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美山みどりさんのテキストサイト(ブログ)について

美山みどりさんのサイトに文句をつけ、侮辱し、一方的に非難している人がいるので、書きます。
まず、ブログとテキストサイトの違いもわからない人に何も言ってほしくはない。
この小坊め!

(小坊とは、厨房(中坊)よりもさらに幼稚な消防(小学生)であるといういにしえのインターネットスラングである!)


インターネットの歴史

私は極端に言えば、1998年からインターネットをしているので詳しいのだ。そのときからテキストサイトをやっていた。
ジオシティーズ、シーサー、ライブドアブログ、たんぶらー、ワードプレス、ニコニコ動画、はてなブログだ!!!!あめぞうはリアタイじゃないけど、あやしいわーるどだってちょっと知ってるんだぞ!2chは一度サーバー負荷が重くなってプログラマーがボランティアしていたとかそういう時代だって参加はしていないけど、知ってるんだぞ!
ツイッターだって2008年からしている。
そういう私なので、美山さんのサイトだってむろん読んでいる。

美山さんのサイトの内容

美山さんのサイトは梢おばさまの日記で間違いないだろうか。
あれは、昭和からの美山さんの足跡をたどるもので、歴史的価値が高いので私はデータをそのままほしいくらいだ。
社内旅行の写真とか、美山さんの子供のころの愛くるしい写真、青年になったときの写真、どうやって徐々に移行してきたかが穏やかな筆致で描いてある名サイトだ。あれで救われた人も多いはずだ。

残念ながらサイトは消えてしまって(なんてことだ。歴史的価値が高いのに)、記憶を頼りに書くので間違った所もあると思うがご容赦いただきたい。
美山さんは、淡い恋をして身を引いたり、頑張って男性らしくしてもやっぱりなよなよした部分が出てきて無理をしてしまったり、そういうつつましい人だ。
昭和時代の社内旅行ですら、美山さんが男性と同室だと酷だから、一人部屋をあてがってもらった上に、女性社員に「一緒の部屋でもよかったのに」と言ってもらうような人だ。そのあと、女性たちと一緒に旅行して、女性と同室に泊まって、ものすごく喜んでいる。ファッションの話やメイクの話をできて、とてもうれしかったとか、一緒に買い物についてきてもらったとか、女性として過ごす時間を増やしていくのがうれしいとかそういう話がメインだ。
女性として過ごすというのもあれだよ、MJと違って性の話は少ないよ。
MJみたいに不倫して男性とセックスをして、後ろの穴から精液が垂れるのを感じて「本当に女になってしまった」みたいな感想を持つ人とは違うのだ。
問題にされているちんで型どりしてチョコだって、別に人に迷惑かけたわけでもないし違法なこともしていないので、それで叩くのはおかしい。

性器の型取りの一般性

女性ならばそんなことをしない!みたいに言う人もいるけどそんなことはない。ろくでなし子さんのことをご存じないのか。
まんこで型撮りして、それをアートにして展示会をしたり、寄付でお金を集めてまんこボードを作ってファンを乗せたり、まんこの3Dデータを配ってそれがわいせつかどうか法廷で争って勝った方がろくでなし子さんだ!
当時ろくでなし子さんはふぇみ気質のある女性に非常に支持されており、男性ファンも多かった。それが女性の解放につながると信じている人も多かった。
ろくでなし子さんの女性ファンがろくでなし子さんと集って、まんこのかたどりをしてアートにする会もたびたびもうけられていた。もちろん、ろくでなし子さんをみならって、セルフでそれをして、アートにして写真をアップしていた女性もいた。
男性だってペニスを型撮りしてシリコンで成形してそれをこう……するのも流行していた。そのやり方を指南しているサイトもいっぱいあったのだ。
当時、男女ともに、性器の型をとるのが流行っていたのだ。

なので、その流れで、美山さんがそれをしたとて誰が非難できよう。その時代ごとでマナーもルールも雰囲気も違う。今の価値観で過去を裁くのは単なるアナクロニズムである。
記憶をたどると、美山さんのサイトにはこういう風に書いてあった。
「憎むべき肉塊だけど、こうしてみると、今まで生まれてからずっと人生を一緒に過ごしてきた。失うとなると、自分の体の一部だからいとおしい気持ちが湧いてきた。これでさよならして、新しい人生の扉を開くのだから、一つの区切りとして、ささやかな思い出を作りたい」
それでちんをチョコで再現したのだ。
今の価値観からすると悪趣味かもしれないが、昭和平成は露悪、サブカル、エロの時代で、今と性に関する価値観が違う。
どんな時代でも、貞淑な人は貞淑だし、奔放な人は奔放だ。でも、だいたいの人は時代の雰囲気に飲まれて、後から見ると考えられないようなことをするものだ。
美山さんは確か、親しい人とさよならパーティーをして、そのことを日記としてホームページにあげた。

平成のインターネットの役割

今は、人に聞かれたくないことはオフラインで、人に聞かせたいことはオンラインで公開する時代だが、昔は違ったのだ。逆だった。
インターネットをする人は非常に少なかったので、リアルでは言えないことをホームページやテキストサイトに載せていた。そして、本当の自分を表現し、同じような人の文章を読んで、それを支えにしていた。
そういう時代があったのだ。

SNSがない時代、孤独な人たちは、テキストサイトを作り、オフ会をして、友達を作った。
今では考えられないかもしれないが、2chにもオフ会はあった。

アダルト枠

昔は、GIDもゲイもおねえもレズビアンもSMもトランスジェンダーも女装子も全部「エロ」のくくりだった。
ネットスケープとかみんな知ってます?ブラウザーが有料だった時代に無料だったんですよ。ネスケ派モジラ派エクスプローラ派がいて、どざーとまかーという言葉があったんだよ。

その頃はまだ検索エンジンがなくてですね。リンク集でサイトを探したのだ。
ヤフーができたときはすごかった。
でも、最初は、サイトを作ったら、ヤフーにカテゴリ別に登録して、審査されて、それでようやくリンクが掲載されて、その中で見たいサイトを探すんだけど、今でいうLGBTとかSMとかはみんな「アダルト」「エロ」カテゴリだったのだ。今では考えられないだろうけど、LGBTと女装子とGIDとSMとAVとかはみんなアダルトだったんですよ。性的志向とか性的嗜好とかは、2000年代後半でようやく言われ始めて、いまだって正確に知っている人なんてよっぽど意識が高い人だよ。だからわざわざ言わないといけない。

そういう風潮の中で、リアルでは言えないことをいう場で、周りのサイトがアダルトくくりで、エロが普通で、そんな中、美山さんがちょっと今と考え方が違うことをしたからって責めるのはおかしい。多かれ少なかれ、あの時代に作ったホームページを今読んだら、自意識過剰で、バカみたいで、恥ずかしいよ。

美山さんを傷つけるな

美山さんにとって、傷つく言葉をわざわざいう人は間違っている。言われたら傷つくとわかって、言ってるの、バレバレだよ。そんなことない振りしたって。そんなの通るわけない。その言い訳が通ると思ってるのに唖然とするわ。

侮辱の一例

美山さんに「おじさんはおじさん」って言って、「事実を言っただけですぅ」ってその言い訳が通ると思ってる人も擁護者も、ただの○○じゃん。

今、「ただの○○じゃん」って書いたけど、バカにされてると思ったでしょ?
でもそれで「〇〇は○○だから侮辱ではない」と私が言ったら、はあ?ってなるよね。わかる?わからないか。仕方ないね。〇〇だもんね。

女性蔑視について

女性蔑視って言葉を軽く使いすぎてる。別段、女性蔑視ではない時にも言うのってただの○○だよ。
美山さんに女性蔑視があったら、会見なんてでないよ。
美山さんは、同じ性同一性障害の人にも、顔出ししたことでたたかれています。
どうして顔を出すんだって。そのせいで、目立ってしまう。自分たちの特徴が人に知られてばれやすくなる。自分の得にならないし、今までせっかく埋没して穏やかに暮らしていたのにそれを捨てるなんてバカすぎる。迷惑だって言われている。

美山さんの果たした役割

そんな仲間からも味方したい相手からもトランスジェンダーからもぶっちぎりで誹謗中傷されても、なお、こらえて女性スペースのために一生懸命動いている人をなぜ傷つけるんだ。人としておかしいよ。仲間内ではそれが当然だと思っているかもしれないけど。

議連ができたのだって、美山さんの働きは大きいよ。
ああいう好感度の高い人が、わざわざ女性のために動いているんだ!ってインパクトは大きい。当事者がいうんだから、女性スペースを守ることは、差別にならないんだと安心して議連に参加できた政治家は多いはずだ。

周りからどう思われるか考えよう

そういう立役者を面罵しているのをみたら、周りはどう思う?
興味を持ってくれている人は、みんな人権意識が高い人たちだよ。
悪い言葉を使う場面を見るだけでも、いう人間を嫌悪するだろうね。

人としてどうか、道徳的倫理的にどうかをさておいたとしても、損得だけで考えて、美山さんを面罵することで得られる結果はなんですか?
何を得て何を失うのか、それをよく考えた方がいいです。
侮辱なんてしてない、そんなつもりではない、という言い逃れは、赤の他人に対しては通用しない。

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