“普通”って一体なに?エミレーツ航空CAになって悩みが消えた話
こんにちは。元エミレーツクルーのリサです✈🇦🇪
話すのに少し勇気がいることなのですが、私はこの言葉に悩まされ続けてきました。
学生時代は親から「将来は“普通”に就職して“普通”に結婚するのが幸せよ」と言われ、いざ就職したら「いつ結婚するの?“普通”はもう結婚考える時期でしょー、子どもは“普通”早い方が良いのよ」が親の口癖。
実家に帰省するとご近所の方から「CAさんなんてモテるでしょーでも結婚相手は“普通”の人がいいわよ〜」と。
「CAは“普通に就職”に該当するの?」との疑問も消えず。
就職後も毎日の仕事や生活が楽しくて、“普通”の結婚願望がわかず。
子どもは好きだけど、自分が“普通”に早く親になることに興味を持てず。
「結婚相手は“普通の人”」の意味がわからず。
自分自身でも「“普通”はこんなこと思わないのかな」と、“普通”との言葉にとらわれていました。
結婚や就職に限らず「“普通”は〜」と何かと周囲に言われていた私。
今思えば、そのような環境や状況から脱出したいとの思いも強かったのかも。
そんな中、エミレーツ航空に内定をいただき親に相談ゼロでドバイ移住を決めました。
多様な価値観を持つキャビンクルーと働くエミレーツライフはとても快適で多くのことを学びました。
多国籍で多様なバックグラウンドの中で働いていると、“普通”との言葉を発する人はおらず、あくまでも主語は「I(私)」になることが多く「私の国では〜の人が多いよ」みたいなニュアンスになることが多いです。
ときには例外もありますが、自分にとっての“普通”は相手にとっての“普通”ではない、との考え方が染み付いていて相手の考えを常にリスペクトしている人が多いです。
「自分と同じだからいい」というよりは「自分と違うから面白い」と思ってもらえて嬉しかったし自分を肯定することができました。
私が過敏なだけなのかもしれないので、正直なところ必ずしも私の考えに同調してもらえる自信はありませんが…もし私のように悩んでいる人がいたらその環境や状況から脱出してほしいと感じます。
私の場合はエミレーツ航空のキャビンクルーでしたが、他の選択肢でももちろん構わないはずです。
周囲の人から言われる“普通”とか、“こうあるべき”という価値観とかに縛られずに、自分の考えに素直でいていいと思うのです。
そんなの無視していい!
エミレーツ航空でキャビンクルーとして働き、心からそう言えるようになりました。
✈︎
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