勝ち方を知る
この記事は
「伝え上手になるために必要な13のこと」シリーズ(⇣これ)番外編。
ものごとは勝ち負け・白黒でおさまるような簡単なモンじゃない
初めに断言しておきたいのは
白黒つけることが正解ではない・終わりではないということ。
シンプルイズベストとは言っても、それが通用するのは最終段階の二択にでも迫られた時くらいのもので
ここでいう「伝え上手になる」過程ではその二極化はむしろ障害になる。
ただ、複雑に聞こえるかもしれないけど、
両極を見極め、知っておくことは重要。
ある程度の物事のプラス・マイナスやメリット・デメリットは押さえておいて、その真ん中に点在する点と点を繋げるイメージ。
そうして事象を平たく、または一つの丸として捉えることができれば、ヒステリックにならなくて済むというわけ^^
では、ここでいう「勝ち方を知る」とは?
自分にとって譲れない信念と、居心地の良い中立点感覚を養うということ。
相手に何かを伝え終えた時に、自他ともに出す答えや、感触というものがある。例えば、相手からの返答が
(1)YES・NOというはっきりとした結論
(2)今は判断できない・検討する
こういった終着点にたどり着く、ここまでがお伝えだ。
その終着点を自分が「アリだな」と思えるかどうかが、いわゆる自分にとっての「勝った」かどうかの基準。
言い負かしたとか負けたとかいう意味じゃないってこと。
これは何度も人に伝えるというトライをした結果、得られる経験によって養われる独自の感覚。
要は自分がコレ!と心に決めたお伝え案件に対し、相手がまずまずな反応か、はたまた自分がその内容に関し、このくらい伝われば今回は良しとしよう、というような自分目線の最終ラインに到達したかどうか。
どんな形で完了しようと、伝えた先にはある程度ゴールが存在する。
「この件は持ち帰ります」と言われたとしてもね^^
その結果に対し抱く感覚は、実はこれこそ千差万別。
オリジナリティーが問われる部分だし、これを元に共感する人と繋がった時の幸福感ほど報われた気分になることはない。
大袈裟かもしれないけど、人は誰かと共鳴する時、とんでもなく幸福な気持ちを体験する。これを知っているか、知らないかだけでも、その人の探究力に差がつくほどに。
一度その感覚を味わうと、そこに行きつきたいがために努力を惜しまなくなる。お伝えの醍醐味はこういった「勝ち方を知る」過程にもある。
共感の条件は十人十色
完全にピタリと当てはまるような共鳴・共感は存在しないと思った方がいい。
ある一点では共感率99%だけど、一歩でも違うと50%にまで下がる
そんな不安定な指標。
ただ、自分がこれが心地よい!最高!!と感じる条件というのは
生きる中で変わって行きこそすれ、そこまで大きく変わることはないと言われてる。これがいわゆる、持って生まれた性質。
そういった各人の違いが存在することを念頭においたお伝えというのは、どんな結果になっても受け入れるよ、という余裕が生まれ、相手に安心感を与える。
柔軟性のある勝ち負けの感覚というのを自己確立していけると、自然と言葉に深みが出てくるもの。
要所要所で相手を気遣うような一呼吸を入れたり、意見を促すような強弱をつけることもできるようになる。
学校で、社会で学びたいこと
義務教育というシステムの中で育った人も
フリースクールのような自由度が高い環境で育った人も
共通して養われる知識や感覚とは何か?
何が人を、伝え下手か伝え上手に分けていくのか?
これについては「伝え上手になるために必要な13のこと」で改めて書いたので読んでみて^^
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