見出し画像

共感覚と

私には共感覚があります。


共感覚とは

ある刺激に対して通常の感覚だけでなく異なる種類の感覚をも生じさせる一部の人にみられる特殊な知覚現象をいう。 例えば、共感覚を持つ人には文字に色を感じたり、音に色を感じたり、味や匂いに、色や形を感じたりする。

Wikipediaにはこう記されています。


私は特に

・文字、数字、音楽、匂いに色
・痛み(物理的なものも精神的なものも)には色と形

を感じます。

私は今年で20歳なのですが、「共感覚」という言葉も存在も知りませんでした。
なんなら、誰しもが当たり前にあるものだと思っていました。

私に共感覚というものを教えてくれたのは元カレです。
私が何気なく「○○はこういう色でしょう?」と言った事をきっかけに知りました。

しかしその時に元カレには怒られてしまいました。

「その話は絶対に他の人にするな」

私が無知だったのも悪いと思います。
でもその言葉を言われて悲しくなりました。
ネガティブな性格もあり、「私はおかしいんだ」と捉えてしまいました。


丁度その頃に二次会ちゃんにも私と同じ様に共感覚があると知りました。
彼女も音や数字、痛みなどに色を感じると言っていました。

私は音楽が好きで、彼女も音楽が好きでとても詳しく、おすすめの曲を教えてくれました。

ある時、おすすめしてくれた曲の色を彼女に伝えるととても喜んでくれました。

二次会ちゃんは共感覚がある事を「厨二病の様だ」と感じていたそうです。
私が色を伝えた事で「共感覚は本当は素敵なものなのかもと思えた」とまで言ってくれました。

私は本当に言葉では言い表せない程嬉しかった。


不幸自慢の様であまりこの手のお話はしたくないのですが、今まで生きてきて人格を否定される事や好きなものを笑われた経験が多かった気がしています。

それゆえに人に〝本当に好きなもの〟〝本当の気持ち〟を伝える事を避けてきました。
本や音楽は一人で楽しむものだ、と自分自身に言い聞かせていたように思います。

でも彼女と出会って

好きなものを誰かと共有出来る楽しさを知る事が出来ました。

私の知らない世界を教えてくれました。



とりとめのないお話ですが、とある一人の女の子のおかげで自分にある「共感覚」というものが好きになれました。
だって、他の人には感じる事の出来ないものを感じる事が出来るなんて素敵なことでしょう?

私はこれからも大好きな音楽を聴き続けるし、大好きな本も沢山読みたいです。
それはとてもとても幸せな事だと思います。


余談ですが、私は水色が好きです。
二次会ちゃんは声も文章も綺麗な水色です。
厳密に言うと「透き通った勿忘草色」です。
とても美しくて儚い。
彼女にはそんな魅力があります。

私の声はどんな色なのだろう。
自分の声を録音して聴くのは苦痛なので気が向いた時にやってみようと思います。

もしもこのnoteに目を通してくれた人に共感覚がある方がいらしたら是非お話してみたいな、と思います。

最後に

共感覚がなくても、音楽も本も素敵な存在です。
音楽でも本でもなくても、好きなものがあるのはとても素敵なことです。
他人に好きなものを否定されたとしても好きでい続けてほしいと思います。

どうか、あなたとあなたの好きなものの世界が幸せなものでありますように


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?