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DCPI(共通目的データ・イニシアチブ)始動

全世界のデータのバイト数は、観測可能な星の数の40倍に及ぶと言われています。そうしたデータから得られる価値を、責任を持って、最大限発揮するには、ガバナンスのフレームワークが必須です。その設計について、世界経済フォーラムは、新しいグローバル・イニシアチブを発表しました。

「DCPI(Data for Common Purpose Initiative:共通目的データ・イニシアチブ)」には、10の政府を含む20か国から、50を超えるグローバルパートナーが参画しています。データの価値を解き放てば、個人、民間企業、市民社会、研究機関、政府機関などすべての関係者が、その恩恵を得られるようになります。そのために、信頼性と公平性を備えたデータ利用を加速させ、第四次産業革命時代においてイノベーションを促進することを目指しています。

このグローバルなイニシアチブを、世界経済フォーラム第四次産業革命日本センターも推進しています。日本政府、企業、関係団体等と協力し、公衆衛生、医療、高齢者介護だけでなく、災害対策や交通安全といった課題に対応すべく、データ交換のよりよいあり方を追求してまいります。

また、DCPI始動にあたり、日本政府を代表して、平井卓也 デジタル改革担当大臣より、応援コメントをいただきました。深く感謝いたします。

「データ交換は、人々や社会がデジタル時代を最大限に活用し、データの価値を解き放ち、経済成長を促進し、その恩恵をより公平にもたらす一助となります。日本政府はデータ取引市場の採用を積極的に検討しており、この度の重要で新しい世界的な取り組みを歓迎しています」(平井卓也デジタル改革担当大臣)

DCPIについては、下記の記事もご参照ください。


世界経済フォーラム第四次産業革命日本センター 松下雄飛(インターン)、角南萌(インターン)、野田由比子(フェロー)、工藤郁子(プロジェクト戦略責任者)

世界経済フォーラム第四次産業革命センター(サンフランシスコ)  中西友昭(フェロー)

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