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ダボス・アジェンダ:トラストの再構築へ

ダボス・アジェンダとは

世界経済フォーラムが、2021年1月25-29日に開催される「ダボス・アジェンダ」のテーマを発表しました。「ダボス・アジェンダ」は、アジア、欧州、アフリカ、中東、北米、南米など世界の政府、企業、市民社会のリーダー達がオンラインで集い、パンデミックが加速した社会変動を受け止め、よりよい社会を構築していくためのグローバルなパートナーシップのために開催されます。

トラストの再構築へ

ダボス・アジェンダの発表にともない、世界経済フォーラムの創設者・会長のクラウス・シュワブ教授は、2021年を「トラストを再構築するために重大な年」と位置付けました。「世界は岐路に立たされています。パンデミックは、失業、気候変動、貧困との戦いにおいて緊迫した状況をもたらしています。リーダー達達は、断固とした、包括的な行動のために団結しなければなりません。」

テクノロジーの活用と統御

ダボス・アジェンダの重要なトピックは「よりよい仕事の未来の構築」「ステークホルダー資本主義の加速」「テクノロジーの活用と統御」の三本柱です。各国の首脳、政府、国際機関のトップによる講演のほか、COVID-19ワクチン接種、雇用創出、気候変動などの重要な課題について、官民連携をどのように進め、加速させるかを議論します。

私たち、世界経済フォーラム第四次産業革命日本センターは、パンデミック、気候変動、高齢化など大きな課題の解決な鍵は、物質、デジタル、生物の融合を進めるテクノロジーの活用と統御にあると考え、マルチステークホルダーによる対話を重ね、実装を積み上げてきました。シュワブ会長のいう「トラストの再構築」は、テクノロジーと人間の関係においても大きなテーマです。新たなテクノロジーがもたらす新たな課題に対して、普遍的な原則を見出し、グローバルなコンセンサス形成に貢献していきます。

執筆
世界経済フォーラム第四次産業革命日本センター
ティルグナー順子
大原有貴(インターン)

※この記事は、下記の英語版をベースに作成されています。


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