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イレクターパイプの欠点

EV BOSCOの荷台に棚を作るにあたり、昨日、単管と塩ビパイプを比較した結果、イレクターパイプなるものを見つけて、これで作ろうと前向きに考えていることを書いた。冒頭の写真はEV BOSCO ではなくクロカン仕様のアペであるが、こんな感じにカッコ良いのを作りたい。
その昨日の今日にもかかわらず、大変申し訳ないのだけれど、今回はイレクターパイプの欠点について書きたい。この欠点を思うと、今回は、やはり塩ビパイプに軍配が上がりそうだ。

イレクターパイプは耐久性に問題アリ

イレクターパイプの欠点はズバリ、耐久性である。
「とうふや婿入日記」というブログによるとイレクターパイプで作った台車が紫外線で劣化したとのこと。3年で直しようのないほどボロボロになってしまったという。
もちろん、これは置かれた環境にもよるだろう。ただ私の場合、将来的にはEV BOSCO の電気を全て太陽光発電や風力発電といった自然エネルギーで賄うことを目論んでいる。これは私がドケチだからではなく、地球環境や日本の経済を思ってのことである。
そう環境や経済の問題を見越して荷台に棚をつけようと言うのに高々3年でダメになるなら、話にならない。なんせEV BOSCO は車検不要である。きちんとメンテナンスをしながら丁寧に大切に乗れば、一生モノである。

イレクターパイプの廃棄方法も問題

更に、イレクターパイプは捨てる際にも問題がある。そもそもイレクターパイプは金属のパイプの外側を樹脂でコーティングして作られている。このコーティングは、そうそう剥がれては困るものである。そのため分別ができない。資源としての再利用も難しい。

イレクターパイプによく似た製品として、スペーシアパイプというものもある。どうやらイレクターパイプよりもスペーシアパイプのほうが耐久性が幾分高いらしい。しかし、これもやはり、廃棄方法が不明である。
スペーシアパイプも、イレクターパイプ同様に、専用の接着剤で固定したり、専用のパーツにネジ止めすることで組み立てる。その専用接着剤の廃棄方法に関してはスペーシアのサイトに書かれているが、肝心のパイプ本体の廃棄方法については書かれていない。

ちょっと話はそれるが、イレクターパイプといいスペーシアパイプといい、メーカーさんは不誠実ではないか?
イレクターパイプの比較サイトで書かれていた耐久性は、信用ならない。スペーシアパイプのサイトに書かれている環境に対する取り組みも、形だけではないか。
こういう不誠実なものは、買いたくない。もちろん耐久性のメンバーから「やっぱり塩ビパイプかな…」と思い始めているものの、塩ビパイプを使おうと思う気持ちの裏には、このような「大人の事情」もある。

塩ビパイプは30年はもつ

そこで塩ビパイプに戻る。塩ビパイプは30年はもつ。
塩ビパイプの欠点と言えば、割れるとか、熱に弱いといったことだろう。一口に塩ビパイプと言っても種類があり、温水用の塩ビパイプや地下埋設用の塩ビパイプであれば、強度の問題は回避できそうだ。もちろん、パイプをどのようにつなぐかによっても強度は変わってくる。

今後の見通し

早速、設計図を描いて、どんなパイプが何本必要かを計算して…と取り掛かりたいところだが、載せるソーラーパネルの寸法が決まってから作るほうが安心だ。それに、一度も塩ビパイプを使ったことのない人が、いきなり一辺が1mもある大きなモノを作るのは、リスキーだろう。
そこで、手始めに塩ビパイプでダッシュボードをデコってみることから始めたいと思う。

前にも書いたが、EV BOSCO の運転席は、この写真の通り、実にシンプルである。とても小さなグローブボックスがあるだけで、他はどこにもアクセサリーがない。
せめてドリンクホルダーは欲しいところだ。あとは有料道路の領収書や駐車場の券を入れることのできるポケットも欲しい。欲を言えばラジオも聴けるようにしたい。
このダッシュボードに、塩ビパイプで、それらを取り付けられるようなものを作るところから始めたい。

さてさて、どんなデザインにするか…乞うご期待!

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