RTAイベントにおけるオンラインスタッフ不足について考える

【はじめに】

こんにちは。
今回の記事はタイトル通り、オンラインで作業をするスタッフが不足しているという情報を異なるイベントかつ直近で何度か見かけました。
1度ではないことからこれからも引き続き発生する事象であると考え、問題提起したいと思います。

ソース① ソース② ソース③


【考えられる発生要因】 

①:開催形態がオンラインからオフラインへ移行することによる必要要員の増加
②:イベントに対して積極的に関わろうとする人の存在
③:作業内容と求められる能力



今年に入って567禍が落ち着き、イベントの形式がオンラインからオフラインへと戻りつつある状況にあります。
オフラインイベントでは機材のチェックや会場の見回りなどといった業務が増えます。
運営の主軸メンバーがそれらの業務に専念することが多く、オンラインでは片手間でできた作業を誰かに依頼せねばなりません。
結果オンラインの時より必要な人員が多くなります。
当たり前の話ではありますね。


「イベントに対して積極的に関与する人は、オンラインよりもオフラインである現地で関与しようとする傾向が強い」と私は考えています。
これは①と繋がる内容で、オンラインイベントではオンラインという選択肢しかないがオフラインに移行することで現地に行くという選択が生まれます。好奇心が強い(積極的な)人であれば「折角なら現地に行こう」と考え行動すると思います。
積極的な人がオフラインに集中する⇒オンラインが手薄になる
という構図になりやすいと考えます。
 

私が主催しているイベントもそうでしたが、オンライン業務の中でも
特にtwitter管理が不足する傾向にあるように見えます。
多くのイベントではツイート内容に関するテンプレートこそあると思っていますが、最終的にはツイート担当者の裁量によって文章が決定されます。
担当者の裁量で決まるというのは、自由であり責任を伴うことでもあると私は思っています。
ある種創作活動のようなお手伝いであるため向き不向きが顕著に現れ、そういった能力に自信がある人は限られているので自然と集まりにくい傾向になるのではないかと考えています。


【対応策】

「ボランティアに依頼しなければならない作業内容を削減する」がシンプルな答えだと思いますが、今まで実施していた内容をいきなり無くしてはユーザーの不満を生むといった別の問題に繋がってしまうと思います。
そこで「ボランティアに依頼していた作業内容をシェアする」という観点でtwitter管理スタッフを例に対応策を示します。

・走者とシェアする
出走前のツイートや感想後のツイートはあらかじめ用意したテンプレートを走者に渡して下書き保存してもらい、それぞれの場面になったら意気込みや感想を添えてツイートをしてもらう。
イベント用アカウントではそれらをRTする。

⇒管理スタッフはハッシュタグ等から走者の該当ツイートを探してRTするという作業が中心になるので、個人の能力に依存しない作業内容になり
多くの人が参加しやすい環境になると考える。
仮にこれを実施してそれでも人手不足になろうが基本RTするだけなので
運営が片手間で行うこともできると思います。
 
 
・観客とシェアする
これはレイドRTAマラソンで見られる手法に似ていて、観客がツイート発信を行うことで負担を分散させると共にイベントアカウントをフォローしていない人にも届けられる可能性がある、情報の拡散性が高いという利点があると思います。
オフラインイベントで活用するなら、来場した人がクリップを含む進行ツイートをし走者シェア策と同様にイベントアカウントがRTする。
発信してくれた人の名前を運営が控えておき、発信者が帰り際に受付に申告して情報を確認できた場合はイベント限定のグッズをプレゼントする。
などのような自ら進んで発信したくなるようなシステムを整備することも手段の1つだと思います。
 
これは私個人の意見ですがイベント中のツイートは
「誰が、いつ、どこで、何を」する/したかが明示され
それらが「イベントアカウントをフォローしている人達+αに届く」ことで意味を果たすが、その手段は今行われているものに拘る必要性はないと思っています。
 


【さいごに】

様々な要因が重なって人員不足が発生していると思います。
この問題を解決するためにイベントを運営する方々は今までのやり方だけでなく多角な視点から切り込み、考え、それぞれの答えを見出してくれるきっかけになればと思い記事を締めさせていただきます。

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