「あれ、Kindle Unlimitedで読めるんだ?」と思った本20選

「Kindle Unlimited、いくら読み放題だからって、たいして興味のない本ばっかりだったら意味ないんだけど」という人が多いのではないかと思います。かくいうワタシもUnlimitedに並ぶ本の99%に興味がないタイプです。小説を読まないし、ビジネス書も美容本も自己啓発本もプログラミング本も興味がない。もっとサブカルチャーっぽい本をよこせ!と思いました。それで見つかった本の途中経過ですね。20選とタイトルにありますが嘘です。てきとうです。

※11日まで載せていた『ゲーム音楽史』という本は読み放題対象じゃなくなってしまったので削除しました。入れ替わりが起きると本の紹介がしづらいですね。

■書籍

奥和宏『ベルウッドの軌跡』
https://www.amazon.co.jp/dp/B018VB45GO
1972年、キングレコード内で三浦光紀が始めたフォーク/ロックのレーベル「ベルウッド」。後期はっぴいえんど、六文銭、高田渡、山平和彦、あがた森魚、友部正人などが在籍。三浦光紀の新規インタビューが収録されている点で貴重です。

安田理央『痴女の誕生 アダルトメディアは女性をどう描いてきたのか』
https://www.amazon.co.jp/dp/B01FHDKO4G
エロに関する評論家としてはトップランナーである著者の決定版的一冊。アダルトメディアの歴史を紐解き、「痴女」や「男の娘」などAVにおける流行の性癖が、我々の性生活に与えた影響はどんなものなのか。エロ画像などは収録されていません。

小澤匡行『東京スニーカー史』
https://www.amazon.co.jp/dp/B01EH3O3DU
『Boon』のライターだった著者が関係者からの証言を聞きつつ、スニーカーの歴史を描いていく。東京のユースカルチャーの見取り図が見えてくる。90年代エアマックスブームや2010年代ニューバランスブームを記憶してる人なら楽しめるでしょう。

見城徹『編集者という病い』
https://www.amazon.co.jp/dp/B00O8G3S92
角川書店でヒット作を作り幻冬舎を創業した有名編集者の、編集哲学に関する文章やインタビューを集めたもの。出版に関わる人間は誰もが気になる内容でしょうし、そしてこの本自体の編集はどうなんだ?と思うことでしょう。

大野茂『サンデーとマガジン~創刊と死闘の15年~』
https://www.amazon.co.jp/dp/B00NBGTUKG
『週刊少年ジャンプ』が創刊する前、日本の高度経済成長期を象徴する2大週刊マンガ誌『週刊少年サンデー』と『週刊少年マガジン』の物語。日本の現在の形のマンガ文化がどのように作られたか、これを読むことで楽しくなることでしょう。

滝田誠一郎『ビッグコミック創刊物語』
https://www.amazon.co.jp/dp/B00BWQLH7G
少年マンガ誌全盛の時代、劇画作家が多数参加し「青年マンガ」ジャンルを開拓したマンガ誌『ビッグコミック』の創刊に至るまでの物語。どんな雑誌でも創刊までの話はドラマがあって面白い。

落合陽一『魔法の世紀』
https://www.amazon.co.jp/dp/B0184BHSQU
人間とそれ以外という感覚ではなく、人間、自然、コンピュータがつながりあう自然観「デジタルネイチャー」を提唱する著者が、コンピュータやメディアアートの歴史を紐解くもの。ネット社会への警鐘を聞き飽きた人向け。

柴那典『初音ミクはなぜ世界を変えたのか?』
https://www.amazon.co.jp/dp/B00K9ZK7WC
『サード・サマー・オブ・ラブ(仮)』というタイトルの本が刊行予定になってるのを見て予約して、すっかり忘れた頃に家に初音ミクの本が届いた!と友人が驚いていたことで有名な(有名じゃない)、21世紀音楽史に初音ミクを位置づけるための本。

金田善裕『ネット・ボイス イン・ザ・シティ』
https://www.amazon.co.jp/dp/B00FQIAGMI
オリジナルは1997年。インターネットがフロンティアと呼ばれた時代の最後に出た、アメリカ西海岸のネット文化に飛び込んだドキュメンタリー。『WIRED』や『MONDO2000』が新雑誌だった頃、もはや失われたE-ZINE文化など、サブカルチャーとしてのインターネットが浮かび上がる充実の内容。

大泉実成『庵野秀明 スキゾ・エヴァンゲリオン』
https://www.amazon.co.jp/dp/B00NPWMDC8
竹熊健太郎『庵野秀明 パラノ・エヴァンゲリオン』

https://www.amazon.co.jp/dp/B00NPWMDD2
90年代エヴァ・ブームの中で出た庵野秀明とスタッフへのインタビュー集。『Quick Japan』誌上での大泉実成と竹熊健太郎による仕事の増ボリューム版。熱い!

■雑誌

『Amusement Life』1~20号
https://www.amazon.co.jp/dp/B00XOAQR7I
1983年に創刊されたアーケードゲーム専門誌。正規版なのか不明ですがスキャンされて20号まで電子版がリリースされている。当時のゲーセン事情を知る上で欠かせない資料ながら古書価格が高騰している代表的な雑誌なので、読みましょう。

『新宿プレイマップ』創刊号13号24号
https://www.amazon.co.jp/dp/B00RN8RH6W
https://www.amazon.co.jp/dp/B00RN8ROMO
本間健彦編集、1960年代末~1970年代初頭にかけて刊行されていた元祖タウン誌が3冊だけ電子化されている。新宿の商店街がスポンサーになり町をアピールするために創刊されたものの、ヌードスタジオやアングラなどを取り上げたことで超クレームが来たという、伝説の雑誌です。

『街から』第142号 2016年7月
https://www.amazon.co.jp/dp/B01IMUKJ3C
その本間健彦さんが現在編集している雑誌。「街」の声とは何かを知るといいでしょう。この雑誌、号によってUnlimitedに登録されてる号とされてない号があるので、何も見ずにクリックすると1 Click注文でいつのまにかお買い上げしてるかも。

『シックスサマナ』第25号
https://www.amazon.co.jp/dp/B01JJ5CUFE
あのネットアングラの元祖であるクーロン黒沢が現在編集している電子雑誌『シックスサマナ』は全号Unlimitedに登録されている。「ホントかよ……」と実話誌を読むような気持ちになりたい人、アジアのアングラ/裏街道を歩きたい人にはとってもオススメ。

『フリースタイル』32号
https://www.amazon.co.jp/dp/B01HEHQD4I
良質なカルチャーコラムマガジン『フリースタイル』はなぜか22号と32号だけUnlimitedでも配信されている。32号は鏡明×亀和田武の60年代ポップ対談が目玉。小西康陽インタビュー連載の22号ゲストは岸本英太郎(レコードショップ「JET SET」代表)、32号ゲストは鴨宮諒(元ピチカート・ファイヴ)。これだけでも読みたくなる人は多いでしょう。

■マンガ

荒井清和『べーしっ君 完全版』
https://www.amazon.co.jp/dp/B01IZXN9CE
80年代アスキー文化を象徴するマンガ家といえば荒井清和、桜玉吉、鈴木みそ。という人には嬉しい「べーしっ君」完全版。読めます。

まつもと泉『きまぐれオレンジ☆ロード』1~10巻
https://www.amazon.co.jp/dp/B009RFM0SY
80年代クラシック。え、これ全部読めんの!

江口寿史『「エイジ」コンプリート・エディション』
https://www.amazon.co.jp/dp/B01ICH9KHG
江口寿史『ストップ!!ひばりくん!コンプリート・エディション』
1~3巻
https://www.amazon.co.jp/dp/B01ID14CC4
江口寿史『すすめ!!パイレーツ 完全版』
1~8巻
https://www.amazon.co.jp/dp/B01IMJI868
80年代クラシック。え、これ全部読めんの!

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