合格通知

講習会の3日後にメールで通知された。

合格の判定までの日にちは、受講者全員が確認テストを受け終わるまでの日数によるらしい。なんでも、テストの結果やその他情報などは、JFAにまとめて送る必要があるからだとか。

合格率に関しては、テストを受ければ落ちないのではないかと思う。多分、満点取るまで何度でも受けられるし、落ちたって人はなかなか聞かない。

オンラインなら、1572864通り試せばだれでも合格、やったね!


物品到着

講習会からおよそ2か月後、諸々の物品が届いた。届いたものはこれら。

・競技規則
・審判ワッペン
・RESPECT ワッペン
・レフェリーノート
・JFAオリジナルグリーンカード

画像6


・競技規則

画像6


・審判ワッペン

画像6


・RESPECT ワッペン

画像6


・レフェリーノート

画像6


・JFAオリジナルグリーンカード

画像6


審判証は、KICKOFFにログイン後、マイページから出力できるそう。審判活動をするには、服とイエローカード、レッドカード、笛あたりは購入しないとだな。


最後に

VARの登場やハンドの定義が変わるとかで、なにかと話題のサッカー審判。サッカーをやっていたので、これまでにも取る機会はあったが、「大体ルールは知ってるし」と思い続けていたため、なかなかとろうとしなかった。でも、実際に講習を受けてみると知らないことが多く、4級審判の資格を取った今も、審判活動をできるかと言われたらできないと言ってしまうレベル。この感覚は受講してみればわかると思う。

なんか他にも書こうとしたことがあった気がしたが忘れた。

もしこのnoteを読んで少しでも興味がわいたら、ぜひ受験してみてほしいです。4級なら(てか最初は4級なので)実技などはないし、講義を受けるだけなのでサッカー経験のない人でも安心して受けられると思います。

自分としては、いい経験になった。今のところ、3級審判を目指すつもりはないが、社会人チームなどに入ったら考えてみる予定。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?