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④東京から知床まで カブで行く10日間のバイク一人旅【2日目〜パート1】

皆さんこんにちは♪minneやcreemaでハンドメイド作品を販売しているRE:(アールイー)です。
今回は旅2日目(パート1)です。福島県から岩手県へ向かっていきます。

□この日記は道中に見えた風景やその時の心情を記載したものです。おすすめの観光スポットをご紹介する日記ではなく、臆病者な私が意を決して旅をした道中記です。読んで頂いた方の何かのきっかけになれば幸いです。

・今日の行程
7月11日午前6時少し前に目が覚めました。雨はやんで太陽が顔を出していました。快晴とはいかないものの良い天気です。キャンプをしていたのは他に1人だけだったので静かな朝です。よく眠れたのか疲労はなくコンディション良好、気持ちも前向きです。
今日は宮城県を抜け岩手県北上市にある「北上総合運動公園大堤公園キャンプ場」へ向かいます。走行距離230km、約5時間の行程です。キャンプ場は昨日調べていました。ここも無料で使用できる場所で雰囲気も良さそうです。昨日張ったテントは長さの違うポール(骨組み)を間違って使っていた事がわかり、今日はそのリベンジです。そんな事を考えながら身支度していきます。

今日の行程



・全てお見通し
午前7時30分前、テントなど全て撤収しバイクに積み込みます。出発する準備をしていると1匹の猫が近づいてきました。昨日もテントの近くまで寄ってきて甘い声でエサをねだってきました。おそらくキャンプ場に住みついてキャンプに来た人達からエサをもらって生活している様です。
「あげられる物は何もない」と言っても離れてくれません。しまいにはエンジンの下に寝転び、バイクを少しも動かせられない状態になりました。ここに寝たら動かせないと知っている感じです。なかなか出発することができません。ずっとは構っていられないので、多少強引ではありますが、猫をズラそうとしました。猫からしたら嫌だったのでしょう。爪を立て私の手を引っ掻いてきました。猫の爪ってとても鋭いんですね。手袋越しでも痛かったのを覚えています。そうこうしている内に「こいつはもう何もくれないやつだ」という感じで離れていきました。モヤモヤする気持ちを抱いたままキャンプ場をあとにしました。

全てお見通しの猫



・ただひたすら岩手県へ
岩手県へ向かう道中はあまり信号がなかったと思います。田んぼが広がる見通しの良い道を走ったり、ちょっとした山道を通ったりと、走りやすさもあって暑さ以外はとても快適でした。途中、何度か休憩を挟みながら宮城県もなんなく抜けていきます。

とある町の一つの風景



・久しぶりの‥
午後1時30分頃、あと10分程でキャンプ場に着く距離のところに自販機がありました。思わずバイクを停めて炭酸飲料を買いました。炭酸飲料が好きな私ですが出発する前もしばらく飲んでいなかった気がします。5時間以上の運転で仕事した感と、もう少しで到着するという安心感でいつもよりおいしく感じました。今日はだいぶ余裕があるのが自分でも分かります。「今日は早く、綺麗にテントを立てるぞー!」頭は昨日のリベンジのことでいっぱいです。気持ちも軽やかにキャンプ場へ再び走り出します。

・がーん
岩手県北上市
先ほどの場所から10分程走ったところに今日の目的地「北上総合運動公園大堤公園キャンプ場」がありました。グラウンドや体育館など、大きな施設がある敷地の隅っこにちょこんとキャンプ場がある様な感じです。学生をちらほら見かけたので、普段からここの施設を使っているのでしょうか、人の気配を多く感じます。
キャンプ場から1番近い駐車場にバイクを停めて、まずは下見しに行きました。ちょっと大きめの池に沿って歩きながら「写真で見た通り雰囲気良さそう!」私の期待も膨らむばかりです。20〜30m先にキャンプ場が見えてきました。ここから見た様子だとまだ誰もいません。「平日はやっぱり空いているのかなー」なんて思いながら進んで行くと敷地に貼り紙がありました。

【クマ出没中のため、しばらくの間閉鎖いたします】

「がーん」‥思わずそう呟きました。
私が今まで生活してきた範囲にクマなんて存在しません。故に私にとってクマというのはある種のファンタジー、おとぎの国の動物です。
まったくの想定外。他のキャンプ場は何も調べていません。
とにかく別のキャンプ場を探さなければ。ひとまずバイクまで戻ることに。

がーん💦



・「今日、めっちゃ雨っすよ?」
色々調べ、ここから40分〜50分行ったところにある「平塚・花巻交流の森(キャンプ場)」に変更することに。さっそく電話をかけキャンプしたい旨を伝えると「別にいいっすけど、今日めっちゃ雨っすよ?」ちょっとチャラめな雰囲気の男の人がそう話してきます。ここは雨降ってないけどそんなに?。雨が降ることに半信半疑になっていると「ブルーシートで屋根を作っているサイトがあるからそこ使ってもいいっすよ」との事なので、どちらにせよ泊まるほかありません。「今からそちらに向かいます」と伝え、私はチャラめのキャンプ場へバイクを走らせました。


【2日目 パート1】はここまでです。次回はパート2をお届けします。※2日目も少し長くなってしまったので分けさせてもらいました。
良ければまたご覧になってください。
最後までご覧頂きありがとうございました!次回もお楽しみに。

2023年8月2日記 RE:(アールイー)

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