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ゲタとタンスとカブトコイン。

いやはやみなさま、超お久しぶりでございます。
カブトコインでございます。

一回、ブログ更新のリズムを崩すと、なかなか書くのが難しくなってしまい、気が付けば数か月ほど間が空いてしまいました。

思えば、「エルサルバドルのビットコイン法定通貨化」について書こうと思っていたところ、ボヤボヤしていたらプロの記事で面白いのがどんどん出てきて、「ワシ、書く意味ないやん?」と思ってしまったのがキッカケでしたね…。

まぁ、そんな時でも気持ちを切り替えて、自分なりのオモシロを書いていければと思います。


親父が言ってた「ウチが貧乏な理由」

本日の話題は、タイトルにある「ゲタとタンスとカブトコイン」。
まずは突然ですが、ゲタとタンスの話から始めます。

ウチは長らく貧乏だったのですが、親父が言ってた貧乏な理由がずっと頭に残ってました。
(要約すると以下のような感じ)

お爺ちゃんが戦争から帰ってきて仕事を始めるときに、「ゲタ職人」の道と「タンス職人」の道を選ぶことが出来た。

戦争直後で、誰もタンスを買える人が居なかったから、ゲタ職人を選んだ。

時代が進んで景気が良くなってみんなゲタを履かなくなり、逆にタンスを買えるようになってきた。

でもゲタ職人のお爺ちゃんは、ゲタ職人のままなので貧乏だった。

今、考えなおしたらかなり疑わしい話で、直接的な貧乏の原因は「親父が中3で家出して、学のないまま仕事を転々としたから」なんです(笑)。

大人になって冷静に考えたら、戦争のような混沌が終わった直後で「最適な職業って何?」と考えることになって、もしこの二択しか無かったならば、ゲタ職人を選んでも仕方がない気がしています。

今ならば転職という選択肢もあるのでしょうが、職人の世界にはそれは無かったのかも知れませんし、その時代でどういう価値観が主流だったのかも分からないので、お爺ちゃんを非難する気持ちにはなれませんでした。
(親父はもっと、頑張っとけやと思いましたがw)


株と仮想通貨ならどちらを選ぶか?

さて、戦争までは酷くはないですが、コロナ禍が真っ最中のこの世界。

私も流行に乗って、去年から本格的に株式投資や仮想通貨を始めたのですが、1年ほど経って気付いた点がひとつ。

日本の仮想通貨関連株が冴えないのです。

正直、日本株投資を辞めた方が良いのかなぁと思うような状態です。
(以下、ビットコインのチャートと見比べていきます)


ビットコインは絶好調

まずはビットコインの価格。
ビットコイン関連のETFがリリースされたなどで、春先につけた最高値を最近超えましたね。
(素晴らしい復活劇!)

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それに比べて冴えない日本の仮想通貨関連株

日本の仮想通貨に関連する株式。
薄っすら回復しているものの、全体的にあまり冴えません。

コインチェックの親会社のマネックスグループ。
(年初来高値は2月18日の1,175円)

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GMOコインの株式を保有するGMOフィナンシャルホールディングス。
(年初来高値は同じく2月18日の1,090円)

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ビットバンクの親会社、セレス。
(年初来高値は3月22日の5,260円)

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Zaif Holdingsを子会社に持つカイカ。
(年初来高値は2月15日の880円)

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ハイ、春先の仮想通貨バブルから右肩下がりで、まったく冴えないのです。


日本の仮想通貨関連株は「ゲタ」なのか?

素人ながらに考えた作戦として、「ビットコインにも投資をしつつ仮想通貨関連株にも投資をすれば、利用者の裾野が広がってみな儲かるのでは?」と思っていたのですが、どうにもその目論見どおりにはならなさそうです。

「ビットコイン」で調べたGoogleトレンドの結果も、春の最高値付近と、暴落した5月を頂点をつけて、以降は下落。

日本人はもう仮想通貨には興味が無くなっているようです。
(点線部分は、上昇の兆しが少しありますが)

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応援したい意味で、日本の仮想通貨関連株にお金を投じてきたものの、お金が無くなってしまえばどうにもならない訳です。

しかし、日本の仮想通貨界が法規制と偏見と無理解が続くのも忍びない。
微力ながらも力添えをしたい。
でも、良くない状況は続いている訳です。

そして、将来も伸びていくことが確実な「タンス」である、ビットコインやアメリカの仮想通貨関連株に集中投資すべきか迷っている今日この頃でございます。

※ちなみに、アメリカのビットコインマイニング会社の「マラソンデジタルホールディングス」は、中国のマイニング規制の恩恵を受けてシェアが急上昇し、ビットコインの価格とともに復活しています。
(年初来からは、349.23%も成長しているという…)

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人間、方向転換は難しい。

みなさんにも、心の中に「ゲタ」と「タンス」があるんじゃないでしょうか。

私のような「投資方針を変える」くらいつまらない悩みならどうにでもなりますが、「転職する」、「独立する」、「結婚する」、「離婚する」、「外国へ移住する」、「FIREする」など、いろんな方向転換があります。

ウチの爺さんも「今はゲタ」と選んで、「タンス」を選び損なったのかもですが、もし「何か違うな?」と思ったら、勇気を出して心の中の「タンス」を選ぶことが必要なのかもしれません。

とかなんとか言いながら、まだ日本の仮想通貨関連株を持っている、カブトコインの心の迷いの独白でした。

~おしまい~

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