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子供が帰ってきたら抱きしめる

おかえり

おかーり、と言って子供が帰ってくる。

食事の用意をしていた私は、玄関まで出迎える。

靴のベロをはがしてもらってから、自分で靴を脱いで、上がってくる。

私を両手を広げて待っている。すると、まっすぐ飛び込んでくるので、抱きしめて頬ずりして、おでこにちゅっとする。んーと言ってほっぺにすりすりしていたら、「んーして」というので、んーと言った。もっとというので何度もんーといいながらほっぺとほっぺをすりすりした。

体をべりっとはがしてから、「かぼちゃハロウィン、でっかい」とお話ししていた、かぼちゃが大きかったんだろうと思った。

一日にあった出来事を話してくれるようになった。

食事

台所に椅子をもってきて、のぼって、のぞき込んできた。もう終わったよ、盛り付けだよと言ったら「あっこ」というので「はーい」と言って、反動をつけて持ち上げたら、子供の足が振り子のように揺れた。それがおもしろかったのか、なんどもはーいして、とせがまれた。

今日もお好み焼きにしたら、半分食べられた。自分が終わるとすぐ椅子を降りて、私のところにやってきて、膝の上にちょこんと座った。

まだご飯食べているからあとでね、と言ったら椅子に戻っていった。

うろうろ歩くのをやめさせようとして、前は無理やり座らせようと押さえつけたこともあったけれど、食事が嫌いになるだろうと夫と話し合ってやめている。それより、座っているときの褒めることにした。なかなかしつけは難しい。相手を意図通りに動かすのは困難を極める。

遊び

食事を終えると、ぽーんしたいというので、風船を放り投げて遊んだ。「いくよー」と宣言してから投げていた。三人で遊んだ。「きーろ」と言って自分の風船は黄色にして、私には「あっか」と言って赤い風船を渡してきた。

それから「ブロックしたい」「ブロックやりたい」と言った。少し前は「ブロックしゅゆ」だったのにと何度目かわからないけどやっぱり感心してちょっと寂しい気持ちになった。

ブロックは自分で持ってきた。そして、袋の側面に書いてある見本通りに作れという意味で「ハート」と指示してきたので作ったら、今度は、「こえ(これ)」と言って、ロボット風のブロックを指さした。足の隙間の部分を「とんねゆ」と言ってトンネルとして扱い、小さめのブロックを積み上げたのを、床に寝かして、何度も通していた。ハッピーセットについていたアンキロサウルスもくぐらせて、私にもやれという意味で「てってんも!」と言った。

自分でも作って「おうちでちた」と言ってきた。その時私はブログ用のメモを取っていたから、作っているところを見られなかった。

ブロックを子供がうまく支えきれなかったために、落ちてしまったら「おっちゃった」と言って拾っていた。

ブロックの次はやっぱりおままごとをした。今日はなすとレモンとみかんとトマトと魚をお弁当箱に入れてもぐもぐパクパクと言いながら食べるふりをした。

次に犬のおもちゃとエサの皿のセットのおもちゃをもってきて、子供の体の上をぴょんぴょん跳ねさせてほしいというジェスチャーをしたのでそれをした。おかえしに、私のところはアンキロサウルスを這わせたきた。けらけら笑っていた。笑い声の音をうまく文章に再現できない。

ごろごろしながらおやつを食べる

お布団を敷いたら「クッキー食べたい」と言った。子供は、アンパンマンおやさいせんべいのことをクッキーと呼んでいる。本当にクッキーを出すと違うと言われる。

バイキンマンの絵のを出したら「バイキンマン」とはっきり言った。今八月だけど、去年の十二月には「バイキー」と呼んでいたの。だいぶ舌が動くようになったみたいだ。

おやつには、おみかんと、かっぱえびせんと、おせんべいと、バナナをよく食べる。今日はおみかんを一つだけ食べたが、昨日は四つも食べた。

お布団の上でおやつを食べるのはお行儀が悪いけれど、うちはそんなに広くなく、遊ぶ部屋と寝室が同じで、ある一定の時間になると、お布団を敷いて、私の方が疲れているので、ごろごろしたい。だから仕方がないのだ。

子供はちょっとした悪さをするのが好きだ。今日は私の髪で手を拭いて「ひひひ」と言っていた。ちらっとみてから悪さをして、それからまた顔をちらっと見て、本気で怒ってないか様子を探っているのがおもしろかった。だから「わるだね」と指摘したら、またひひひと笑った。

今日は子供が新品の服を着ていたので、布から新品のにおいがしていて、それを嗅いでいたら「におい」と言って真似してくんくんした。朝は、パパの枕もにおいと言って嗅いでいたので、それは洗濯した。いい匂いに感じるんだろうか。

数字とアルファベットが読める

三月から、数字が読めるようになり、七月に、アルファベットが読めるようになり、八月になってからは、自分の名前が読めるようになった。ブログ用のメモをまた書いていたら名前の一文字が入っていたのをのぞき込んで、自分の名前を言っていた。どうやら、自分の名前を構成するひらがなが入っていることがわかったみたいだ。

子供がNHKのアプリを見ていたとき、私は横でtwitterを見ていて、そうしたら、スマホを手で払われて、「こえ(これ)」と一緒にパフェを作る動画を見ろと促された。

YouTubeの遍歴も記録のために記しておきたいが、二歳はじめは、いないいないばあとピングーで、それから十二月までは、スーパーシンプルをひたすら見て、去年の十二月から六月まではココメロンで、七月からはアルファベット(ABCの歌や、フォニックスの歌)が好きだ。

お風呂(不機嫌)

七時のお風呂に入ろうと誘ったけれど入らないと言われて、自分も体調が悪かったので、四十分まで待った。遅くなったのでシャワーにしようと服を脱がせた。そしたらトイレ(といえ)と言われたのでトイレに連れて行った。そのまま風呂場に言ったら、「ちゃぷちゃぷ」とはっきり主張された。また下着を着せて、お風呂を焚いた。そして再チャレンジしたら、足踏みをして泣きそうになっていた。どうしたの、と聞いてもふにゃふにゃと答えるばかりでよくわからなかった。母はどうしたらいいのかわからなかった。

自分を洗ってから子供を洗おうとしたけれど、先に洗いたいと言わんばかりにシャワーの下に行き、自分を洗おうとした。だから、先に洗ってあげた。二人分全部洗ってから、お風呂に入ったら、やっぱり泣きそうな顔をして、私の首に手を回して抱き着いてきたので、抱いたまま浸かった。入浴剤を渡しても、遊ばないで、ぽーいとお湯の中に投げた。病気かなと思って、温まったらすぐに上がった。

歯磨き

歯磨きをする前に、ばい菌バイバイだよ、と説明してから歯を磨いたら、いつもよりもおとなしかった。一生懸命「えらいね、がんばってるね、もうちょっとだよ」と励ますことができた。いつもは、ダメ!動かないで、と言ってしまうから、作戦を変えたのだった。歯の内側は、舌を使って抵抗されたけれどそれもかいくぐって何とか磨くことができた。

そうこうしているうちに夫が帰ってきた。子供は「パパおかーり」と言って嬉しそうだった。そして「○○ちゃん、シャワシャワ、てってんシャワシャワ」と報告した。「パパも、シャワシャワ」と言っていたが、それは早く入るべきだという趣旨だった。

ねんね

暗くしてから、名前を呼ぶ遊びをした。パパがフルネームを呼ぶと、「はい!」と手を挙げて返事をするのがかわいかった。子供が「もっとはやーい」と早口で言うように要求したので、一生懸命早口した。もっともっとはやーーい、とせがまれて、対応して、を繰り返していた。白熱していた。

自分の名前が言えるようにするべく「おなまえは?」と聞くと「○○ちゃん」と答えるので、名前はこれだよ、と夫が教えていた。自分の正式な名前は一応言えるけれど、名前だと思ってなくて、○○ちゃんが本当の名前だと思っているみたいだった。

飽きたら、私の方を向いて、「よしよしして」というので「なんていい子なんでしょう、かわいい○○ちゃん、お利口な○○ちゃん」となでたら「もっと」とのことだった。だから、そうしたのだけど、手でおでこをガードされた。おててのガードごとなでたらにこにこしていた。

横を向いて寝ると、ほっぺたがつぶれる。手をつなぎ合っていたら、静かに寝た。十時だった。

言葉

朝起きて「パンにゅうにゅう」(朝ごはん食べたい)

「おめめ、どーじょ」(眼鏡をもってきて、ケースから出してくれる)

もう一回の(もう一回したい)

せんせいいくおともだち、いく(保育園行きたい)

えーっくしゅん(アプリのバツを押して終了させてほしい)

今日も「おきがえ、きらきら」といっていたので、ワンピースを着せた。

きらきら=ワンピースが定着した。あがりぼーちぇというので、ポニーテールにもした。

パソコンをしている私の膝の上にタブレットを置いて、音楽のアプリを開いて、ぴょんぴょんしながら操作したり、つま先だったりしている。音に合わせて首を傾げたり、犬の鳴き声を出したりと忙しい。

今まさに幼い子どもを育ててる最中なのに、視点がどこか未来に飛んで、未来から今をみて、懐かしんでいるような、切ないような気分で子育てしてる。
0歳から2歳までなんて赤ちゃんだったなーと思うし、来年から今を見てたら、切ないなーって思う。未来から、今を思い出す、鮮明な夢を見ているようだ。胸がぎゅっとなる。


あがりぼーちぇ(Ponytail)の曲。とてもいい気分の上がる曲です。


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