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お店の原体験

お店作りやお取引先の関係性において自分の原体験があるんだなと最近思い出したので書き出しています。
僕の家系は公務員家系というか、おじいちゃんは電力会社・両親は教員をしてて両親の兄弟もほぼ公務員だし商売をしている人が周りにいな環境で育ちました。
大変田舎なところで育ったので商店がほぼ無く、その当時最寄りのコンビニは車で30分、最寄りのマクドナルドは車で1時間でした。
近くにあるお店というと小さな個人の食品店が一つとAコープという農協がやっている小さなコープがあるくらいでした。あと隣の家のおばあちゃんが移動販売車みたいなので商売されていました。

田舎なので近所の方はほぼ知り合い。周辺に福原は1軒だけだったので苗字を言うと「ああ福原先生のところの子か」という感じ。良くも悪くも食卓の話題に近所の方の家事情が話題に上がるし、なんせ周りの方との距離が近かったです。

GLOSAの店舗スタイルはというと、創業の時から変わらずにやっているのは「フレンドリーで日常的な会話もする」スタイルでやっています。今も勤務くれているメンバーが継承してくれててお客様に対する一つのバリューになっています。(たぶん)


創業当時(移動販売時)の福原

その形になったきっかけは上に出てきた実家のお隣のおばあちゃんがいてくれたからだと最近思い出しました。
よく庭先で僕のおばあちゃんとベラベラしゃべりながら10~20min話していた様に思います。(商売としてその時間効率は悪すぎるのですがw)それをなんとなく僕も縁側でみていてなんか豊かな時間だったような記憶があり、自分で野菜を売るとなった時にそうした少し豊かな時間を提供出来たらなと思ってそのスタイルにした覚えがあります。

これから社会はますますテクノロジーの中でデジタルとやりとりする機会が増えていくと思います。お店でいうと自動精算や無人店舗も増えると思います。デジタルな世界ではAIと対話するでしょうし、AIが教師がわりや友人代わりになることもあると思います。一方で、人と人との関わりには別の価値が生まれる可能性もあるなと思っています。なんとなく「ホッとする」なんとなく「気持ちが良い」そう感じていただけるお店にこれからもして行けたらと考えています。


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