問いに答える獣医師C58(シゴハチ)

元臨床獣医師。

問いに答える獣医師C58(シゴハチ)

元臨床獣医師。

最近の記事

Q:『逃げ若』見てる?A:みてます。推しは馬術の名手今川範満。馬術がなぜ魔術的な響きで呼ばれるのか、説明してくれるようなキャラクターです。

僕はアニメから入りましたが、どハマりして漫画も買ってしまいました。獣医学部は理系のカテゴリでしたので、学生時代も日本史はあまりちゃんと勉強しておらず、室町時代も南北朝も単語自体は聞いたことがありましたが、どういったものかよくわかっていませんでした。機械的に暗記するだけだった歴史人物や戦の名前や年号なども鮮やかに肉付けされていくと、当時の人々の息遣いを感じることができて良いですね。 さて、この作品では敵味方問わず魅力的なキャラクターが多く登場します。僕のイチオシは馬術の名手の

    • Q:愛犬ががんに。ペットロスに備えられることはある?

      喪失の悲しみに完全に備えることは不可能なのだと思います。写真を見返し、共有できる人と語り合うことで、ペットが今まで与えてくれた楽しく幸せな日々の実在を感じ、悲しみが少しずつ薄まるのを感じます。 ガンで闘病中は祈るような日々ですよね。実は僕も獣医師になってから、2回ほど愛猫を見送りました。 1回目は臨床獣医師になりたての頃で、13歳の乳がんの肺の転移で亡くなった三毛猫でした。中学生から一緒に過ごしていた猫でした。猫が死んだ最後の日、家に僕しかいない状況だったのですが、どうし

      • 【立秋・次候:寒蝉鳴①】ひぐらしなく

        もしかしたら、私は書かずにいられない人間ではないのかもしれない。生活の苦難や煩雑さの中で、何かが満たされ、または何かが削られ、外に表出せずには生きられないというほどの焦燥感が自分にはないかもしれない。今までずっと私は自分のことを、表現せねばいられない人間だと思っていたが、実は違うかもしれない恐怖。書かずにいられない人間なのかどうか、試してみようか。

      Q:『逃げ若』見てる?A:みてます。推しは馬術の名手今川範満。馬術がなぜ魔術的な響きで呼ばれるのか、説明してくれるようなキャラクターです。