見出し画像

逆選択とモラルハザード【経済学・経済政策】

こんにちは!逆選択とモラルハザード、ちょっとややこしいですよね。でも大丈夫、わかりやすく説明しますね。

逆選択モラルハザードはどちらも「情報の非対称性」に関係しているんだけど、ちょっと違った場面で起こるんです。

逆選択(Adverse Selection)

これは取引の前に問題が起こるケースです。簡単に言うと、「良い商品やサービスが市場から無くなっちゃう」状況です。

例え話
保険の例を使って説明します。
保険会社が健康な人と病気の人を区別できない場合、病気の人だけが保険に入ろうとします。結果、保険会社は高額な医療費を払わなくちゃいけなくて、保険料を上げることに。すると、健康な人はますます保険に入らなくなり、さらに病気の人ばかりが保険に入るようになっちゃいます。これが逆選択です。

モラルハザード(Moral Hazard)

これは取引の後に問題が起こるケースです。「自分の行動を他人が見えないことを利用して、悪い行動をとっちゃう」状況です。

例え話
また保険の例を使いますね。
車の保険に入っている人が「どうせ保険でカバーされるから」と思って、安全運転をしなくなっちゃうケース。これがモラルハザードです。保険会社はその人の運転の仕方を直接見ることができないから、事故が増えちゃいます。

まとめ

  • 逆選択:取引の情報の非対称性が原因。→ 保険に入る前に健康状態がわからないから、病気の人ばかりが集まっちゃう。

  • モラルハザード:取引の情報の非対称性が原因。→ 保険に入った後で、安全運転しなくなっちゃう。

これで少しはわかりやすくなったかな?また質問があったらどんどん聞いてね!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?