通訳の仕事~倉庫システム編~
自己紹介欄にも記載のとおり、新入社員として入ったバーコードプリンターメーカーでは営業をやっていました。バーコードはよく目にするけど、どこでどう付けられているのか分からないという方も多いのではないでしょうか。私も同企業に入社するまでは全くよく分かっていませんでした。
ざっくりと説明すると、”もの”や”こと”のデータをデータベースに入力するお手伝いをする記号がバーコードと言えるのではないでしょうか。一番身近な例を挙げると、スーパーに買い物に行くと必ず最後には”ピッ”とバーコードを読み取っていますよね。あのシステムのことをPOS(point of sales)システムと呼び、あの作業によって商品売り上げを情報を把握、それに基づいて売り上げや在庫を管理しているのです。もし、バーコードがなかったらと考えてみてください。途方もない作業が発生しますよね。(というか、昔はそうだったかと思います。)IoTが叫ばれる世の中ですが、”もの”や”こと”がテクノロジーと正確につながるために欠かせないもの、それがバーコードなのです。
では、どんなバーコードをどのタイミングでつけるのか?正直、答えは企業さんによるとなってしまいます。というのも、自社の倉庫システムがどうなっているか、によるからです。
前置きが長くなりましたが、今年(2020)に入ったばかりの頃、ある倉庫システム商談の通訳に入ることになりました。通訳者として、営業時代の知識が役に立つということはその時が初めてだったのですが、1つよく知らない概念が出てきました。Put Wallという仕組みです。営業を辞めてから10年倉庫もいろいろ変わってて当たり前だよなと思いつつ、お客様に聞いてみると、このPut Wallという仕組みは日本ではあまり馴染みが無いけれど、出荷梱包の際にアメリカではよく取り入れられている手法とのこと。
このPut Wallの仕組みを使う場合、出荷しないといけない商品が、toteと呼ばれるボックスにバッチ単位、ロケーション単位で入れられて梱包場所まで運ばれてきます。(ecommerceなど大きな自動倉庫を使用する場合、人が必要な商品をそれぞれ取りに行くことは時間の無駄になるため、データのバッチ単位、ロケーション単位でものが流れる。)出荷するには、出荷先ごとにケースに詰める必要があるので、それを出荷先別に分けていきます。どこの出荷先にどれを入れるか、ということを目視で確認していると時間のロスと間違いが発生するため、商品のバーコードをスキャンすると、システムがここだよと該当する棚のランプを点灯させるという仕組み。棚の両サイドに別々の人がいて、「どんどん棚に置いていく人」と「どんどんケースにつめて流していく人」がいる。言葉ではうまく説明できないのでぜひこちらをご確認ください⇩⇩⇩⇩⇩
https://www.youtube.com/watch?v=NToQfX3NseQ
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