【統率者】ゴアガッツ団の親分、ラッガドラッガ 【レベル5】
はじめに
筆者はMTGプレイヤーの分類において一般的にティミーかジョニー、もしくはその中間のタイプであると自認しています。ですので、勝利を突き詰める上で不要なカードが入っていたり、必須のカードが抜けていたりしますがご容赦ください。レッツ自己表現!
何はともあれデッキリスト
筆者が構築した無限戦闘型ラッガドラッガです。
パワーはおおよそ6前後、構築価格は晴れる屋準拠で約3万5千円から4万円となっています。
デッキの構築
統率者の紹介
統率者はバルダーズゲートで新登場した《ゴアガッツ団の親分、ラッガドラッガ/Raggadragga, Goreguts Boss》です。統率者の性能から見てみましょう。
Raggadragga, Goreguts Boss / ゴアガッツ団の親分、ラッガドラッガ (2)(赤)(緑)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) 猪(Boar)
あなたがコントロールしていてマナ能力を持つすべてのクリーチャーは+2/+2の修整を受ける。
あなたがコントロールしていてマナ能力を持つクリーチャー1体が攻撃するたび、それをアンタップする。
あなたが呪文を唱えるたび、それを唱えるために7点以上のマナが支払われていた場合、クリーチャー1体を対象とする。それをアンタップする。ターン終了時まで、それは+7/+7の修整を受けトランプルを得る。
4/4
固有色は赤緑
オーナーのコントロールするマナ能力を持つ生物に+2/+2修正と疑似警戒を付与
呪文を7マナ以上”支払って”唱えるとクリーチャー1体を+7/+7修正、警戒付与アンタップ
本人のスタッツも4マナ4/4と良好で、何らかの方法でマナ能力を付与すればマナ生物に対する修正が自身にも乗るため6/6となり、統率者ダメージでの勝利も狙えますね。
さらに、豪快なのは呪文を7マナ以上支払って唱えたときに誘発する能力でセルヴァラやマーウィン、ヴィリジアンの社交家と組み合わせれば重い呪文を唱えつつ爆発的なマナを生成してくれます。
勝ち手段
しかし、大量のマナを生成してありきたりなコンボで勝つのは癪に触ります。実際、他の方のラッガドラッガのリストを拝見すると勝ち手段を無限マナでまとめている方が多く、せっかくデッキを通しての自己表現を目指すなら他人とは違うアプローチを目指してみましょう。
マナ生物への修正と疑似警戒に注目してみましょう。
自ターンのアンタップフェイズから自分の3つ次のプレイヤーのエンドフェイズを通して見た場合、全体での使用できるマナ総量はマナ生物が殴らなかった時と変わっていませんね。これではちょっと使えるマナが多いだけの警戒デッキと言ってしまっても良いでしょう。
なら、アンタップギミックを積めばいいかと言われればそれはそれで通常の緑単デッキと同じようになってしまいますね。
うーん、マナ能力を活かしつつ戦闘時アンタップを活用できるカードは無いものか・・・・(追い討ちは高いからなぁ・・・)
ん・・・?
あったわ
Hellkite Charger / ヘルカイトの突撃者 (4)(赤)(赤)
クリーチャー — ドラゴン(Dragon)
飛行、速攻
ヘルカイトの突撃者が攻撃するたび、あなたは(5)(赤)(赤)を支払ってもよい。そうした場合、攻撃しているクリーチャーをすべてアンタップし、このフェイズの後に追加の戦闘フェイズを加える。
5/5
まさに探し求めていたクリーチャーですね。攻撃時に誘発するこの能力疑似警戒と併用すればマナクリを2回アンタップしつつ戦闘中に生み出したマナのはけ口としても最適です。また、追加戦闘の支払いに赤ダブルシンボルを要求されているのも工夫し甲斐がありそうです。ではクリーチャーをメインの勝ち手段としてデッキを構築していきましょう。
マナ関連
緑特有の土地加速より、勝利へのパーツになる質のいいマナ生物をたくさん入れましょう!以上!
とは言え多くのマナ生物をただ並べるだけでは全体除去は元より、展開の速度も手札の消費も激しくなります。それを防ぐために1マナ生物や単体で色マナか2マナ以上出せる生物を優先して入れましょう。先述のセルヴァラなんかは複数の色マナを出せるので特にお勧めです。
ドロー、サーチ手段
赤緑の宿命としてドローと生物以外のサーチが少々使いづらい点があります。しかし、今回のデッキではコンボパーツが全て生物!良いですね、生物サーチの有名どころはとりあえず片っ端から突っ込んでおきましょう。また、ドロー呪文はマナ生物への修正を利用し、パワー参照、クリーチャーの数参照のカードをふんだんに採用しましょう。
土地
完全に好みです。序盤に赤マナを使う機会はあまりないですが、肝心の統率者を唱えることができなければプランが崩壊するので多少気を使いながら自分の持っている2色土地などを入れてみましょう。
また、先述のドロー手段で述べたパワー参照のカードはおおかた手札があふれるので聖遺の塔なんかも良いかもしれません。デュアルランドを許すな。
その他
後の残りの枠は補助的なカードやお気に入りのカードで入りそうなものを探してみましょう。
ヘルカイトの突撃者に支払う赤マナを戦闘時に生成してくれる生物や、ダメージを通しただけで誘発する能力持ちもなんかも良いかもしれません。
中でも筆者のおすすめはこれ
マナ生物への修正が無いため攻撃先を考慮する必要がありますが、貯蓄できるマナを生み出せるためラッガドラッガとヘルカイトの突撃者の組み合わせと同じような動きができます。
ちょっとした注意
ここまで長々と書いておいて何ですが、このデッキには防御手段がほぼ採用されていません。カジュアル卓でやる分には大丈夫だと思いますが、もう少し上のレベルでの運用を目指すなら夏の帳や英雄的介入などの防御手段を採用するといいかもしれませんね。
最後に
今回紹介したラッガドラッガはあくまで一例ですが、一般的に主流な使い方以外の使用方法があるカードはまだまだたくさん眠っていると思います。そういったカードで自己表現をめざしてみませんか?
自分にとって好きなカードが一般的に強いカードとは言えない場合もありますが、じっくりと煮詰めて作ったオリジナル構築で勝つ喜びは何とも言い難いものです。皆さんもぜひ有名じゃないけど好きなカード、思い出のカード、ちょっぴり気になったカードでデッキを組んでみましょう!
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