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2年ぶりにハルの森へ

昨日、メトロ電車バスを乗り継いでハルの森へ行ってきました。
昨年のブルーベルシーズンはロックダウンの真っ最中で行けなかったので、2年ぶりです。いつもは早起きして夜明け前に森に入るのですが、今回は夕景の写真を撮りたかったので、午後4時過ぎに森に入りました。

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↑ バス停から森の入り口までは、こんな田園風景の中を通っていきます。

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↑ 森の中の様子です。
例年4月20日前後には満開になるのですが、今年は4月の前半が極端に寒かったため開花が遅れたようで、昨日23日の時点でもまだ満開とは言えない状態でした。でも、そのおかげでブルーベルより先に咲くウッドアネモネやヒメリュウキンカが咲き残っていて、青一色ではないカラフルな花の絨毯を見ることができました。

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↑ ちなみに、どのぐらい例年と違っているかを比較するために、2年前の写真と並べてみました。
上が昨日(2021年4月23日)の午後の写真、下は2年前(2019年4月24日)の午前中に撮ったもの。光の加減やカメラ位置の違いはありますが、同じ場所です。なによりも木々の若葉の茂り具合が、一目瞭然で違っていますね。やはり今年は春が遅いようです。

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↑ 生い茂ったウッドアネモネの葉に埋もれていたシダのこごみ。これも、あと1週間か10日すると立場が逆転して、シダがウッドアネモネを覆い隠してしまうでしょう。

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わざと遅めに森に入ったので、しばらく歩き回っているうちに、日が西に傾いてきました。木々が谷の斜面に長い長い影を落として、とても美しい縞模様を描きます。そして、太陽の位置が低くなると、花も木々もふんわりと柔らかい金色の光をまとっているように見えて、逆光で撮影するのが楽しくなります。

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こうして写真を撮りながら、森の端から端まで歩き回っていたら、いつの間にか日暮れ時になっていました。

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木々の間から差し込む西日が、ブルーベルの花の上に放射状の光の道を描き出します。昨日の写真と同じ場所で、少し低めのポジションからの1枚。
この幻想的な日没を最後まで堪能したいのはやまやまですが、そうすると帰りのバスに間に合わなくなってしまいます。後ろ髪をひかれつつ、木々の梢に残照の残る森を後にしました。

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※昨日の帰宅後に1枚だけアップした写真を、真帆 沁 MAHOshin(文筆家)さんの記事内でご紹介いただきました。ありがとうございます。