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【Radio Davos】GTGSエピソード配信!

世界経済フォーラムのポッドキャスト「Davos Radio」にて、GTGSエピソードが始まりました!初回の共同ホストを務めるのは日本経済新聞の西村博之編集委員。ホストと西村氏の対話を軸に、世界経済フォーラム第四次産業革センターネットワーク長のシーラ・ウォーレン氏、世界経済フォーラムストラテジー・アンド・インパクト・リードのルース・ヒッキン氏のインタビューを交え、GTGSの見所を語ってもらいました。

Data Free with Trust (DFFT: 信頼性のある自由なデータ流通)

西村編集委員がまっさきに取り上げられた注目領域の一つは、Data Free Flow with Trust(DFFT:信頼性のある自由なデータ流通)。2019年1月のダボスで行われた年次総会において安倍晋三首相(当時)が提唱した新たなデータ・ガバナンスの枠組みで、文字通り、データの自由な流通とその仕組みを担保する信頼性の両立を目指す取り組みです。

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今まさに、プライバシー保護問題や個人情報流出問題に注目が集まっている日本にとって「データローカライゼーション」の意味とインパクトを整理するタイミングにあると指摘する西村氏。DFFTが主導する、効率的なデータ活用と経済成長への可能性に期待を寄せました。

「仮想通貨」と「トークンエコノミー」

Facebookが独自の仮想通貨「リブラ」の発行を発表した2019年から動向を追ってきたという西村氏は、その構想の壮大さだけでなく、世界中の政府が足並みを揃え、たった1社の私企業にプレッシャーを与えたという規制の動きに衝撃を受けたと語ります。デジタル通貨のセッションも注目です。

4月7日(水)9:00-9:45【金融庁・永見野長官、須賀センター長登壇!】
デジタル決済:ビジョンの実現(Digital Payments: Realizing the Vision)

COVID-19は、国境を越えたデジタル決済の普及を加速させました。世界中の商品やサービスを購入しやすくなったものの、いまだ課題は残っています。企業や規制当局は、グローバルな障壁をどのように低減し、デジタル決済による機会を最大化できるのでしょうか?

また、「トークンエコノミー」のセッション(Arrival of the Token Economy, from Art to Real Estate|4月7日(水)23:15-0:00)にも言及。

さらにGTGSの見どころとして、DFFTに積極的なイニシアティブを発揮している日立製作所の中西会長の登壇のほか、閣僚や企業CEOなど日本の登壇者による発信にも期待を寄せました。

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GTGS、いよいよ明日から開催!

データ駆動社会に対応したルールやインフラをどうつくっていくべきか?デジタル時代の新しい国際公共インフラとはなにか?リーダーシップ、データ経済、長寿社会、スマートシティ、モビリティ、AI、デジタルデバイド、循環経済、デジタル税制、トークン経済などなど、様々なテーマをが用意されています。GTGS 21にて開催されるセッションの多くは、以下のサイトにてストリーミング配信されます(日本語同時通訳付)。お楽しみに!

執筆
世界経済フォーラム第四次産業革命日本センター
ティルグナー順子
大原有貴

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