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【遊戯王マスターデュエル】@イグニスター徹底解説~誘発ケアから対策まで~

 皆さんこんにちは、小倉カフェです。普段はイグニスターなどのサイバーステーマを中心に遊んでいるVtuberです。

今回は、マスターデュエル(以下MD)におけるイグニスターのプレイングやイグニスターを相手にする場合の対策方法等を紹介します。
MDにおけるチェーン確認を用いたプレイング等も紹介するため、不快に思う方はブラウザバックを推奨します。

また、本記事の内容は、
・@イグニスターの細かい知識やテクニックを知りたい人(@イグニスター初心者→中級者)
・@イグニスターの基本的な対策をしたい人
を対象として書いたものになります。

そのため、展開ルートを1から丁寧に解説は行っていない為、基本展開等はほかの記事やyoutubeの動画、私の配信に遊びに来る事をおすすめします。

1. @イグニスターの基本構築と立ち位置

構築

私の使用している【@イグニスター】の構築です。

2023/1月の構築

 必須枠として、1枚初動の《アチチ@イグニスター》 《ピカリ@イグニスター》が3枚ずつ、 《サイバネット・マイニング》(《スモール・ワールド》でも可) 《めぐり-Ai-》が2枚ずつ、《イグニスターAiランド》が2枚以上、その他【@イグニスター】モンスターカード/魔法が1枚ずつが基本です。

《ヒヤリ@イグニスター》は、《ガッチリ@イグニスター》をサーチできる点や《塊斬機ダランベルシアン》の4素材効果を使うために必須です。

《ドシン@イグニスター》は、《ふわんだりぃず×えんぺん》処理の要求値が下がるため先月までは採用されていましたが、《斬機サーキュラー》の登場によりハンド要求値が下がったため、採用を見送りました。

 次に【@イグニスター】における《エフェクト・ヴェーラー》は 採用枚数が多い方が強いと感じています。1枚のパワーは低いですが、使用回数にターン1がないため重ね引きしてもよく、《増殖するg》や《デコード・トーカー・ヒートソウル》の1ドロー効果と相性が良く、モンスター効果無効が刺さらないデッキも少ないため、使いやすいカードだと思います。
しかし、最終盤面に《ファイアウォールドラゴン》を立てる機会が増えた為、採用を見送りました。
最後に、《禁じられた一滴》は使用感として、最低2枚以上は必須と考えています。
《斬機サーキュラー》が実装されたため、《禁じられた一滴》は必須ではなくなりました。

ただし、【LL】に対してのみ《禁じられた一滴》以外の回答が【@イグニスター】がないことだけ注意が必要です。

 エクストラデッキに関してですが、ほとんどが固定枠になっており、自由枠は《リンク・スパイダー》と《アクセスコード・トーカー》の2枚目です。リンク・スパイダー》と《アクセスコード・トーカー》の2枚目を入れることで《原始生命態ニビル》のケアが容易になり、展開系の多い現環境ではおすすめのカードとなります。

《斬機サーキュラー》が実装されたため、解決しました。《原始生命態ニビル》が多い場合は、二枚目の《アクセスコード・トーカー》を採用したほうが安定して勝ちやすくはなります。

最後に、私の構築では《サイバネット・マイニング》の代わりに《スモール・ワールド》を採用し、《ブルル@イグニスター》を中継地点用に2枚目を採用しました。

理由として、《斬機サーキュラー》の実装に伴い誘発に対する貫通力が極めて高くなりましたが、《増殖するG》のみは克服することができません。そのため、初動確保だけではなく《灰流うらら》もサーチ可能な《スモール・ワールド》を採用しています。

@イグニスターの立ち位置

 2022/1現在の【@イグニスター】の現環境ではTier2の立ち位置だと思っています。理由として、イグニスターの先行盤面が環境トップの【ふわんだりぃず】・【神碑】・【デスピア】・【斬機】に対して比較的強いと考えるためです。

【参考】DC2022 Decの@イグニスター勝率*
vsデスピア   ・・・72%
vs神碑     ・・・52%
vsふわんだりぃず・・・44%
*デッキがわかる前に降参されたものを除く

上記勝率はサーキュラー実装前のため、現在はさらに高くなると予想しています。

各デッキの【@イグニスター】の切り札である、《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》に対して【デスピア】と【ふわんだりぃず】に関しては突破にはかなり無理が必要または超える事ができず、ルーンに関してはメインギミックでは基本的に突破すること出来ません。

 また、高打点のリンクモンスターを並べるデッキが減ったり、【壊獣】や《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》が環境から減っているため、《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》の突破は困難となっています。

現在は【神碑】が増えている影響により、【ヌメロン】が減っていますが、【@イグニスター】は【ヌメロン】側の【壊獣】の使用に関係なく高い勝率を出すことが可能です。そのため、ランクマッチでストレスフリーに使うことができます。

斬機との比較

2023/1現在、【斬機】デッキがTier1と言われており、様々な構築の研究が進んでいます。【斬機】と【@イグニスター】を比較した強みについて説明します。

【@イグニスター】は展開の中で相手の伏せカードを破壊できる、《ウィンド・ペガサス@イグニスター》を召喚する事が可能です。

そのため、先攻では《無限泡影》ケア、後攻では《スキルドレイン》や《センサー万別》のような強力な永続罠、【斬機】対面では、《斬機超階乗》を防ぐことが出来る《レッド・リブート》を無理なく採用することが強みとして挙げられます。

【斬機】も《レッド・リブート》を採用可能で《アクセス・コードトーカー》によって相手の罠カードの処理は可能です。

しかしながら、【神碑】対面を考えた際に大きく《レッド・リブート》の強さに差が出ます。
【神碑】が《センサー万別》を開いた場合、サイバースデッキでは勝ち目が無くなるため、《レッド・リブート》を使わなければなりません。

《レッド・リブート》の使用後に、効果破壊することが出来ず戦闘破壊するとフィールドのカードを破壊する効果を持つ《神碑の牙ゲーリ》を召喚された場合、【斬機】デッキで突破することが難しいです。
【@イグニスター】の場合は、《ファイアウォールドラゴン》による除去や《ガッチリ@イグニスター》による耐性付与、《ライトドラゴン@イグニスター》による破壊耐性など、《神碑の牙ゲーリ》に対する突破手段を豊富に持っています。

また【神碑】以外にも、《赫灼竜マスカレイド》や《ドラゴンメイドのお片付け》、《幻影霧剣》など、バトルフェイズにモンスターを蘇生するカードに対して《斬機サーキュラー》の効果を使用するとライフを取りきることはできなくなってしまいます。

もちろん、盤面をひっくり返して《斬機超階乗》で妨害を構えることは可能ですが、互いにリソース勝負となる上に、《増殖するG》を使用された場合など、後手ワンキルしないと負ける状況で【斬機】の方が苦しくなりやすいと考えています。

対して、【@イグニスター】は、《ジアライバルサイバース@イグニスター》を素材とした攻撃力8300の《アクセスコードトーカー》に2回攻撃を付与したり、盤面に様々なモンスターを並べたりと打点を揃え、対策することが可能です。

2. カードの制約と②の効果も覚えて!!

 【@イグニスター】はインチキ効果で超展開する集団のように見えますが、実はほとんどのAi魔法には重たい制約を抱えています。

Ai魔法とは
【@イグニスター】の専用魔法カードを指します。
《ピカリ@イグニスター》の効果でサーチ可能であり、記事の中では《めぐり-Ai-》・《キAi》・《Aiドリング・ボーン》・《イグニスターAiランド》を指します。

また、【@イグニスター】モンスターの召喚成功時効果、Ai魔法の発動時以外の効果、いわゆる①の効果はよく見るので覚えていても②の効果通称:隠された効果(何も隠れてないですがw)を知らなくて、足元を掬われる人が多いと感じています。 そんな【@イグニスター】の制約と隠された効果について改めて解説します。

Ai魔法の制約

 Ai魔法についてですが、まずキAi以外のAi魔法には制約があることを覚えておくと便利です。【@イグニスター】の展開用のフィールド魔法である《イグニスターAiランド》と蘇生魔法の《Aiドリング・ボーン》には「この効果の発動後、サイバース族以外特殊召喚出来ない。」という縛りがつきます。
どうせサイバース族しか特殊召喚しないだろインチキ効果もいい加減にしろ。

この縛りは無意味そうに見えますが、《増殖するG》のストップのために採用した《No.41 泥睡魔獣バグースカ》を出せない、 《Aiドリング・ボーン》を相手ターンに発動した場合に、《原始生命態ニビル》を使えなくなるなどと、この制約が重たくなる事があります。

《めぐり-Ai-》1枚初動の時は、自分のターンに《ダンマリ@イグニスター》を墓地に落とすことができません。 そのため、《Aiドリング・ボーン》を相手ターンに発動し、以下のように展開します。

また、記述にあたり略称を用いますので、ご了承下さい。
※NS(Normal Summon=通常召喚)
※SS(Special Summon=特殊召喚)
※EF(Effect=効果)

[相手ターン]
《Aiドリング》EF、《ブルル》SS

《ブルル》EF、デッキから《ダンマリ》を墓地へ。
(相手モンスターの攻撃宣言時*)
墓地の《Aiドリング》EF、手札のカード1枚と《Aiドリング》を除外して、
墓地から《めぐり-Ai-》を回収。

*《めぐり-Ai-》回収ルートは初動確保が必要な場合のみ行います。

 上記展開ルートを使用後に【@イグニスター】側のプレイヤーの手札の《増殖するG》を発動した場合、《増殖するG》を無視して展開してくることがあります。この際、《原始生命態ニビル》を使用出来なくなるため、《Aiドリング・ボーン》を本当に使うかは検討の余地があります。

特に【アダマシア】等の大量展開デッキは【@イグニスター】対面の《増殖するG》を無視する傾向にあります。
そのため、《増殖するG》+《めぐり-Ai-》1枚初動の時は、《増殖するG》の効果が通った場合は《Aiドリング・ボーン》を開かない選択肢を取ることを検討します。

逆に【@イグニスター】対面の《めぐり-Ai-》1枚初動の時は、@イグニスターに《増殖するG》を使われても無視する選択肢を取る目安になります。

 《めぐり-Ai-》の制約は使わない人でも必ず覚えておきましょう!
《ピカリ@イグニスター》と《めぐり-Ai-》で相互サーチ可能な最強の展開札に見えますが、とんでもない制約が3つもあります。

めぐり-Ai-

 エクストラデッキのモンスターを見せる制約ですが、これのデメリットは《デコード・トーカーヒートソウル》を召喚した場合、次のターンの初動用の《アチチ@イグニスター》をサーチできない。
展開に《トランスコード・トーカー》を使った場合に耐性付与の優秀な《ガッチリ@イグニスター》、【@イグニスター】モンスターがいれば特殊召喚できる《ドシン@イグニスター》をサーチできなくなります。

このデメリットが負け筋になるかと言われると、そんな事はありませんが展開の幅が狭まるので使い所は注意が必要となります。

 次にエクストラデッキから見せたモンスターを特殊召喚出来なかった場合に2300ダメージをくらう制約とサイバース族モンスターしか効果を発動できなくなる制約です。

この制約はすなわち、《めぐり-Ai-》の効果処理後から《灰流うらら》が使用できず、展開系デッキの弱点の《増殖するG》が通りやすくなります。【@イグニスター】は、《増殖するG》のストップポイントが基本的にありません。

そのため、《めぐり-Ai-》効果で《アチチ@イグニスター》をサーチ、通常召喚のタイミングで《増殖するG》を使われた場合にターンをエンドするしかなく、2300ダメージを食らう上に攻撃力の引くい《アチチ@イグニスター》が棒立ちでエンドするという、弱い盤面でターンを返すことになります。そんな《めぐりAi》以上に厳しい制約のカードを私は知りません。

 《めぐり-Ai-》の制約を理解した上で対戦相手は適切なタイミングで《増殖するG》を使うことで、的確に【@イグニスター】の展開を足止めさせる方法についても次章にて紹介します。

隠された効果について

 ほとんどの【@イグニスター】カードは複数の効果を持っていますが、発動条件が特殊だったり、頻繁に使う効果ではなかったりするためその効果を知らず、もしくは緊張からど忘れして負けた人も多いのではないでしょうか。
一番多くの人が頭を悩ますのは、《ウィンドペガサス@イグニスター》の効果だと思います。

ウィンドペガサス@イグニスター

《ウィンドペガサス@イグニスター》のように忘れた頃に発動する、【@イグニスター】の②以降の効果について解説します。

・アチチ@イグニスター

アチチ@イグニスター

 この効果はダメージステップで発動するため、自分の場のサイバース族モンスターへの戦闘が行われず、ダメージを回避できます。

応用的な使い方として《影依融合》などを回避するためにわざと自爆する事や、今は採用されていませんが、《ファイアフェニックス@イグニスター》の効果で破壊された場合に選んでモンスターを破壊する効果をわざと誘発させる場合などに使います。

また、この効果で《ジアライバル・サイバース@イグニスター》、は自分を含む全てのカード効果を受けないため、アチチの破壊できません。【@イグニスター】使う側も攻撃する側もこの事は忘れないように注意しましょう。

そして、《アチチ@イグニスターが墓地にあるからと効果を必ず使うわけではありません。戦闘ダメージを受けてもライフが残る場合は使わないことが多いです。

墓地に落ちている【@イグニスター】カードは展開リソースであるため、効果を使わず残しておく事で蘇生魔法の対象として使ったり、《ドヨン@イグニスター》の効果で墓地から回収したりと次のターンの動きに繋げる事が可能です。

・ダンマリ@イグニスター

ダンマリ@イグニスター

《ダンマリ@イグニスター》は手札から攻撃を止めてくる効果を持っています。《ブルル@イグニスター》の効果で《ダンマリ@イグニスター》を落とさない時は注意が必要です。ただし、《ブルル@イグニスター》の効果で《ドヨン@イグニスター》を落として展開を伸ばす場合や後手など《ダンマリ@イグニスター》が不要な状況を除きます。

また、この効果は@イグニスター側の攻撃宣言時にも発動します。
この効果を利用する事で、【@イグニスター】モンスターの攻撃宣言時に攻撃力2300の《ダンマリ@イグニスター》を特殊召喚して攻撃力2200の《エルシャドールミドラーシュ》の突破やリンク2のための素材の確保に使うこともあります。この際、《斬機サーキュラー》の効果を使っている場合は、既に【@イグニスター】モンスターが攻撃しているため、《ダンマリ@イグニスター》は攻撃できないので注意しましょう(1敗)。

もちろん《ダンマリ@イグニスター》の効果で《ジアライバル・サイバース@イグニスター》の攻撃は止まりません。しかし、特殊召喚効果はそのまま適応されるため、《ジアライバル・サイバース@イグニスター》の攻撃に加え、《ダンマリ@イグニスター》の2300打点の確保に使える場合があります。

 このように、《アチチ@イグニスター》と《ダンマリ@イグニスター》は攻撃時に効果を発動するため、墓地のカードを見てケアしたり、戦闘に入る前に【@イグニスター】モンスターを処理したりする事が重要です。
(もちろん、墓地の《ウィンドペガサス@イグニスター》の効果も忘れないように気を付けてください)

・ピカリ@イグニスター

ピカリ@イグニスター

《ピカリ@イグニスター》はレベル変動効果を持っています。この効果は4枚素材の《塊斬機ダランベルシアン》を出す際によく使われていた効果ですが、この効果を後手まくりによく使うので、後手での使い方を一部紹介します。

①《ライトドラゴン@イグニスター》の先出し 
レベル4二体でエクシーズ召喚できる、ライトドラゴン@イグニスターで妨害を踏んでから展開する例を紹介します。
この展開ルートは例であり、早い段階でレベル変動効果を使った場合に予想される動きとして認識してください。

《ピカリ》NS 、《ピカリ》EF、《めぐりAi》をサーチ

 《めぐりAi》EF、《ドシン》をサーチ

《ドシン》EF、自身をSS

《ピカリ》EF、《ドシン》を対象にレベル4に変更

《ピカリ》・《ドシン》の二体でエクシーズ、《ライトドラゴン》SS

②《アップデートジャマー》のリンク召喚
【@イグニスター】に《アップデートジャマー》を素材とした《アクセスコードトーカー》にワンキルされた経験のある人は多いと思います。
アップデートジャマーの召喚条件はレベル2以上のサイバース族モンスター2体です。

【@イグニスター】では通常、レベル2以上のサイバース族モンスターが2体以上展開に絡まないとワンキルできません

しかし、《ピカリ@イグニスター》で魔法をサーチすることで、《ピカリ@イグニスター》+《Ai魔法》or特殊召喚できる【@イグニスター】で可能となります。

《ピカリ》NS 、《ピカリ》EF で《Ai蘇生魔法》サーチ
《ピカリ》を素材に《インファント》SS
(《インファント》は相手の誘発を貰いに行くために召喚します。)
《ヒヤリ》EF、自身をSS
《ヒヤリ》《インファント》の2体で《スプラッシュメイジ》SS
《スプラッシュメイジ》EF、《ヒヤリ》SS
《Ai蘇生魔法》EF、《ピカリ》SS
《ピカリ》EF、《ヒヤリ》のレベルを4に変更

 これでアクセスワンキルの条件を満たしました。この様に@イグニスター後手のインファントへの誘発は貫通してワンキルできる場合があります。

ですが、基本的に展開パターンが減り苦しい状況になる事は変わらないので、間違いではありません。

・ガッチリ@イグニスター

ガッチリ@イグニスター

 《ガッチリ@イグニスター》の効果は既知な方も多いと思いますが解説します。サイバース全体へのターン1破壊耐性付与ですが、これが通れば《D-HERO デストロイフェニックスガイ》の効果を透かしたり、《流離のグリフォンライダー》の様な破壊を伴う無効に対して少しだけ強く出れる様になったりします。
 
 また、この効果は墓地に《ガッチリ@イグニスター》がいる状態で、破壊効果にチェーンして《Aiドリング・ボーン》で蘇生して防ぐこともあるので注意が必要です。

 フィールドから墓地に送られた時の効果は《原始生命態ニビル》やバトルフェイズに《アクセスコード・トーカー》に対して《無限泡影》を防ぐために使います。

特に《アクセスコード・トーカー》が出るまで《原始生命態ニビル》を使わず、《ガッチリ@イグニスター》を素材として《アクセスコード・トーカー》を出されてしまうと《原始生命態ニビル》が腐って【@イグニスター】の勝ち筋に繋がります。

そのため、《ガッチリ@イグニスター》が見えた時は《原始生命態ニビル》を早めに使うことを推奨します。

 また、《ガッチリ@イグニスター》を素材に《ダークインファント@イグニスター》をリンク召喚する事で《灰流うらら》をケアすることも可能です。

【チェーン1】《ダークインファント@イグニスター》
【チェーン2】《ガッチリ@イグニスター》

この時、《幻影霧剣》の様に対象を取り続ける効果による無効を使った場合は、《ダークインファント@イグニスター》の効果を止める事はできず、《灰流うらら》のついでに《幻影霧剣》もケアすることができます。(なお、《無限泡影》や《エフェクトヴェーラー》の場合は効果解決時の時点で対象を取り適応する効果なのでこのチェーン順でも《ダークインファント@イグニスター》は止められてしまいます…)

また、《リングリボー》を絡める事で、《無限泡影》や《エフェクトヴェーラー》もケアする展開ルートもあります。
誘発のケアについては、次章にて更に詳しく説明します。

・イグニスターAiランド

イグニスターAiランド

 《イグニスターAiランド》には、墓地からセットする効果があるため、破壊はあまり有効ではありません
そのため、安易に《D-HERO デストロイフェニックスガイ》や《相剣暗転》の対象にしてはいけません。

 2023/1現在のMD環境では、【神碑】対策として《コズミック・サイクロン》の採用が流行しています。《イグニスターAiランド》は除外された場合に回収が困難です。
コズミックを複数枚採用する構築が流行する場合、3枚採用する構築が流行する可能性が高いです。
《斬機サーキュラー》が実装されたことにより、《イグニターAiランド》に頼らず展開が可能となったため、一枚採用が流行しています。

【@イグニスター】対面にて《ダークインファント@イグニスター》に対する誘発をスルーして《イグニスターAiランド》の発動に対して、《コズミック・サイクロン》を使うプレイが増えている様に感じます。

《コズミック・サイクロン》+妨害札を持っている場合、《ダークインファント@イグニスター》に対しても誘発等の妨害を当てた方が良いと考えています。
理由としては、《イグニスターAiランド》素引きによる裏目を確実に潰せる点と《ダークインファント@イグニスター》で展開が止まった場合に、次のターンにサーチした《イグニスターAiランド》や《無限泡影》等の伏せカードの除去を行う事で確実にアドバンテージ差を広げていきたいためです。

 墓地にある《イグニスターAiランド》の発動に対して《D.Dクロウ》を使う際は、このターンに《ダークインファント@イグニスター》の効果が使用済みである事、公開情報で手札に抱えていない事、《ダークインファント@イグニスター》をすでに2枚とも使用済みである場合のみ有効です。
【LL】や【ふわんだりぃず】など、公開情報で《D.D.クロウ》を持っている事がわかる場合は、《D.D.クロウ》を誘うために《イグニスターAiランド》の墓地効果を使う事があります。

 また、エクストラモンスターゾーンに《ジ・アライバルサイバース@イグニスター》がいて、すでに何かしらのモンスターがメインモンスターゾーンにいる場合の《イグニスターAiランド》の墓地効果もジアライバルをわざわざ退かす理由がないため、ブラフまたは、《禁じられた一滴》のコスト準備の場合が多いです。
《イグニスターAiランド》は強力なカードですが、後攻の場合など《ピカリ@イグニスター》の項目で紹介した様に必要ない場面もあるため、【@イグニスター】側のブラフに騙されない様に注意が必要です。

・ライトドラゴン@イグニスター

ライトドラゴン@イグニスター

 《ライトドラゴン@イグニスター》は戦闘ダメージを与えると、墓地からリンクモンスターを蘇生する効果を持っています。

その効果は例として、攻撃力3000の《ジアライバル・サイバース@イグニスター》+ 攻撃力2300の《ライトドラゴン@イグニスター》 + 効果で蘇生された攻撃力2800(効果で+500)の《トランスコード・トーカー》= 8100 となるため、《ジアライバル・サイバース@イグニスター》が破壊されず、ターンが帰ってきた場合、基本的にワンキルを取ることができます。

また、このワンキルプランにて、《ライトドラゴン@イグニスター》を出すまでに3回しか召喚しないため、《原始生命態ニビル》を踏むこともありません。 

《ライトドラゴン@イグニスター》 の蘇生効果で《デコード・トーカー・ヒートソウル》を蘇生することでドローや《ファイアウォール・ドラゴン》を蘇生することで妨害を構えることも可能です。

 次に破壊耐性効果ですが、この効果はダメージステップでも適応することができる効果のため、《神碑の牙ゲーリ》の効果や《潜海奇襲》の効果を防ぐことができます。

また、《フルール・ド・バロネス》や《流離のグリフォンライダー》のような破壊を伴う無効効果を受けた場合にも発動するため、相手の妨害を無理やり踏むことも可能です。

 メイン効果の場の【@イグニスター】モンスターの数相手フィールドのモンスターを破壊する効果ですが、破壊できるのは"表側表示"モンスターのみです。裏側表示モンスターは破壊できないので、忘れないようにしましょう(一敗)。

・ダークナイト@イグニスター

ダークナイト@イグニスター

  戦闘破壊時にサイバース族を蘇生できる効果を持っていますが、この効果を使われることはほとんどありません。
展開を伸ばす場面以外では、《Ai蘇生魔法》を使う事でダークナイトを蘇生できるため、《アクセス・コードトーカー》の素材にされる事が多いです。

 また、【@イグニスター】の後手にて、《御前試合》を発動されても、《ダークナイト@イグニスター》と《ドヨン@イグニスター》素材の《アクセスコード・トーカー》+ 《ジアライバル・サイバース@イグニスター》の打点でワンキルできるケースも多いです。
(確実に妨害を踏まない場合は《ダークナイト@イグニスター》と《ジアライバル・サイバース@イグニスター》を素材に8300の《アクセス・コードトーカー》にしても構いません。)

 ここから先は【@イグニスター】カードではありませんが、忘れられがちな効果を持つカードを紹介します。

・サイバース・ウィキッド

サイバース・ウィキッド

 このカードのリンク先含むモンスター破壊耐性があるため、《サイバース・ウィキッド》のリンク先で展開して、《D-HERO デストロイフェニックスガイ》や《激流葬》をケアすることが可能です。

《サイバース・ウィキッド》本体には戦闘破壊耐性もあるため、【ヌメロン】対面にて《増殖するG》を使用されても、リンク素材にして墓地に送ることを忘れないようにしましょう(1敗)。

また、効果破壊耐性があるため、《アチチ@イグニスター》の墓地効果も受けません。
特に【ヌメロン】対面にて、アチチが墓地にあるからと安心しないようにしましょう(1敗)。

・アップデートジャマー

アップデートジャマー

 《アップデートジャマー》の攻撃回数を2回にする効果には、ターン1はありません。
そのため、《スプラッシュメイジ》と《アップデートジャマー》を素材にした《アクセス・コードトーカー》に《無限泡影》や《原子生命体二ビル》を使用しても、リンク3を作れる余力がある場合、《トランス・コードトーカー》の効果で、墓地から《アップデートジャマー》を素材し、2体目の《アクセス・コードトーカー》が召喚される場合があります。

 《斬機サーキュラー》実装後は、《アクセス・コードトーカー》1枚採用の場合も多いですが、《ダークナイト@イグニスター》を活用して、リンクマーカー数を稼ぎ、《ファイアウォール・ドラゴン》で《アクセス・コードトーカー》を回収し、再び召喚してワンキルするプランの可能であるため注意が必要です。

 また、《アップデートジャマー》の②の効果ですが、相手の残りライフがない場合に使うことがありますが、見ることはほとんど無いとは思います。
 しかしこの効果は、【時械神】を突破する時にとても役に立ちます。
(NRフェスでしか使ったことはないです。。。w)

 また、効果の無効は自分フィールドのモンスターにも適応されるため、《アクセス・コードトーカー》の攻撃力が2300に戻ってしまったり、《トランス・コードトーカー》の相互リンクモンスターに対象耐性と攻撃力500アップを付与する効果も無効となったりしてしまうため、忘れないようにしましょう(1敗)。

3. 対策方法 ~誘発を使うべきポイント~

増殖するG

【@イグニスター】モンスターを通常召喚した瞬間に《増殖するG》を使用していませんか?
確かに、相手に引かせるぐらいならと【@イグニスター】のプレイヤーはターンをそのまま返しますが、手札を1枚消費しただけで終わってしまったり、《灰流うらら》を使用、その後に《めぐり-Ai-》を使用され、本当は《増殖するG》を通すことが出来たりする事があります。
 そこで、【@イグニスター】の動きから想定する、《増殖するG》のマストカウンターの当て方を紹介します。

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