WPF Puzzle GP 2023 ラウンド4 ルール和訳
2023年ラウンド4です。
イベントの参加方法など、パズルのルール以外の基本的なことは↓を参照してください。
多くのパズルは過去のGPシリーズでも出題されています。↓は2019年の一覧です。パズルの種類の解説などもありますので、参考になるかもしれません。
開催期間など
WPF Puzzle GP R4.スイス(Esther Naef, Markus Roth)
2023年4月28日(金) 20:00:00 ~5月2日(火) 7:59:59
制限時間:90分
終了ぎりぎりに参加する場合、たとえ制限時間内であっても、終了時刻以降の送信は認められないので注意してください。
パズルのルール
ラウンド4は全19問。前回にも増して渋いラインナップです。
1. Arithmetic Square (17, 11)
タテヨコ各列の式が成り立つように、すべての□にひとつずつ数を入れます。
□には、1~9が1回ずつ入ります。
計算は左から右、上から下の順に行い、掛け算・割り算の優先は行いません。
[Answer Key] 指定された列の□に入る数を左から右に入力します。
例題では978, 624, 531
3. Word Search (Remaining Path) (46)
指定されたすべての言葉を盤面から1回ずつ探し、使われなかった文字のいくつかを通る線を引きます。
言葉は、タテヨコナナメの8方向に探します。複数の言葉で1つの文字を使用することもあります。
線は盤面の一番上のどれかの文字からスタートし、タテヨコナナメに使われていない文字だけを通って、盤面の一番下のどれかの文字に最短距離でたどりつくようにします。条件を満たす線の引き方が複数ある場合は、いずれも正解とします。
[Answer Key] 盤面上から下まで通る文字を順番に入力します。例題ではRTXITTまたはETXITT
※ルール文で複数解を許容するパズルは珍しいですね。例題では1マス目の分岐で3解ありますが、2パターンで通る文字の種類が同じため、解答例は2種類になっています。
※例題では表現されていませんが、ルール文を読む限り下から上にUターンするようなルートの可能性もあるようです。ただし最短距離条件により、どこかに寄り道をして、一度通った文字に戻るようなルートは否定されます。
4-5. Shikaku / 四角に切れ (12,23)
点線に沿って、盤面をいくつかのブロックに分割します。
ブロックは全て正方形か長方形になります。
ブロックには、数のマスがちょうど1つずつ入るようにします。数は、それが入るブロックのマス数を表します。
[Answer Key] 灰色の点で指定されたマスが入るブロックのマス数を左から順に入力します。10以上の場合は1の位のみを使用します。例題では086627
6-7. Infection / 数コロ (22, 43)
いくつかの空いているマスに、1~4のどれか1つを書き込みます。×のマスに数は入りません。
マスの中の数は、そのマスとタテヨコに接するマスのうち、数が入るマスの数を表します。
同じ数はタテヨコに接しません。数が入るマスはタテヨコにひとつながりになります。
[Answer Key] 指定された列に入る数を左から右に入力します。数の入らないマスではXを入力します。例題では1XXXX, X2X23
8-9. Cave / バッグ (35, 51)
いくつかのマスを黒くぬり、残された白マスがタテヨコにひとつながりになるようにします。
白マスに囲まれた黒マスができてはいけません。すなわち、どの黒マスも、タテヨコに黒マスだけをたどって外枠につながるようにします。
数字は、そのマスから上下左右の4方向で黒マスまたは盤面の外までの間にある白マスの個数を表します。個数には、その数字のあるマスも含みます。
数字のマスは白マスになります。
[Answer Key] 指定された列で、白マスはOを黒マスはXを入力します。OX以外の任意の2種類の文字でもかまいません。例題ではOOXOO, XOOOO
10-11. Starry Sky (One or More) (48, 70)
いくつかの空いているマスに星を配置します。ひとつのマスに 2つ以上の星を配置することはできません。
すべての矢印の先には少なくとも1つ以上の星があり、また、どの矢印にも指されていない星もありません。
盤面の外の数は、その列に入る星の数を表します。
[Answer Key] 指定された列で、左から順に星が入るマスはOを、入らないマスはXを入力します。OX以外の任意の2種類の文字でもかまいません。例題ではXXXXX, XOXXO
※あまりペンシルパズルっぽくないルールですが、それなりに難しい問題もあり、油断できないパズルです。Star Battleと異なり、星の接触は可能です。
※ルール2から、どの矢印にも指されていないマスは×になります。×を洗い出していくと盤面の外の数字で列内の残りマスに星が一気に入り……というのが基本的な流れですね。
12-13. Myopia (56, 81)
タテヨコに点をつないで線を引き、盤面を一周するひとつのループを作ります。ループは交差や接触、枝分かれをしません。
矢印はそのマスから上下左右の4方向のうち、もっとも近くで線が引かれている方向をすべて指します。
[Answer Key] 指定された列で左から順に、ループの中のマスはOを、ループの外のマスはXを入力します。例題ではOOOXOO, XXOOOO
14-15. Pills (29, 35)
盤面内に1x3の大きさのカプセルをいくつか配置します。カプセルはタテまたはヨコに置けますが、カプセルどうしが重なることはありません。
カプセルの中に入る●の数をそのカプセルの「値」とします。盤面内にあるすべてのカプセルの値は、盤面の右に与えられています。
盤面の外の数は、その列でカプセルに入る●の数の合計を表します。
[Answer Key] 指定された列で左から右に、そのマスに置かれたカプセルの値を入力します。カプセルのないマスでは0を、10以上では1の位を使用します。例題では90000333, 92111888
※解答入力時のカウントミスには注意したいですね。
16-17. Star Myopia (25, 40)
いくつかの空いているマスに星を配置し、タテヨコの各列に星が 2つずつ入るようにします。
ひとつのマスに 2つ以上の星を配置することはできません。
星の入るマスどうしはタテヨコナナメに接しません。
矢印は、そのマスから上下左右の4方向を見たとき、最も近くに星がある向きすべてを表します。矢印のマスに星はありません。
[Answer Key] 上から順に、各ヨコ列で左側の星の位置を、盤面上にある列数で答えます。例題では1535246261
18-19. Pentomino Division (Internal Star) (35, 43)
点線に沿って線を引き、盤面を5マスずつのブロックに分割します。盤面に最初から引かれている実線は、ブロックの境界線になります。
回転または反転して同じ形になるブロックが2つ以上できてはいけません。
すべてのブロックには星のマスが1つずつ入ります。星のマスがブロックの端点(3方向を壁に囲まれたマス)になることはありません。
[Answer Key] 指定された列で、各マスが入るブロックの形に対応するアルファベットを入力します。例題ではZYFFF, PPWWL
※セット系のペントミノ分割なので、最大サイズは60マスになります。このタイプは、ほとんど真っ白な問題でもペントミノ条件だけで唯一解にできてしまうのが怖い。今回は配点と星ヒントの存在から、そこまでひどいことにはならないと思いますが。
以上です。
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