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リーバイスのパッチの読み方

今日は先日書いた様に
小ネタで書こうと思っています。

第1回はリーバイスのパッチの読み方についてです。
腰の右側についている
紙だったり革だったりするやつです。
馬二頭でジーンズを引っ張っている絵で
ツーホースって呼ばれてたりします。
現在もリーバイスのジーンズには
このマークがついていると思います。

このマークの意味は割とジーンズ好きの間では
常識と言うか散々擦られたネタだと思います。
書いている人も沢山いると思いますが、
パッチ自体を意外とじっくり見た事が無いとか
店頭で上から順番に見て行くと、
これってこんな意味だったんだとか
色々楽しんでもらえる事もあったので
今日はそれを見ていただこうと思います。

TOP画像の物はヴィンテージの物ですが、
年代が変わると画風が変わったりします。
こちらが現代のバージョンなのですが、
上から見ていきましょう。

リーバイス501のパッチ

上にからLEVI STRAUSS&CO.
これは会社名です。

真ん中の所にあるSAN FRANCISCO CAL.は
サンフランシスコ カリフォルニア
リーバイスの本社、創業の地です。

次はリーバイスの象徴みたいな物の
アーキュエット状のリボンに書かれている
ORIGINAL RIVETED ですが、
元々リーバイスがジーンズで取った特許が
リベットによって補強されたズボンなので
リベットこそが肝になります。
元々はこの特許が切れる際に
他社の差別化、アピールとして
このツーホースマークが作られたとか。
意外と色々な所に書かれているフレーズです。

次のQUALITY CLOTHINGは
高クオリティの服である事を
アピールしています。

そしてツーホースですね。
馬二頭でジーンズを引っ張っている絵ですが、
これは馬二頭で引っ張っても破れないと言う
頑丈さを表しています。
その右側の馬の右にXXとありますが、
Extra Exceed(エクストラ・エクシード)
これは布の特徴というか品質で
最高品質&とても丈夫であると言う意味です。
昔は501XX等と品番の後に書かれていた事も
ありました。

その下PATENTED MAY 20 1873は
1873年5月20日特許取得済みという事です。

ついでに印刷の部分にいきます。
501®︎は品番ですね。
モデルが変わるとここの数字が変わります。
502だったり、505だったり503だったりします。
ちなみに®︎マークがつくのは501®︎のみで
他の品番や他のメーカーだと付きません。
聞いた話では501®︎だけ特別で
数字3桁で商標登録は難しいんだとか、
確かに見た事はないです。

それから右にいってW29 L34は
ウエストが29インチでお腹周りの大きさ
レングス34インチと丈の長さですね。
これも商品個別で数字はそれぞれ変わります。
数字が大きくなるとサイズは大きくなります。
1インチは2.54センチです。

小さなパッチですが、
ここまでの意味や歴史等が込められています。
いかがでしたでしょうか?
また別アプローチの話など
色々書いてみて反響が良かった物の
比率を上げていこう等と思っています。

ただ、ここまで書いておいてなんですが、
最近は全然リーバイスはやれていません。
予めご了承ください。

修理の方はやっぱりリーバイスが多いですね。
今度機会があれば修理の見本みたいな記事も
色々あげる予定です。
ジーンズの事で困っている方は
お気軽にご相談ください。


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