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されど、これが現実

昨日、電車内で起こった出来事である。
これから出てくる登場人物は、似たような方ばかりになるので、とてもややこしいかもしれない。

私は電車に乗ると、ガラガラに空いている時以外は、立っている。それは どうでも良いのだが、昨日は優先席の前に立っていた(連結部横)

日曜日の午前中なのに割と混んでいて、ご年配の方(70代くらい)も座れない状況だった。そんな中、また新たに、今度は杖をつかれた70代くらいの女性が、乗って来られた。

すると、優先席に3名座られている真ん中の男性が(その方もご年配)、杖をつかれた女性に席を譲ろうとしたのだが、杖の女性と同じタイミングで乗ってきたメガネを掛けたご年配女性に遠慮し、杖の方はその女性に、お掛けになられますか?と尋ねた。

メガネの女性は、「いえ どうぞ」と杖の女性に座るようにさせた。恐縮しながら座る女性。すると、左隣りが10代の若い男性であるのを確認し、杖の女性はその男性に、「ちょっと席を譲ってくれない?」と言い(笑)、男性も「あ…はい」とすぐに立って、メガネの女性に席を譲った。杖の女性は「ごめんね」と、男性に伝えていた。

これは私の目の前で起こっていた優先席の出来事だが、私の背中側の優先席でも同時にこんな事が…

ある駅に着き、優先席の真ん中の席が空き、乗ってきた元気そうな年配女性が、その空いた席に素早く持っていた紙袋を置いた。
そして、何やら誰かに声を掛けている。外国の女性がご遠慮されていたが、そのうち2才くらいのその方のお子さんが座り、元気そうな年配女性にお礼を言っていた。

ここまでの色んなやり取りを見ていて、なんて優しい世界なんだろうと、急に感動が襲ってきて、電車に揺られながら涙を流し、わざわざハンカチを出して拭いたくらいだった(笑)
ちょっと気になったと言えば、若い男性に「席を譲ってくれない?」と伝えるのは、すごいなと(笑) すぐに譲ってくれる、あの男性もいい子だよな〜と思っていた。

だが、そんな幸せなふわぁ〜っとした気分も束の間、次の駅で、背中側の優先席で急展開の出来事が!

「え〜子ども? 子どもなんかに甘やかすのはよくない!」と、男性の大きな声がしたので振り返ると、メガネを掛けられた年配男性が、ご立腹になりながらゆっくり腰を掛けた。

どうやら 元気そうな年配女性が、新たに空いた席に、外国の女性のもう1人立っていた5才くらいのお子さんを座らせてあげたいと、メガネの年配男性に伝えたようだ。

それで、一瞬で不穏な空気になったあのセリフが、聞こえてきたのだ。
もっと言い方は無かったのかな?とも思ったが、これは何が正しいのだろうか…と考え始めた。

元気そうな女性が親切心でやろうとした事の気持ちはよくわかる。でも、他人に強要するのはおかしい話である。
もしかしたら、ご立腹になられた男性は体調がとても悪いかもしれない。

人はそれぞれ正しいと思うことは違うものだから、ここを勘違いしてはいけないよなと、自分も含め そう感じていた。

が、しかしメガネの男性のセリフは、私にとって嫌な感じしかしなかった為、早く降りたくて仕方なかった。
というか、周りを観察し過ぎーーー笑笑 暇か!

ややこしいこの長文をお読みくださり、ありがとうございました♫

by705 ˃̶͈̀ ꇴ ˂̶͈́


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