美しい部屋
言葉を書くことは気持ちいい。
自分の中に取り込んでいたあらゆるものを外に吐き出して並べ替える作業だ。心が軽くなるし、毒出しとかデトックスのような感じともいえる。
でも、でてきたものをみるとちょっと綺麗だったりキラキラ輝いていたりしてそれは別に毒ではなかったのかもしれないとも思う。
きっと、あらゆるものにはいるべき場所があって、ボクの中にいると心を重くしてしまうようなものも、吐き出して別の角度からみるととても美しかったりする。
美しい部屋とはなんだろう。綺麗な部屋でも、ものがない部屋でも、ましてや散らかっている部屋でもない。
きっと、あらゆるものがいるべき場所に収まって、美しく輝いてそれぞれが調和しているような部屋だと思う。
そして表現することというのはあらゆるもののいるべき場所を探す旅なのかもしれない。
いつか、美しい部屋にたどり着くまでの長い旅。
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