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単管 V.S. 塩ビパイプ

私は EV BOSCO という側車付軽二輪に分類される電気自動車を買ったが、これにソーラーパネルなどを積んで、燃費ゼロ円であちこち走り回りたいと考えている。それで、まずはソーラーパネルを載せられるように、足場のようなものを組もうと考えている。

EV BOSCO ピックアップ・モデル

工事現場の足場と言えば、一般的に単管と呼ばれる金属製のパイプが使われることが多い(時々、木や竹で組まれた足場もあったりするが)。「単管 荷台 自作」を検索すると、まさに私が作りたい感じの画像がいくつも出てきた。それで当初からずっと、私は単管で組むことを考えていた。
なお、私は単管を扱ったことがない(単管で組まれた足場の上を歩いたことはあるが)。単管で自作する方法を調べていると、それなりに道具が必要のようである。

たまたま、小学生の時に同じクラスだった子で工務店に務める子が、EV BOSCO について書いた私の Facebook に「いいね」をくれていたのを思い出した。この子とは、そんなに仲が良くなかった(というか、むしろ喧嘩相手だった)が、もし足場を組めるなら、この子に多少のお金を払ってお願いしちゃった方が良いかも…と思って連絡してみた。
残念ながら彼は足場を組んだことがなく、エアコン工事が専門ということで、閉鎖空間のない私の EV BOSCO には何かお願いできることがなさそうだということが判明する。それでも彼は「単管だと重たいのでは?」ということと、「軽トラのパーツを流用しては?」という貴重なアドバイスをくれた。

「荷台に被せるビニールシートもそうだったけど、EV BOSCOは軽トラよりも寸法が小さいから、そのままスンナリ流用するのは難しいんだろうなぁ」という思いがしつつも、「やはり単管は重たいか…」という思いがした。

条件の整理

ここで今一度、私が作ろうとしているモノに求められている条件を整理しておきたい。

まず、軽い素材であること。
そして、恐らく10kgはあるソーラーパネルを載せても問題ないだけの強度があること。
ついでに低コストであること。ここで言うコストは単なる材料費だけでなく、工具の値段や制作に要する時間も含まれる。

そのような条件をかんがみて、単管の他に私が思いついた素材は、まず塩ビパイプがある。塩ビパイプは、水道管や雨樋(あまどい)に使われる、プラスチック製のパイプである。

それともう一つ、パソコンのサーバーラックなどを作る時に使われる、金属製のものを思い出した。これは、断面がL字型のものもあるが、平べったいものもあるが、いずれも肉抜きされているから、それなりに軽い。
ただ、軽いと言っても実際にホームセンターに行って実物を手にしてみて「重たい」と思った。やはり長さがそれなりに長くなると重たくなるものである。

そんな折に、こんなサイトを見つけた。

私が単管の他に検討したあれは、アングルという名前であることを知る。それはそうと、条件として「屋外で使えるか」「熱に強いか」といったことも考慮する必要があることを、すっかり見落としていたことに気付かされる。上記サイトで紹介それているアングルという素材では、屋外で使えない。水がかからない場所という点ではサーバーラックにアングルは理にかなっているが。
話を車に戻そう。多分、ピックアップ・モデルの私のEV BOSCO は風通しが良いから、ソーラーパネルの熱がこもるようなことはないとは思う。それでも熱に対する強さも考慮すべきだろう…というのも、熱に弱いならソーラーパネルの「じか置き」を避けるべく、何か隙間を作ってやる必要が出てくるかもしれないからだ。

このサイトが、いかにもイレクターパイプの宣伝サイトであるのは、一目瞭然である。そのようなサイトの受け売りみたいなのは面白くないのだが、それでもイレクターパイプを検討する価値はあると私は思っている。
なお、このサイトで比較のために作られた枠のような物体は、偶然にも EV BOSCO の荷台よりも小さい。なのに「200kgまで耐えられる」とある。作り方(組み方)によっては、荷物を引っ掛けて運ぶこともできるだろう。銀シートと組み合わせて、幌つきのトラックみたいにさせることも可能かもしれない。

さて、どうやって組もう?
機能性も大切だけど、見た目のカッコ良さも失いたくない。ちなみに、次の写真は私の EV BOSCOを作ったガレージ・ボスコさんから借りてきた画像だが、こんな感じにカッコ良いのが欲しいなぁ…

クロカン仕様のアペ

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