日本電信電話(9432)の200日線乖離率から底値を探る。

200日線乖離で底値水準を探れないか試してみむ。
(50日線乖離のグラフもありますけど、ここでは触れません)
(また個人での計測ですので、ミスがあるかもしれないのでその辺はご容赦ください)
計測日:2024年6月23日(日)

200日線から大きく乖離する場合、長期的なレンジから値動きが発生して乖離したことを意味する。ある一定水準以上の乖離の場合、売れれすぎ、買われすぎとみなすことができるのではないか。
とくに、市況の影響を受けにくく、業績やビジネスモデルが急激に変化しない業種かつある一定の評価がある優良株の場合、うまくワークするのではないかと考えたから、今回はNTT(9432)で考察してみたい。配当や業績、分割しているので、その辺の影響を考えないといけないが、ここでは省略。

1. 現状の200日移動平均線乖離


直近の乖離を見ると、200日線乖離は6/17いったん、-15.24%乖離して、
現状ー13%~-14%の間で推移している。

200日線、50日線乖離
直近の乖離計測値


2過去の乖離データ

次に過去のデータを見てみる。
2008年から2010年ごろには200日移動平均線乖離―20%を超える乖離があったことがわかる。
それ以降は、-15%程度の乖離で済んでいることがわかる。

2008~2024年の乖離率

というわけで、とりあえず、面倒だけど、
①赤枠で囲った箇所を具体的に調べる
②次に、2008年~2010年を調べてみる
③2014~2016年は余裕があったらでいいや。


3.2017年~2022年の乖離と株価推移考察

2017年~2022年あたりの乖離

200日線乖離-13%以下の日を抽出する。

乖離が―13%以下であった日付を抽出

それぞれ、その時のチャートを見てみる。



①2018年2月14日(200日線乖離-14.1%)
数年は上昇トレンドで少し停滞してうわ抜けたあとでの下落だったためか、
レンジの下限90付近で反発している。


②2018年11月1日に200日線乖離-18.69%となり、2、5、6日は―13%以下の乖離水準だった。直近で下落トレンド。
なぜかギャップアップして反転している(要調査)
2018年12月25日に―13.9%の20日移動平均線乖離

③2020年3月16、18日、-13%水準の乖離。コロナ暴落の底という前提はあるけども、この水準でやはり反発している。

オレンジ色の下限レンジが目安になっていそう。

④2020年9月30日 200日移動平均線乖離率―13.9%
抵抗ラインのオレンジ線で反発した後、もどって、上昇トレンドになっている。

4.2008~2010年の200日線乖離


-20%以上の乖離が目立つ
長期的な下落トレンドだったこともあり、反発しては下がってしまている。


-20%の乖離を抽出


2008年3月17日
2008年10月10日、16日、27、28日
2009年3月9日、11,12,13,16,17,18,19,24


5現状

2008年~2010年は200日線乖離率-20%水準だが、直近の数年は―15%程度で反発している。乖離水準から考えたら買いを検討してみてもよいかもしれない。ただ、反発した後に一度戻る傾向があるので、その戻りと下がらないことを確認してから買いを検討すると良いかも。
過去のレンジの下値が145円水準。
ここで反発して、押し戻されて、下落がとまったところで買いたい。
ただ、分割による流動性の高まりがどう影響するかも念頭におかないといけないので、難しい。



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