ローカルタイムラインについて
先日、私が管理しているMisskeyサーバ「座談會俱樂部」は、一部のユーザを除いて、「ローカルタイムライン」が閲覧出来ない様に成りました。実質的な機能の廃止です。
この施策に対して、様々な意見を頂きました。ただ、意見を見ていく中で、私がこの施策を行った意図をちゃんと伝えられていなかったとも感じました。
その為、遅くなってしまいましたが、何故この施策に至ったのかという事について、書かせて頂きます。
一応、「ローカルタイムライン」とは何なのかについて。
ローカルTLというのは、そのMisskeyサーバのアカウントが投稿した、公開範囲が「パブリック」の投稿全てが流れるタイムラインです。
Misskeyでは投稿毎に公開範囲が設定出来るのですが、その内「パブリック」は、公開範囲を全く限定しない物で、誰でも見れる状態に成ります。
つまり、ローカルTLは、フォロー関係に関わらず、そのサーバの全てのアカウントの、全てのオープンな投稿を見る事が出来ます。
ローカルTLは、小規模なMisskeyサーバでは、フォローせずともそのサーバの人と交流できる手軽さから、そのサーバの大半の投稿が流れる、本スレともいうべき場所です。
ただ、ざくらは他とは違います。ざくらのローカルTLに流れる投稿は、ざくらの全投稿の半分あるかないかぐらいです。(1日の総投稿数が大体120~200、内ローカルTLに掲載されるのは40~70程度。)
この要因は、詳しくは言いませんが、ざくらを初期から利用して下さっている方々が、殆ど投稿の公開範囲を「フォロワ限定」にしている為です。
以前は「Misskey.io」という最大規模のサーバを利用されており、そこからの慣習と成っています。
これが、今回の仕様変更の大前提です。
仕様変更直前のローカルTLを取り巻く状況に、私は複雑な感情を持っておりました。
ローカルTLは誰もフォローせずとも投稿が見れる物なので、ざくらのファーストインプレッションに関わる、謂わば「顔」となる場所です。
ただ、前述の通り、ざくらはフォロワ限定公開の投稿の割合が高く、ローカルTLはざくら全体を体現している訳ではありません。もし、そういう事を分からない状態でローカルTLを見ると、ざくら全体について、私が意図しない印象を抱かれるのでは無いかと考えました。
特に、ローカルTLにはネガティブな内容の投稿がまあまあな頻度で流れていた為、ざくらに対して変にマイナスイメージを持たれてしまうかもと思っていました。実際に、その様な事を言われた事もありました(これは半分冗談だったかも知れませんが)。
自分自身もネガティブな内容の投稿をする事が偶にあったし、余り投稿内容に制限をこれ以上増やしたくなかったので、ネガティブな内容の投稿自体を消そうとは思っていません。
ただ、当時は、ローカルTLにはそういう感じの投稿がまあまあな頻度で流れる状況(1日1回ぐらいの肌感覚)だったので、このままにもしたくありませんでした。
この様な考えを受けて、私は、まず、ローカルTLを閲覧するには、一定数のフォロー数又はフォロワ数を超える必要がある様にしました。
ただ、この仕様変更では、ローカルTLがざくらを体現している訳ではない問題は解決したとは言えません。どんだけフォロー数/フォロワ数を持っている方でも、フォロワ限定投稿云々について認知しているとは限らないからです。
そこから、いっその事、ローカルTL自体を実質的に閉鎖すれば良いという考えに至り、今回の仕様変更に至りました。
今回の説明によって、十分な理解が得られないかも知れないですが、私としては、私が今後もざくらを運営していく上で必要な事であったと考えています。
一つ、「ローカルTLで別のユーザ層が生まれたのを望んでいなかったから」という単純な考えによる物では無いという事は、ご理解いただきたいです。
又、将来的にローカルTLを元に戻す事が絶対無いという事ではありません。例えば、ざくらのアクティブユーザが増えて、ローカルTLに流れる投稿の量が増えるといった事があったら、ローカルTLを復活させるかも知れません。
ただ、少なくとも今後暫くは、みつけるページや他ユーザのフォロー/フォロワ欄からユーザを探す等をしてアカウントをフォローするとか、グローバルTLを利用する等で対応を御願いします。
今迄ローカルTLを利用していたユーザの皆さんには申し訳ありませんが、宜しく御願いします。