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うたた寝のかけらたち


ひとりで毛布に顔をうずめる、たのしかった日のよる 長電話を切ったあとにおくる、おやすみのスタンプ 果てしない孤独をはっきり自覚させるものたち さみしくて胸が苦しい



この世の春を泳ぐ

ゆらゆらとかがやく水面
うつりこむ木漏れ日
あわい色彩の花たち

なんて甘美



シナモンシュガーみたいな、
くせになるスパイスを隠し持っているような女性になりたい
気高くて、度胸のある、そんなひと



こころがぺしゃんこになる時はたいてい
眠れないときと、やるべきことをやってないとき



恋人よりも、おんなじ温度で世界をみている、そんなひとといつまでも一緒に居たくて、でもそれって、高望みなのかしら




自己完結型の人間でありたい
ひとと比べても、自分を卑下しても
どこまでいってもあなたはあなたでしかないから





だいすきな友達、おいしい食事、あたたかい寝床、帰る場所のあること、自分のご機嫌とりができること、満たされるべきであるこころ

 毎晩、なにもかもが虚しくなる瞬間





電車で、あの子を見かけた
声はかけなかった
どうか気づかないで、どうか

わたしのこころの、いちばん近くにふれたあの子


もう今は、となりにはいないあの子



何もかもうまくいかない日

間が悪くて、言いたいことがうまく言えなくて、
こんなにも"いつものわたし"でいるのが難しい

世界に嘲笑われているような気がして止まらない
自己嫌悪と孤独感に苛まれて、沈んでいく







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