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『ある男』を読んで、、、

ニュースで、殺人であったり、イジメであったり、暴力行為であっりを耳にするたびに、被害者には勿論だが、どうしても自分は加害者の心情を考えてしまう。そういう意味でここに出てくる弁護士の城戸の思考には至極共感する。
決して罪を犯す事を肯定する訳ではなく、そこに至るまでの彼等彼女等の出自や育った環境、そうさせてしまった何かが其々の深淵に存在するのではないか。至らせてしまった親や社会にも原因があるのではないか。何度も言わせてもらうが、犯罪行為は決して看過されるべき事ではない。性善説を信じる自分としてはどうしてもそこに行き着いてしまいのである。それ故自分自身の思考にも煩雑さを感じる事がある。

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