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【往復ヲ書簡】#1)ゲバラからだらくいんさんへ

全てのブロガーは精神的に露出狂である。

だって考えてもみてほしい。


人並みに弁が立って気楽に喋れるコミュニティを持つ人なら、わざわざ時間と手間をかけて金にならない文章を長々と書いたりしない。

更にはそれをネットに投じて、時たま付いたイイネや些細な反応に一喜一憂する狂乱じみた趣味にいい歳こいて熱を上げないはずである(あぁ書いていて耳が痛い)


ただ現に僕はこうして、どこで読まれるとも知れない奇文を誰に頼まれるでもなくセッセと書いている。

聞くと「誰にも強制されず3年以上続けている事」がその人の強みだそうだ。

その点、僕がブログを書き始めたのは暗黒のmixi時代まで遡るので、そのハードルは優に超えている。

思うに、僕含め文章を書くのが好きな人は自分という人間を知りたいのだろう。

ふと脳裏を飛び交う感性の飛沫の行く先をただ見送るのではなく、その瞬間に捉えて言葉の器に留めることで、自身の脳内に渦巻く思考を客観視したいのだ。

更に、そうして自分を客観視する過程を一種のショーとして他人に平気で公開できてしまう。

これを「精神的に露出狂」と言わずして何と言うだろう。

ただ幸いにもその手の変質者は世間に少なからずいる。

そんなことを今まさにこの文章を読んでくださっているだらくいんさん、そう貴方を思いながら切々と書いている。

馴れ初めて青春


さて親愛なる変質者同志ことだらくいんさん、ご機嫌いかがでしょうか。


貴方と私が出会ったのは〇ィズニーが裸足で逃げ出す電脳テーマパークことツイッターランドでしたね。


改めて考えるとキッカケの話題も、何年頃にどんな経緯で知り合ったのかも覚えておりませんが、幸運にも僕らの生暖かい相互フォロー関係が始まり早数年。


その後、共通の友人を介して偶然アイドル現場でリアル初対面を果たしたのが去年の10月頃でしたね。

それまで直接的な接点こそなかったものの、ネット空間における良い意味でユルい繋がり方をしてくれる方の一人として好意的に認識していたので、あの日は偶然とはいえ対面できて嬉しかったのを覚えています。


そこから更に数ヶ月。

ノリと勢いで初対面をこなすコミュ障の真の試練ともいえる二度目ましてを無事乗り越え、相変わらずポイズンなご時世の隙を突いて酒席を共にするなど、お互い無理のないペースで心地よく距離感を縮められたこと、有難く思います。

そんな折、僕は「限界から始まる」という往復書簡形式のエッセイ本に影響を受け、自分と同じくブログ趣味の熱量が高い貴方ならと「一緒にリレーブログ書きませんか?」と提案するに至りました。

上記書籍を通して、各自が独白で書く通常の形式に対して往復書簡には「読ませる相手が明確に居る」という良い緊張感があったり、一人ならつい隠してしまう部分も質問を交わすことで赤裸々に書けたりと、新鮮な面白さがあると感じました。

こうして自分も同形式でブログを書いてみたいと思い、その相手として、広い知識に基づくロジカルさと秘めたパッションを感じさせる素敵な文章が印象的だっただらくいんさんを真っ先に思い出しました。

とはいえ決め打ちの話題やテーマがある訳ではなく、言ってしまえば単に「ヲタクが交換日記ブログやってみた」の実験がしたかったのです。


そんな安易な思い付きながら、対面で伝えたこの提案を二つ返事で了承してくださった事、改めて感謝いたします。

ついては何のルールもなくダラダラやるのもアレなので、あくまで努力目標として下記を考えました。


まず執筆ペースは各自が交代で1~2週間に1記事を書く程度。(※一人1~2記事/月ほど)


次に、間延びしないよう期間を設けるとして、ひとまず自然消滅で頓挫しないよう残る2021年の約3ヶ月継続を目標に実施できたらと思います。


またタイトルは「ヲタクの往復書簡」なのでシンプルに『往復ヲ書簡』とし、各題は回数(#1~)に加え、執筆者がわかるよう「(執筆者)から(もう一方)へ」という表記を添える形でいかがでしょう。


加えて、前回記事を冒頭にリンク引用し、相手から振られた話題を受ける形で書き出し、そこから自由に展開して、最後に次回相手に書いて欲しい話題や質問を投げて文章を〆る、といった塩梅でしょうか。


まぁこういうのはやってくうちに自然と形になると思うので、特に型を決め過ぎず自由にやりましょう。

最後に

それでは最後に、記念すべき初回のテーマバトンをもって本記事を締めようと思います。


今回だらくいんさんに投げたい話題、それは「なぜクロスノエシスのAMEBAさんのことを正式に推しメンと表明しないのか?」という事です。

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クロスノエシス・AMEBAさん(@crns_ameba)

というのも、僕らに対面のキッカケをくれたクロスノエシスでのヲタ活について、現状だらくいんさんを見るに、一人だけ突出してチェキ枚数が多かったり「更新後24時間以内」というストイックなマイルールでブログコメントを習慣化していたりと、明らかにAMEBAさんにだけ注ぐ熱量が違って見えます。

もちろんAMEBAさんについては僕も何度もライブを見たり特典会で喋っているので、あの球体人形然としたアルカイックな美から花の咲くような可憐な笑顔まで実に振り幅のある魅力的な容姿に加え、感性豊かで温かいお人柄に惹かれるのはよく分かります(なぜならヲタクなので)(早口)

しかしそんなAMEBAさんのことをだらくいんさんが正式に「推しメン」と表明した場面を僕はネットリアル共に見たことがありません。

ついでに言えば以前、「推しメンはAMEBAさんですよね?」と聞いた際、『いえ、僕はあくまで箱推しです。AMEBAさんは1人だけチェキ枚数が多いですが、それでも僕はあくまで箱推しです(大意)』的なことを言われ、内心(それを推しメンと言うのでは?)と首をひねったこともありました。

ただ、この件については以前だらくいんさんがブログで「いつ何が起こるか分からないからこそ、あまり無責任に都合の良い言葉を使いたくない(大意)」というお話をされていた事も知っています。

正直僕もこの考えには共感するところ大で、逆に「そうした都合の良い言葉を大声で喧伝するヲタクほどすぐいなくなる」という肌感覚もあります。


なので誠実性という観点から見てこのスタンスは、適切な距離感を保てる大人の発想だと感じます。

ただ一方で「熱狂のない趣味」という響きにどこか寂しさを感じてしまう僕もいます。

思うに、だらくいんさんが仰ったように「いつ何が起こるか分からない」、より直接的に言えば「いつまで応援していられるか分からない」からこそ、逆に限りある今を噛み締めつつ節度ある熱狂を添える意図で「推しメン」というやや大きい言葉を使って、「貴女は私の特別です」という意思表示をする事は一見独りよがりながらそれなりに素敵なことではないでしょうか。

もっとも、ここまで喋りながら今僕の腹の内の8割を占めるのは「なんだよ~w好きって言っちゃえよ~w」という修学旅行夜の男子中学生メンタルな事は否めませんが、記念すべき往復書簡ブログの初回を景気よく始めるべく若干の無礼を承知で投げさせていただきました。

願わくば同じメンタル露出狂として、文章を介して共に馬鹿歩きできれば幸いです。

それでは、お返事楽しみにしております。

季節の変わり目くれぐれもお体ご自愛ください。

バイチャオ♪


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