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「いきものがかりの みなさん、こんにつあー!! 2024 〜あなたと!わたしと!みんなで!歌いまSHOW!!〜」の東京公演(FINAL)に行ってきました!!(セトリネタバレあり)

 最高だった


 ツアー参加は、「いきものがかりの みなさん、こんにつあー!! THE LIVE 2021!!!」の横浜公演の1日目ぶりなのでおよそ3年ぶり。生歌を聞く機会を考えても「2⼈体制で"STAR" トしまSHOW!!」(フリーライブ)ぶりなのでちょうど1年ぶり。本当に久しぶりで期待MAX気合MAXで参戦したのは言うまでもない。なんならホールツアーに関して言えば初参戦。引き当てた席は前の方ともうこれがワクワクしないわけがないでしょうが。

いきものがかりファン歴

 ここで早速話題が逸れるが、筆者のいきものがかりファン歴は何と9年目(ファンクラス加入日を元に算出)を迎えていた。びっくり。何ならファンクラスに入れてないだけでYELLがリリースされたあたりから追っているので、そこから数えると15年目??になる。筆者はまだ20代なので、人生の半分がいきものがかりでできていると言っても過言ではない。残り半分は睡眠。
 なのでこの記事はおそらく今までの他の記事とは熱量が段違いになると思うが許してほしい。この熱量で書くのはいきものがかりと睡眠の話題だけなので。

開演前

 13:48、開場まであと2時間半以上あるが、筆者は既に会場の前へ到着していた。どうしてもCD購入特典のサイン色紙が欲しかったのだ。他の会場では、割と早めになくなってしまったところもあると聞いていたのでこの時間に到着と相成った。
 果たして、もうそこそこ人が並んでおり、サイン色紙が残っているかドキドキしていたが無事ゲット。○は既に購入していたのでmeetsの方を買いました。今聞いてて1周する前にこの記事書き終わりたいなと思っていたけど無理です。もう5曲目のSAKURAが終わったのにこちとらまだ開場すらしていません。

開演

 さてそこから2時間半ほどGWと突然の夏日で地上の地獄と化した渋谷で時間を潰し、時刻は開場の16:30になった。事前に把握していた席は数字上は結構前の方で、じゃあ実際どうなんだい、と思いながら席の元に急いだら、ステージがめちゃ近い(突然の小並感)。嬉しい。
 そこからまた1時間程そわそわしながら待ち、とうとう17:30の開演時刻となり、客席の明かりが消え、拍手が沸き起こる。ここの拍手の反響音を聞いて、うわあホールの反響だあ。とホールツアーと、アリーナの違いを感じた。ステージ上のスクリーンに映像が流れる。
 そして映しだされた1曲目のタイトルは

1曲目「誰か」

 黒い背景に白い文字ですっとだされる曲名。どきっとしたあと、心が跳ねる。最新アルバムの○の1曲目であり穏やかな曲調ながら力強さを感じる曲。私の語彙力では足りないので、聞いたことない人は、曲をきいてくだしあ。
https://www.youtube.com/watch?v=XEDHDoKHI1A

 YoutubeでMV付きで曲が聴ける。いい時代になったもんだ。
 意識をホール内に戻そう。水野さん(リーダー)が演奏するタラララタラララというピアノの音色から曲が始まる。「どこにいるの 声を聴かせて」という歌詞から流れるようにしかし確実に心をとらえるように曲が進んでいく。吉岡さん(ボーカル)の曲にのせる感情がビシビシ伝わってくる。距離が近いからなのか??かつてないほど本当に一節一節ビシビシ伝わってくる。会場がホールというのもあるのかもしれない。バンドの音の響き方届き方がアリーナとかと全然違う。慣れるまできついくらい。そんな中でも吉岡さんの声ってマジで埋もれない。何回も書いたらあれなので記事ではここでしか書きませんがこの後100回くらい吉岡さんの声って本当に全然、バンドの音がめちゃくちゃでかくても埋もれないんだなって思った。
 大迫力のバンドと、真っすぐに届いてくる吉岡さんの声。もともとこの局が持ってるパワーに加えてこれらをまともに受け、正直1曲目からくらった。もう感動で泣きそうだった。今日これめちゃくちゃすごいライブになるのでは。やばいのでは。
 ちなみに執筆中に聞いてるいきものmeetsが早くも最後の曲が流れている。そっちの意味(進捗)でもやばい。

2曲目「ありがとう」

 2曲目はいきものがかりと言えばのこの曲ともいえるほどの有名な歌。割といきものがかりを追い始めてすぐにリリースされた曲だが、当時の私(小学生)にはあんまり曲の良さが分からなかった。というよりこの曲の良さが分かったのは割と最近で、高校時代の部活(合唱系)の後輩たちが、文化祭かなんかで歌っているのを聞いて、初めてめちゃくちゃいい曲だなって思った。多分本家の方はアルバム鬼リピで聞きすぎたため、耳に馴染んでて歌詞とかを改めて意識するきっかけがなかったんだろうな。
 吉岡さんはライブだと特に観客に届けるように歌う。いっぱいのありがとうがもらえる。ありがとうを返せるように、にこにこの笑顔で聴いてたんだけど、届いてるかな。届いているといいな。

3曲目「きっと愛になる」

 最新アルバム○(←さっきからでてるこの記号はアルバムのタイトルです。読み方は「まる」。)の5曲目。いきものがかりの曲は、割と影の部分にもスポットを当てることが多い。優しい曲ながら、しっかり歌詞を読むとかなり影が色濃い。ちなみにこの曲中の「きっとぼくたちは 大切なひとに微笑みかえすそのときに夢を見る」という歌詞がめっちゃ好きで、初めて生歌でこの曲を聴けて、やっぱここめっちゃ好きと思った。

MC

 既にmeetsを聴き終えて、○を聴き始めて「ときめき」まで来てるので、MCの部分まで書いてたら本当に記事が終わらくなっちゃうので以降、MC部分の感想はカットします。言えないところもあるし(消灯式のくだり)。ただ一個だけ。ここのMCかこの次のMCで来場者の年代を聞くところがあったんだけど50代がめっちゃ多かった。感覚としては自分より少し上の世代(30代)が多いというイメージがあって、過去のライブも大体そんな感じの客層だったのに、今日は周り50代の方ばっかりで本当にびっくりした。ホールツアーだと年齢層高くなるのかな?若者としてもホールの椅子は座り心地よく、かなり体力的に楽だった(その分残った体力を例のゾーンでいつもより跳ね回ることで消費するのだが)。
 ちなみに同世代は、友人や恋人と来てる人もいたがかなり親子連れが多かった(かく言う自分も)。自分の世代はまだ、いきものがかりは青春時代のアーティストだが、もう少し下だと親の世代のアーティスト(自分たちが90~00年代に活躍していたアーティストに抱くやつ)というイメージになるのだろうか。時の流れって早っ。

4曲目「キミがいる」

 ここからはペンライト解禁&ご起立ゾーン。
 まじで吉岡さんの歌声がすごい。マイク通していない生の声も届いてるんじゃないかってくらい聞こえてくる。爆音にも耳が慣れ、アップテンポでノリノリのノリである。

5曲目「ときめき」

 ○の4曲目。強さを感じる曲。相変わらず語彙力が無いのでもう歌詞カードを見て欲しい。曲も聞いてほしい。
https://www.youtube.com/watch?v=lHlfKpHFxQ4

 ちなみに○の初回限定版だとこのMVの裏側が収録されているのだが、水野さんが本当に嫌な感じの先生が言いそうなことを言ってて笑った。私も3つは言えません。
 ずっと曲が声が胸にストレートに届いてくる。胸いっぱい。
 ちなみにこの曲の2番で水野さんが左の方に行き過ぎて、ハモる部分にまに合わせるため右側にあるマイクの位置まで走ってたのをみてめちゃくちゃにこにこしてしまった。

6曲目「うれしくて」

 〇の2曲目。STARが発表されてから少し間隔をあけて発表されて、しかもタイアップがプリキュアはびっくりする。この当時、割と曲が発表される頻度が落ちてて、いきものがかりって今後どうなっていくんだろうと不安になっていた時期でもある。フリーライブがあってそこで今年めっちゃ動くという本人たちの言葉を信じ、待ってたところに届いたのがこの曲である。
 ちょうど時代的な話で言うと、最近はサブスクやYoutubeで音楽が聴かれることが増え、どんどん短く聞ける曲が増えてく中で、自分はなかなか新時代の音楽についていけず、物足りなさを感じていた。
 そんななかでSTARとうれしくてが発表されたのである。わかるだろうかこのときの気持ちが。特にうれしくては6分越えでしかも大編成で。
 ホールに響く音で、あのときと同じ満ち足り感にひたる。最高です。

7曲目「やさしく、さよなら」

 ここからはちょっとクールダウンスポット。席に座ります。
 ○から9曲目。いきものがかりではそう多くない冬の曲。同じ冬の失恋ソングのSNOW AGAINが、ちょうど別れる、雪が降っているときの曲なら、別れた後の積もった雪だけが残っている曲。
 ライブで聴くと、めっちゃドラムの音が効いて、全体的にしっとりした感じのCDとは、またかなり違った感じで聞こえた。

8曲目「コイスルオトメ -激情編-」

 ライブの回数が重なるごとにどんどん進化していく曲。一応アレンジが激情編の方に近いからこっちのタイトルにしているだけで、もう激・激情編くらいはある。他の有名曲とならんで、いきもののライブと言えばこれという曲。
 この曲の注目ポイントはやはり水野さんのエレキギターで、特に今回のライブで大きくアレンジされたアウトロ部分のかっこよさはえぐかった。もともと(ライブアレンジは)ロックでかなり音圧がすごい曲だけど、ホールで聴くコイスルオトメはまた迫力が違った。

9曲目「笑顔」

 なんとここでツアータイトル回収。あなたと!わたしと!みんなで!歌いまSHOW!!の名の通りみんなで歌うのだこの曲を。もともと「笑顔」はイントロとアウトロの部分のラーラーラーラーラーラーラーラーーラーラーラーラーラーラーラーララーーの部分を観客も歌うということはあったが全編一緒に歌うことはなかった。他の曲に広げてみてもなかったはず。
 全くの新体験。うまく言葉で言い表せないけど、とても暖かい空間だった。

10曲目「YELL」

 自分がいきものがかりを追うきっかけになった曲。実は前のツアーの会場出たところでインタビューされ(おっきいテレビカメラつき)、その訳をめっちゃ語ったことがあったが、他のインタビューを受けていたファンの人の映像も含め、その映像を何らかの媒体で見れたことがないので、多分マルっとお蔵入りしたのだろう。残念。
 CDで聴くときはそんなことないのに、なぜかライブで聴くと、最初のキーボードの音で、なんだか胸を切り裂かれたような感覚を覚える。

11曲目「月とあたしと冷蔵庫」

 自分は初めてライブでこの曲を聴けた。前述のインタビューで私と一緒にインタビューに答えた友人が好きな曲に挙げていた。自分も大好きな曲でまさか今日聴けるとは思ってなかったからめちゃくちゃ嬉しかった。
 右上からちょっとオレンジかかった黄色のスポットライトが吉岡さんに当たりまるで月に照らされているかのような照明がとてもよかった。

一旦余談 

 この次から怒涛のラッシュに入るのだがいったん休憩。ちなみにmeetsを聴き終わり、○も聴き終わり、そこからさらに4時間くらい経った。どんだけ遅筆。正直月とあたしと冷蔵庫はだいぶ終盤の気がしていたがまだ半分ちょい。7曲目あたりから、ちょっと感想が浅くなっていないかと思われた方はご明察で、このままだと朝になると思い、だいぶ1曲に割く時間を短くして頑張って完成を目指しています。でももう鳥の声がそとから聞こえてきます。

12曲目「気まぐれロマンティック」

 ここからは椅子から立ち上がる。いきものがかりのライブに複数回行ったことある人なら、ここから超アップテンポの曲が続くぞー、気合いの入れ所だー。ってなるゾーン。
 の1曲目はやはりこの曲。ここからは一心不乱に手を叩く。幸い椅子がふかふかだったのでここで存分に体力を削ることができる。ちなみにこの曲はジャンプするところが何回かあるが、ライブ経験を重ね、前後左右ぶつからないように、真上にめっちゃ高く飛ぶという技能が鍛えられた。たのしい

13曲目「青のなかで」

 ツアー中に発表された曲。どこかに入るとは思ってたけどここに来るとは意表をつかれた。とても爽やかで青春って感じ。
 そういえばいきものがかりの曲で、アップテンポな曲って大体赤色とか橙色とか暖色系の曲なイメージが(勝手に)あるけど、青色イメージの曲は珍しいかも。「夏空グラフィティ」や「青春ライン」は青の前に太陽のイメージが強くて赤っぽいし。まあほんと個人のイメージの話でどうでもいい。しかもこの次の曲、青色アップテンポ曲の総大将やん。

14曲目「ブルーバード」

 そろそろ正気を失っていた頃なのでここら辺の記憶はあんまないです正直。

15曲目「じょいふる」

 このゾーンのトリを飾るのはやはりこの曲。やっぱりここもあんまり記憶ない。ただファイナルということもあってか、いつもより声出し煽られたような覚えがあるし、いつもより更にめちゃくちゃ声出した記憶がある。
 あんなに余力があったはずなのにこの曲終わって正気に戻ったときにはへとへとでした。

16曲目「SAKURA」

最後の曲はサポートメンバーも退場し、水野さん、吉岡さんの二人だけのアコースティックバージョン。しっとりと桜が散っていく。サビの前のいつもより長いタメが胸にきた。

アンコール

 これも余談で申し訳ないのですが、あまりにも疲労困憊だったのでアンコールで手を叩くの最初の方他の人に任せてサボってましたごめんなさい

17曲目「風が吹いている」

 アンコール1曲目にしてなんとここで2回目のみんなで歌いまSHOWタイム。
 みんなで歌って初めて気づく。これその場に居合わせたみんなで歌うとめちゃくちゃ胸に来る歌詞だと。本当に噛み締めながら歌った。
 実はこの曲がリリースされたとき、当時小学生の私は、東日本大震災の経験が非常に限られたもの(学校と家の中で起きたことしか知らない)であり、インタビューで聞いた水野さんのこの曲にかける思いが今一つ理解できなかった。卒業式(in小学校)で歌った曲にもかかわらず。しかし、コロナ禍を経験して、実際に正義と正義がぶつかり合う場面を嫌と言うほど目撃して、初めてこの曲にかけられた思いがわかったような気がした。わかった後(前回のツアー)で聴いたこの歌は格別だったが、今回聴くだけでなく、みんなで歌ったこの歌はまた格別だった。
「優しい歌 聞こえている 背中を押す 言葉がある」
「君と笑いたい 夢を分かちあいたくて 歌いあえるように 奏であえるように この時代を 僕らを この瞬間を」

18曲目「帰りたくなったよ」

 ライブに再び参加できて本当に良かったなぁ。

19曲目「◯」

 ◯の最後の曲であり、このツアーでも最後の曲。帰りたくなったよで最後だと思ったし、本当にすっと歌い出しにはいったので、唐突という言葉が似合う。アルバムでもYUKIMANIAのあとに唐突に始まるけど、それより唐突だった。
 今までのいきものがかりのアルバム最終曲とはどれとも違った雰囲気の曲。最後の曲というよりかは、アルバムをまとめ上げるような曲。
 ライブだとベースとドラムの音が際立ち、CDと比べ、より決然とした雰囲気になっていた。

20曲目「会いにいくよ」

 ダブルアンコールで、正真正銘最後を飾った曲。この曲もコロナ禍で聞こえ方が変わった曲。会いに行けないという状況が、存在することを初めて知りその上で聴く曲は全然違って聞こえた。
 本当に歌詞が心にしみた。会いにいけて本当に良かった。
 ちなみにこの曲の演出(といっていいのか?)もすごい良かったんだけど文字ベースで説明できる自信ないので、会場にいた人だけの特別な思い出ということにしよう。

終わりに

 もうすっかり朝になってしまった。記憶が消えるのは早いもので、ライブ中に感じたことなど結構曖昧になってしまったことも多くて、書きたいことの半分も上手くかけなかった気がする。でも文章化できたかは置いといて、自分の心の中にはちゃんといっぱいライブで受け取れたものを残せた。
 本当に良いライブだった。

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