正社員を辞めざるを得なかった話③

これまで、事務職なんて高度なこと、私には絶対無理って思っていたけど、25歳で何社も何社も落ちてやっと派遣社員として雇ってもらうことに。しかし、働き始めの時期が正月明けで、会社の営業さんは年明けの挨拶周りで忙しく、アシスタントさんは年明けの大量注文に忙しく…私を教えれる時間のある人、いなかった!そんな私が何していたかというと…マニュアルらしきものも特に存在しないので、読むこともできない私は、ひたすら無心で座っておりました!(まー時々ちょっと居眠りなんかも、入社間もないのにね)
そんなスタートを切った訳ですが、早々に社員の皆さんから「この子、辞めないだろうね」って言われておりまして…

その理由が、社食!!

会社から歩いて2,3分の建物がグループ会社の社食になっており、基本昼から(夜ご飯もここで食べれる)いつでも食べれるスーパー社食があったのです!!

ここがねーもう、最高でして。
まず、安い!定食が300円!(麺類は150円)
そして男性社員の多かった会社なので量がめちゃめちゃボリューミー!!
(私は大体いつも大盛りをお願いしてました)
そしてちゃんと美味しい!!
今までまともなランチタイムを仕事先で送ってなかった私は、もう喜々として通ったよね〜。そんな訳で、先輩達から「この子、社食に釣られて辞めないだろうね」と予想されてたのでした♪
(しかしほんとにそのとおり!)

社食も仕事も順調で、先輩達とも良い関係になってきた頃

「社内旅行」

の時期がやってきました。

ちゃんとした会社に勤めたことが無かった私。社内旅行?!新鮮な響き!!

みんなが旅行の話をし始めた頃、総務にいた仲良し先輩が私に

「派遣社員でも行けるんじゃない?」

と、声をかけてくれた。勿論みんなと行ってみたい!ほんと、楽しそう〰

多分ダメだろうけど、総務の先輩が言ってきてくれてるから可能性はゼロではないかも。

そう思って、総務部長に聞いてみた。(ほんと肩書きある方にかなりフランクに話せちゃう職場でした)

答えは…

「うーん…行きたいよね?でもごめん!駄目なんだ〰派遣社員さんを勝手に連れていくのは〰ごめんね〰」

どんな言われ方をしたか、全然覚えてないのだけど、全く嫌な言い方ではなく、むしろ心苦しい感じの、申し訳ない感じでの対応だったと思う。

この、部長さんこそが面接の時に「ブラジル行ってたんだ〰(微笑み)」の、方である。

ちなみにこの会社に勤めていて、役職ある方に高圧的態度を取られたことは、一度だってない。

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