きれいなものを見たくない日


なにもかも馬鹿馬鹿しく見える日がある

所詮お前なんて、と自分を罵倒したくなる日がある


そんな日はもうなにをしてもダメで、心のなかでずっと雨が降っている

うまく会話もできずに、喋れば喋るほど自己嫌悪に苛まれて、

肩を落としてひたすら下を向いて過ごす日


いつもは気にもしないことを、ひどく気にして、自信なんてこれっぽっちもなくなってしまう

世界は冷たくて、モノクロで、すれ違う人の目は鋭く見えて、嘲笑っているように思える

そんな日


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